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公式ブログ 2016年の全記事

こちらのページでは,浦和法律事務所公式ブログの過去記事の中から,「2017年」の記事(コラム)だけを続けて読めるように,日付け順で全文掲載しております(一番上が一番新しい記事になります)。

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なお,2015年5月以前に掲載された過去のコラムは,こちらの 浦和法律事務所の(旧)ブログのページ からご覧いただけます。



灯台もと暗し

 弁護士 水口匠

 

 

先日,コンビニエンスストアに立ち寄った際,たまたま見つけた「行ってみたい100の名城」という本を買ってみました(特にお城に興味があるわけでもないのですが)。

 

自宅に戻り,パラパラとページをめくりながら,「100」のうち,行ったことがあるのはたったの8城だけかー」などと思っていると,そのうちの1つに私の母校がある川越城が紹介されていました。

小さな感動と,地元にいながらも,天守閣がないこともあり,行ったことがなかったという事実に恥ずかしさを覚えながら,紹介文を読んでみました。

 

紹介文には,川越城は,かの有名な太田道灌らが築城したこと,徳川家康をはじめ,幕府が江戸の背後の守備の拠点として重視し,有力な諸侯を配置されていたことなどが書かれており,ここでも歴史ある川越に感動を覚えながらも,我が地元のことを何も知らなかった自分の無知さに恥ずかしさを覚えることになりました。

 

また,川越城の近くにある三芳野神社という神社は,その参道が童謡「通りゃんせ」の舞台にもなったという歴史ある神社だという豆知識も手に入れました。

 

近々,川越城と三芳野神社を見学し,ついでに,昔散々通った川越の街を,久しぶりに巡ってみようと思います。

 

ちなみに,この本はスタンプブックも付いていて,城を巡ったときには,所定の箇所にスタンプを押すことができるようになっているので,これを集めるのも楽しそうです。

ただ,すべてを集めるためには,北海道から沖縄まで巡らなければいけませんが。

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経済学

弁護士 河原崎 友太

 

昨年くらいから,しばしば経済学の本を手に取っては,眺めている。

そう,文字通り,「眺めている」のである。

 

もちろん,最初は「読む」つもりで手に取り,ページをめくるわけであるが,数ページ進めば,もう「眺めている」だけの状態に移行する。

時として,15分くらい同じページをぼけーっと眺め続ける。何も考えず。

そして,そっと本を閉じる。

 

そもそも数式の存在がアレルギー反応を引き起こす。

 

⊿(デルタ)って何だっけ?

登場するアルファベット多すぎない?

 

その上,勝手に式を変換して,「この式を変換するとこうなります。」みたいなことが当たり前のように書いてある。

 

変換の過程わぃ!

 

と,思わず,突っ込むが,誰も回答をくれない。

 

この変換の過程って理解しなくても良いんですかね?

もちろん,方程式だから,一応は分かりますよ。両辺に同じ数字を掛けてとかやってみれば(合ってるかな?)。

ただ,中学からずいぶんと時間が経過してますからね。

一応は,親切心で書いておいてくれないと。

 

それか,変換後の「ほら,さっきの数式とイコールですね」的なところだけ覚えれば足りるんですかね?

 

挫折を繰り返し,もうそろそろ1年近く。

さて,今年こそは,マクロ経済学だけでも読了できるか!?

 

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夏休み

弁護士 柳沢里美

 

 

全国的に学校はもうすっかり夏休みに入っているようで,街では日中でも子どもや学生たちの姿をよく見かけます。

夏休みの子どもたちを対象に,近所の公園で「ラジオ体操をやります」というお知らせもありました。

夏休みのラジオ体操と言えば,子どものころの夏休み定番の思い出なのでしょうが,私はラジオ体操の記憶がうっすらとしかありません。

昔から早起きが苦手だったので,ラジオ体操にはあまり行っていなかったのでしょう。

 

子どものころ,毎年,たっぷりあると思って始まる夏休みは,あっという間に終わってしまいました。

当時は長いと思っていた夏休みですが,私の地元(長野県)の夏休みは,他の地域と比べると,とても短かったようです。

その代わり,年末年始の冬休みの他に,「寒中休み(2月ころ)」や「お手伝い休み(秋ころ)」という他の地域にはない特別な休みがありました。

私は,たとえ短くても頻繁に休みがあった方が嬉しかったので,地元の休業制度は気に入っていました。

ただ,休みの度に出される宿題は憂鬱でしたが。

 

裁判所も夏期休廷(夏休み)の時期です。

裁判所は,裁判所全体としての夏休みはないようですが,裁判所内の部署毎に夏期休廷が設けられているようです。

裁判所の夏期休廷は,結構長期なので,そのせいで次の裁判の期日が先になってしまうことがよくあります。

当事務所も,事務所としての夏休みはありませんが,弁護士が各自休みをとらせてもらうことはあります。

弁護士は,自分で自由に休みをとることができますが,いくつも案件を抱えているとなかなかそうはいきません。

寒中休みやお手伝い休みまでとることは難しいです。

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学校の夏休みが10日間!?

弁護士 守重 典子

 

今年も夏休みの季節がやってきました!

毎年この時期になると,帰宅途中の電車のなかで,某夢の国で楽しんだ後と思われる,ポップコーンケースを首からかけた学生さんや家族連れを見かけるたび,「私もミッキー会いたい・・・」と心の中でつぶやくのが恒例となっています。

 

他方で夏休みといえば,ドッサリ積まれる夏休みの宿題もお決まりですね。

私は読書は好きだったので,読書感想文は7月中にさっさと終わらせる一方,自由研究とか,模造紙を使ったりする大掛かりなものはめんどくさくて後回しにし,結局,夏休み後半に半泣きで両親に手伝ってもらっていたような苦い思い出が残っています。

 

 

そんな夏休みですが,今,小中学校の夏休みを10日間に短縮する「夏休み10日間計画」が立ち上がっているのです。

(・・・・なんか子どもからのブーイングの声が聞こえる)

 

これは静岡県の吉田町で今議論されている計画です。

同町の計画によれば,夏休みの短縮等によって,年間授業日数をこれまでより増やすとともに,1日の授業時間を短縮する方針とのこと。

 

「なんでそんな(子どもにとって)鬼のような計画を!?」という印象をもちますが,この計画は,今,社会問題にもなっている学校の先生の長時間労働の解消を目的とする計画なのです。

 

 

文部科学省が公表した,昨年度の教員勤務実態調査結果によると,小学校では33.5%,中学校では57.6%の先生が,週に60時間以上勤務し,(週の法定労働時間は40時間なので)20時間以上の残業をしているという実態が明らかとなりました。

 

現在,業務と過労死の原因となる疾病の発症との関連性が強いと判断される基準として,

「過労死等の原因となる疾病の発症前1ヶ月間に月100時間超の時間外労働があった場合,または,発症前2ヶ月~6ヶ月の月平均で80時間超の時間外労働があった場合」

というものがあります。(いわゆる「過労死ライン」)

 

このことも考えると,調査結果で明らかとなった数値は,学校の先生がかなり過酷な勤務状況におかれていることが分かります。

 

「夏休み10日間計画」は,授業日数を増やすとともに,1日の授業時間を減らすことで,授業以外の準備作業に携わる時間を増やし,学校の先生の残業時間を減らすことを目指そうとする計画なのです。

 

 

確かに,学校の先生の残業時間については対処する必要性はありますが,一方で「夏休みを10日間にしてしまうのは子どもに酷すぎる」という意見も分からなくもないところです・・・。

 

夏休みという長いお休みが取れるのは小中高の間だけで,その期間にしか体験できないこともあるだろうし・・・。

遠方におじぃちゃん,おばぁちゃんがいるご家庭では,夏休みはお孫さんに会える貴重な機会だろうし・・・。

 

いろいろ考えると,何とも悩ましい問題です。

「夏休み10日間計画」が全国に広まるものとなるかは分かりませんが,学校の先生の残業時間の減少に向けた有効策となるのか,今後の行方が気になるところです。

 

では,コラムをご覧の方も,熱中症に気をつけて良い夏休みの思い出をつくってください♪

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『爆弾散華』を観てきました

      弁護士 鈴木幸子

 

 

川端龍子という画家の没後50年を記念する特別展に行って来ました。以前にある企画展でその画家の鶴を描いた作品が印象に残っていたところ,今回の特別展のポスターに掲載されていた作品(後に『爆弾散華』という代表作と知りました。)に魅かれたのです。

 

『爆弾散華』は,2mを超える想像していたよりも大きな作品でした。終戦三日前に画家の自宅に爆弾が落下した体験を踏まえ,飛び散る庭の花々や野菜が鮮やかな色彩で,また爆弾の破片や閃光が大小さまざまな金箔を散らして描かれています(そういう絵だったんだ。)。

炎は描けなかったと言いますが,かえって鮮烈です。画家は戦争で子息も亡くしているのだそうです。

終戦後未だまもない昭和25年には,金閣寺が放火により焼失したニュースを知るや,『金閣寺炎上』を製作します。こちらは,燃え盛る炎を描き,細かい金箔で火の粉を表現しています。対照的な魅力を感じます。

さらに,「生きとし生けるもの」のありのままの姿(生命の輝き)を,濃紺の地に金やプラチナの泥を使用して(写経の技法だそうです。)その濃淡で表現している『草の実』や『請雨曼荼羅』『龍巻』などの作品群。

『鳴門』など,大画面に描く迫力に満ちたスケールの大きな作品がこの画家の一つの魅力とされていますが,私は,どちらかというと,熱心な仏教徒としての美意識をうかがわせる上記のような作品に魅かれました。

 

特別展は山種美術館で開催中ですが,この美術館の画集は持ち帰りやすいコンパクトサイズながらとても充実しているのがうれしいです。

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AI(人工知能)は裁判を変えるか

弁護士 沼尻 隆一

 

 

AI(人口知能)についての議論が,最近どこでも盛んです。

私の中では史上ベストスリーに入る傑作だと思っている佐藤史生さんの「ワン・ゼロ」という今から30年以上前に描かれた漫画で,一種のマッドサイエンチスト?である童門教授が人間の意識・無意識を探索する「捜神プロジェクト」の実行の為に開発した「マニアック」という「自己推論・学習型」コンピューター(つまりAI)が,あることをきっかけに「覚醒」し,自己意識を持つようになる場面があります。

漫画の登場人物の一人は,そのように自己意識を持つようになった「マニアック」を評して,既にそれは「生きる意志と目的を持った力(エネルギー)」すなわち「生き物」だと言いました。

 

新聞や雑誌によれば,医師や弁護士,会計士などといった高度な専門職の仕事も,いずれ「AI」に取って代わられる可能性が高いそうです。なにせAIの「IQ」は人間のそれをはるかに凌駕していますから,むしろ,そのような高度な知的能力・論理的思考力を要求される仕事ほど,「AIに取って代わられやすい」傾向があるのではないかと思います。

また,AIが自動運転している車が,前方の状況に応じて,事故回避のために,高度な倫理的・責任的判断を要求されるような場面も出てきそうです。(倫理学上,いわゆる「トロリーバス問題」とか,「トロッコ問題」とか言われる問題があり,ある事故結果を回避するためには別の人命等を犠牲にしなければならないような場面でどう行動するか,瞬時に極めて重大な責任判断を要求される場面があります。)

 

このような場合に備えて,AIにも人間や会社と同じような「法人格」と「責任能力」を持たせようという議論も既になされています。

そして,将来的には,もしかしたら,「AI裁判官」が出現して,「人が人を裁く」のではなく「AIが人を裁く」(あるいは,「AI」が「AI」を裁く?)といったことが,現実となるかも知れません。

 

そうなってくると,例えば刑事裁判においては,人間以上に精密な事実認定と深遠な責任判断がなされる結果,有罪とされるために必要な「合理的な疑いを容れる余地のない」立証のハードルが高くなるかも知れませんし,逆に,量刑については人間以上に厳しいかも知れません。

 

果たして,「AI裁判官」は出現するでしょうか。また,AIは裁判の世界をも変えるのでしょうか。

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続・おみそ

事務局M

 

前回,ここ数年みそを手作りしていることをお伝えしました。

実は今年・・・あまみそも作っていました。

 

事務局K先輩と事務局Y先輩と,仕事後に仕込みました。

豆は前日から水に浸けて。

事務所にある冷蔵庫の大半のスペースを占領しました。

 

事務所近くの公民館をお借りして作業をしました。

事前情報だと,圧力鍋は置いていないということでしたので,

Y先輩にご自宅からお持ち頂いていたのですが,

なんと!10個近く圧力鍋がありました!

驚きの設備です!

 

1人1つ鍋が使えたので,作業は思ったよりもスムーズに進みました。

1人1キロ~2キロずつの仕込みでしたので,

翌日,筋肉痛に見舞われることもなかったです。

 

先日,床下から冷蔵庫へとみそ移動を行った際に,

いつも作っているみそと食べ比べをしてみましたが,

なんとびっくり!全然お味が違いました。

いつも作っているみそも,さすが手作り!甘くて美味しいのですが,

それをさらに超える甘さ!

みそだけでも食べられます。

 

来年以降もあまみそを作りたくなってしまいました。

おすすめです。

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弁護士 岡田宜智

 

少し前に旅好きの友人から世界の絶景集なる本をいただきました。

世界の様々な美しい風景とともに,心に刺さる有名な詩が載っているオシャレなやつです。

貰った直後はパラパラながめていましたが,それ以後はとんと開かず,危うく本棚の肥やしになりかけていました。

しかし,ひょんなことから,ここのところ再び読み返すようになり,ふと「道」というタイトルの詩が目に止まりました。

 

此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ

危ぶめば 道はなし

ふみ出せば その一足が 道となる その一足が 道である

わからなくても 歩いて行け 行けば わかるよ

 

ついつい1,2,3,ダーッと言いたくなりますが,作者のところを見ると,「清沢哲夫(宗教家・哲学者)」との表記があり,私が想定していたのとは違うお名前がありました。

 

私が知っている一節となんかちょっと違うとは思ったのですが(特に最後の部分とか),元ネタがあったんですね。

初めて知りました。

お恥ずかしい限りです。

ただ,「迷わず行けよ 行けば分かるさ」の方がしっくりきてしまうのは私だけではないのではないでしょうか。

 

いずれにせよ,特段プロレスファンではない私にもこの詩はとても心に響きます。

仕事上,困難な事案に直面し,何をどうしたらいいか分からないという局面は少なからずあります。

もっとも,弁護士に限らず,どの仕事でもおそらく同じだと思います。

危ぶんで足踏みしていては,何も成長できませんよね。

 

気づけばもう7月です。

早くも今年の半分が過ぎ去りました。

年々月日が経つのが早くなっている気がしています。

 

果たして今年の私は去年の今頃と比べて成長できているのだろうか。

歩いてきたところに道はできているのだろうか。

 

危ぶむなかれ。

今年も残すところあと半年,迷わず頑張って行きたいと思っています。

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星に願いを

事務局Y

 

梅雨入りのニュースは耳にしたものの,雨があまり降らない・・・

そうこうしているうちに最高気温は30度を超え,熱中症予防が呼びかけられるようになり・・・

 

気付けばもう7月です。一年の半分が過ぎました。

 

そして,7月7日は七夕です。

 

織姫(こと座のベガ)と,彦星(わし座のアルタイル)が,雨が降っても年に一度はちゃんと会えるのか・・・

子どものころは随分と気を揉んでいたように思います。

 

「短冊に願い事を書いて笹に飾る」ことも,オトナになるとあまり機会がなくなりました。

 

今気になるのは,駅やショッピングモールなどで見かけるあの笹飾りたちが,最終的にどこに行き着くのか,ということ。

さすがに「川に流す」はNGなんですよね?!

 

 

そんな7月7日。

今年は,国連の核兵器禁止条約(Nuclear Weapons Convention)の第2回交渉会議の最終日でもあります。

 

核兵器を持たない国々の提案ではじまったこの交渉ですが,結局,核保有国や,被爆国の日本は交渉に参加しないまま,条約は採択される予定のようです。

 

その前文には「核兵器使用の被害者(ヒバクシャ)の受け入れ難い苦しみと被害に留意する」との文言が明記され,禁止事項には「核兵器を使用すると威嚇すること」も加えられる見込みです。

 

「核兵器のない世界」の実現はどれだけ近づくでしょうか。

 

今年も星に願います。

世界が平和になりますように。

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慰霊の日

 

弁護士 水口匠

 

6月23日は,沖縄にとって特別な日,「慰霊の日」です。

この日,旧日本軍の沖縄における組織的戦闘が終結したことに由来するようで,沖縄では休日となっています。

 

私が初めて戦争の生々しい傷跡を目にしたのは,小学校3年生のとき,母に連れられて沖縄旅行に行ったときでした。

旅行といっても華やかなものではなく,当時,母が努めていた職場の研修旅行に私も連れられていったもので,戦争跡地の視察が主だったと記憶しています。

ひめゆりの塔,万歳クリフ,防空壕などを見て,基地近くでアメリカ軍戦闘機の爆音も聞きました(ハブ対マングースを見たり,ニシキヘビを首に巻いたり,グラスボートに乗ったりもしましたが)。

 

特に防空壕では,壕内に残っていた多くの人骨やそこで聴いた戦争体験者の体験談の内容が,今でも恐怖体験として鮮明に記憶に残っています。

 

時が経ち,すっかり沖縄の海の虜になった今も,望むと望まざるとに関わらず,沖縄に行けば戦争の傷跡を目にします。

沖縄にとって,戦争が決して遠い過去の記憶ではないことを痛感させられます。

 

たった72年前に,沖縄だけで20万人あまりもの人が亡くなった日本史上最悪の過ち。

そして,これを教訓に,再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意した日本が,その決意を忘れることがないよう,願うばかりです。

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クレイジージャーニー

弁護士 河原﨑友太

 

 

TBSの木曜深夜の『クレイジージャーニー』という番組が大好きで毎週録画して観ています。

 

各業界(特にニッチな業界)で一線級の人たちにスポットライトをあてて,一般の人が知らない『クレイジー』な世界を掘り下げていくような番組で,毎回,ドキドキ,ワクワク,時にはゾクゾクしながら見入ってしまいます。

 

私にとって衝撃だった回は,『洞窟探検家』の吉田勝次さんの回。

肩書きのとおり,世界中にある洞窟を探検するわけですが,一般的にイメージするであろう洞窟からは程遠い。

洞窟を進んだ先に水があれば,当然のようにボンベを取り出し水中を潜ってみたり,時には真っ暗な水中を素潜りで進み,酸素を確保できる場所を(私に言わせれば一か八か)探してみたり。それはもう終始ゾクゾクが止まらないです。

極めつけは身体一つが入るかどうかという穴を,身体をひねりながらも何の抵抗もなくズンズン進んでいく吉田さんの姿ですね。

閉所恐怖症の私からすれば,戻れない恐怖で到底進めないです。

常軌を逸していて,まさに『クレイジー』です。

 

そして,吉田さんがヘルメットを取っても進めないところで断念する愛嬌が最高ですね。

 

吉田さんに限らず,この番組に出てくるクレイジージャーニーたちは,自分とは真逆の人ばかり。

虫を食べる人がいたり,崖から飛び降りる人がいたり,トカゲを追いかけたり…。

「自分には到底できないなー。」と思いながらも,その世界で突き抜けているクレイジージャーニーたちに憧れの気持ちが溢れ出て止まらないです。

 

ということで,皆さん是非!!

 

おススメは,アメトークの途中でクレイジージャーニーへ行き,クレイジージャーニー終わりでアメトーク(録画)を中座したところからという流れですかね。

 

木曜夜はテレビ前でぐーたらするに限ります。

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お酒値上げ

弁護士 柳沢里美

 

 

お酒の販売に新たな規制がかかりました。

昨年成立した酒税法及び酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律により,次のような基準が設けられました。

 

(公正な取引の基準)

酒類業者は,次のいずれにも該当する行為を行ってはいけません。

(1)正当な理由なく,酒類を総販売原価(売上原価+販売費・一般管理費)を下回る価格で継続して販売すること

(2)自己又は他の酒類業者の酒類業者の酒類事業に相当程度影響を及ぼすおそれがある取引をすること

 

これまではスーパーやディスカウントショップなどで,お酒が原価割れの金額で安く販売されていることがありました。

しかし,今年の6月以降はこれが禁止されたのです。

私が6月に入ってからいつも買い物しているスーパーでお酒を購入したときは,少しだけですがすでに値上げされていました。

今後,さらに値上げされるかもしれません。

 

消費者の多くは,お酒を安く販売しているスーパーなどで購入します。

そのため,街の酒屋さんなどの販売店の経営は苦しくなり,その数はどんどん減ってしまいました。

今回の規制は,そのような販売店を守ることに狙いがあるようです。

しかし,スーパーなどの利便性は価格だけではないので,今回の規制で果たして消費者が街の酒屋さんに流れるのかは疑問です。

 

何にしても値上げは消費者にとって困ります。

晩酌習慣のある者にとって,お酒の値上げによる打撃は小さくありません。

これを機にお酒を控える人も増えるのではないでしょうか。

私も,…検討しようと思います。

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ソーダブレッド

事務局I

 

「ソーダブレッド」をご存知ですか?

アイルランドの伝統的なパンです。

最近知ってハマっています。

 

ざっくりとした食感で,ミルクの素朴な味わいです。

スコーンに近い感じ。

 

バター不要,発酵不要,コネ不要。

ボールひとつで作れて,とっても簡単です。

材料もシンプルで,所要時間は約30分!

 

〔材料〕

 ●小麦粉 100g

 ●ベーキングパウダー 小さじ1

 ●砂糖        大さじ1

 ●ヨーグルト     50㏄

 

〔作り方〕

 1 材料をすべて混ぜて,ひとまとめにする。

 2 包丁で十字に切り込みを入れて,粉をふりかける。

 3 180度に予熱したオーブンで20分焼く。

 

これだけです。

バターやジャム,ハチミツ,クリームチーズ,何にでも合いますよ。

焼き立てが最高に美味しいです!

 

ドライフルーツなどを混ぜてもいいですね。

アレンジが楽しめるのも魅力です。

 

お食事にもおやつにもなりますので,ぜひぜひお試しください♪

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司法試験

弁護士 守重典子

 

桜の季節も終わり,ゴールデンウィークも終わり,少し蒸し暑い日もあるものの,さわやかで過ごしやすい季節になってきましたね。

 

しかし,この時期は弁護士・検察官・裁判官を目指す人たちにとっては,少し憂鬱な季節なのです。

というのも,毎年5月,母の日の翌週頃に司法試験がおこなわれるからです。

試験の直前期のため,お花見,ゴールデンウィーク,母の日等で世間がにぎわっているのを横目で見ながら,追い込みの勉強に励む人が多いのです。

 

 

司法試験は中1日の休みがありますが,合計4日間でおこなわれます。

今年も5月17日・18日・20日・21日に試験がおこなわれました。

受験した方は大変お疲れさまでした。

 

 

私の友人も今年,試験を受験し,先日久しぶりに一緒にご飯を食べながらいろいろ話すことができました。

 

友人の話によると,私が受験したときにはおよそ1万人近くいた受験生も,今年は5,6000人ほどしかいないとのことで,結構な数あった受験会場も,数が減り縮小したようです。

最終合格者も3年くらい前には2000人ほどいたのが,今年はおそらく1500人をきるのではないかとのことでした。

 

司法制度改革の当初に,「年間3000人合格」を目標にしていたのが嘘みたいだなと改めて感じました。

 

司法試験受験者の減少によって,法科大学院(ロースクール)という,司法試験を受験する前に2年ないし3年間勉強する大学院も,年々,入学者の募集を停止し,廃校となるところが増えています。

 

法曹人口をより増やすべきか否かは議論のあるところだと思いますが,法科大学院制度の理念でもあった「様々な社会経験をもつ人が法曹になる途をつくる」ということも,実際上,難しいものになってしまったのは残念な気持ちです。

 

 

何にせよ,試験の合格発表は9月。

試験である以上,努力した人全員が合格できるわけではないのは止むを得ませんが,友人をはじめ,日々の努力が報われることを祈るばかりです。

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八丈島

弁護士 岡田宜智

 

先日のお休みに八丈島に行って来ました。

八丈島へは羽田から飛行機の直行便が出ているのですが,今回は竹芝から出ているフェリーで向かうことにしました。

 

フェリーは22:30に出航。

船内の食堂で遅い夕食を食べ,甲板から見える光景は,東京の明かりが段々と遠くになって行き,やがて漆黒の暗闇に。

甲板で夜風に吹かれながら旅気分を満喫して,1:00ころ就寝。

 

八丈島には9:00ころ到着。

レンタカーを借りて,いざ今回の旅の目的である八丈富士へ。

 

八丈富士は標高854m.とそれほど高い山ではありません。

なので,楽勝かと思いきや,勾配が結構キツイ。

あまり風景も変わらない山道が続き,途中休憩できるようなところもありませんので,高さの割にはなかなかしんどい思いをしました。

 

とはいえ,山頂まで行くとやはり絶景でした。

大きな島ではないので,山頂からは島を一望できます。

島以外は見渡す限り海が続いており,水面がキラキラと輝いていて,こういう光景を見ると,日々の業務の悩みも吹き飛びます(このときだけは)。

 

火口の周りをぐるっとお鉢巡りをしてから下山。

その後は,島の温泉を巡り,ゆっくりしていると,いつの間にやら夕暮れに。

暗くなってからでは遅いので,キャンプ場でテントの設営をしてから町に繰り出しました。

再びキャンプ場に戻ったころにはすっかり夜も更け,夜空を見上げると,星ってこんなに見えるんだっけと感動しました。

 

翌日は,ゆっくりと市内を観光してから,空港へ。

帰りは飛行機を予約していたので,1時間程度で無事羽田に帰還しました。

行きは10時間以上かかったのに,飛行機ならあっという間でした。

 

八丈島,東京に一番近い南国というキャッチコピーのようですが,確かに気軽に遊びに行ける距離なのでおススメです。

 

なお,車で市内を走っている途中,立派な警察署を発見しました。

気軽に遊びに行ける距離とは言ったものの,ここに接見しに来る弁護士の先生は大変だろうな,などと思ったことを思い出しました。

 

仕事では行きたくないですね,さすがに(笑)。

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「家族教育支援法」って?

弁護士 鈴木幸子

 

今国会に「家庭教育支援法案」が自民党から密かに提出されました。

実は,第一次安倍内閣の教育基本法の「改正」に始まる「教育改革」の総仕上げとも言える重要な法案です。

 

安倍内閣の下での「特定秘密保護法」の強行採決,「集団的自衛権」の行使を容認する閣議決定,「安全保障関連法」の強行採決,つい先日の衆議院予算委員会での「共謀罪」法案の強行採決,そして,安倍政権が掲げる経済政策である「世界で一番企業が活躍しやすい国づくり」と密接に関連しています。

これらの安倍政権の政策を推し進めるためには,異を唱えることなく,与えられた任務・職務に唯々諾々と従う国民・労働者こそが必要なのです。

 

「改正」教育基本法には,「職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養う」「伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」等,子どもの自由と個性を重んずる旧教育基本法にはなかった言葉が並びます。さらに,「教育改革」は,道徳教育の教科化,教科書検定基準・教科書検定審査要綱の改定,学校教育指導要領の改定により,学校教育の「改革」をほぼ完了し,家庭教育の「改革」に進み,「家庭教育支援法案」の提出に至ったのです。

 

この法案は,安倍首相が会長になって2012年4月に発足させた「親学推進議員連盟」が長年立法化を目指してきたもので,表向き「子どもたちのために,子育て家庭を支援する」ことを目的とするとしつつも,真のねらいは,あるべき「家庭教育」を定め,国が家庭に介入していくことにあるのではないでしょうか。

あるべき「家庭教育」とは,「親学推進議員連盟」が掲げる「伝統的な子育て」=「戦前の家庭教育への回帰」,例として,「子守唄を聞かせ,母乳で育児」「早寝早起き朝ごはん」等を挙げています。戦時中,「戦時家庭教育指導要項」で,大東亜戦争の目的を完遂するためのあるべき「家庭教育」が定められ,「母親学級」が開設されて国が家庭に介入していく構図と酷似しています。

現に,法案提出に先立って,すでに,家庭教育支援条例が各地の自治体で着々と制定されつつあります。その内容は,岐阜県条例を例にとると,家庭学級の開設,家庭教育支援員の配置などにより,あるべき「家庭教育」の普及を図る内容となっています。家庭教育を通して一定の価値観を押し付けることは,子どもの思想・良心の自由(憲法19条)や学習権(憲法26条)を侵害するとともに,家族生活における個人の尊厳(憲法24条)をも否定するものにほかなりません。

 

今,子育て家庭の支援を言うのであれば,財政的な支援等の子どもが育ちやすい環境の整備こそが国や自治体の急務だと思います。

 

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韓国の法曹一元制度

弁護士 沼尻隆一

 

 

韓国では,文在寅(ムン・ジェイン)氏が新大統領に就任しましたが,ご承知のとおり,同氏は韓国で,弁護士の資格を持っています。

 

ところで,韓国では,数年前から,日本にはるかに先駆けて,「法曹一元制度」というものを導入していることを知っていますか?

法曹一元制度というのは,分かりやすく言えば,弁護士や学者(あるいは検察官)の経験を,一定期間有する者だけが,裁判官になれる制度のことをいいます。

韓国でも,従来は,日本と同様に,司法試験に合格して研修所を卒業すると直接裁判官に採用されるような仕組み(「キャリア・システム」といいます。)がとられていました。

 

弁護士など,在野での法曹経験がないまま,若い時から裁判所という国家組織の一員として,いわば「純粋培養」されますので,どうしても官僚的な(行政に追随する)判断をしがちであるとか,一般人の常識と少々かけ離れた判断をしがちである,などといった問題点を指摘されることがありました。

(ほかにも韓国では,「前官礼遇」といった特有の問題もあったようですが,日本の実情とは関係が薄いため,ここでは触れません。)

アメリカやイギリスのような「英米法系」(コモン・ロー〔市民法〕諸国ともいいます。)の国々では,法曹一元制度がむしろ一般的となっており,フランスやドイツといった「大陸法系」の国々でも,オランダやベルギーなど,法曹一元制度を部分的にでも実現している国が多くなりつつあるようです。

 

日本でも,裁判所法42条は,判事の任命資格を裁判官(判事補)に限っておらず,10年以上の弁護士等の経験を有する者にも認めておりますし,現実に,戦前,戦後の一時期に,まとまった数の弁護士が裁判官に任官した時期もあったようですが,その後,昭和30年代に入り,判事の任命については,司法研修所終了後判事補に任命され10年以上在職した者から任命されるのが通例となっていきました。

 

その後,わずかですが状況が変わり,いわゆる「弁護士任官制度」の導入によって,実務経験を有する弁護士が裁判官に任官する場合も出てまいりましたが,それとて,平均して年間一けた台にすぎません。

かって,政府の臨時司法制度調査会の意見書においても,「法曹一元の制度は,これが円滑に実現されるならば,わが国においても一つの望ましい制度である。」と結論付けられています。

 

韓国ですでに実現していることが,わが国でも実現できないはずがありません。私は,法曹一元制度は,広い意味では,より民主主義的な司法の実現に,きっと役立つのではないかと考えています。

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黒くぬれ(PAINT IT BLACK)

弁護士 堀 哲郎

 

 

「黒くぬれ」と聞いて,即座にローリング・ストーンズを思い浮かべる年配の人は多いのではなかろうか。

1966年6月30日ビートルズが来日し,日本中が大騒ぎになった。

中学2年のときだった。

 

当時,ビートルズについては,「ミッシェル」や「ガール」など初期の名曲を収録したレコードを持っていたほどで,決して無関心ではなかった。

むしろ,熱狂とまではいかなくても興味津々であった。

 

にもかかわらず,あろうことか武道館での来日公演のテレビ放送を見逃し,仲間からは散々バカにされた。

見逃した原因は定かではないが,もしかしたら,同じ頃,ローリング・ストーンズの「黒くぬれ」(原題「PAINT IT BLACK」)を聴いたからかもしれない。

 

初めて聴いたとき,カミナリに打たれたような衝撃を受けた。もっとも,カミナリに打たれたことはないが,学生時代,卒業研究(「光電子増倍管サンプリング回路の分解時間向上に関する研究」)の実験中,400ボルトの電圧(電流値は不明)に感電したことならある。

ビリビリというような感覚ではなく,ドーン!という感覚であった。

いずれにせよ,魂を激しく揺さぶられ,震えるような衝撃を覚えた。

 

以来,来る日も来る日も繰り返しレコード(当初はシングル盤,その後アルバムを購入)をかけ続けた。

それでも高校時代は,ロックから離れ,フォークの岡林信康に傾倒したが,大学時代に入ると,再び,グランド・ファンク・レイルロード,マウンティン,レッド・ツェッペリン,ピンク・フロイド,ディープ・パープル,ユーライア・ヒープなどのいわゆるヘヴィメタに狂い,ロック喫茶に入り浸った。

しかし,引越しを繰り返すうち(高校卒業以来1980年1月に現住所地に落ち着くまでに7回引越をした。),大量にあったレコードはいつしかどこかへ消えてしまった。

 

月日は流れ,1990年弁護士となり,以来超多忙な毎日を送っていたある日,レコード店(この頃は既にCDが主流になっていた。)でローリング・ストーンズのベスト・セレクションを謳うCD(当然,「黒くぬれ」も収録されている。)を発見し,即購入した。

自宅に帰って「黒くぬれ」を聴きまくったのは言うまでもない。

大いにストレスを発散した。

当時同僚だった村木一郎弁護士もストーンズのファンであることがわかり,互いに共感した。

同じく同僚だった深田正人弁護士はクラシック派で,お気に入りはブルックナーであったが,私にはよくわからなかった。

 

その後,音楽を聴くことはほとんどなくなった。

わずかに,たまに思い出したように演歌を聴くだけである。

もちろん酒を飲みながら・・・。

 

ところが,つい最近,何を思ったのか,突如「黒くぬれ」が聴きたくなり,永らく書棚の隅に眠っていたCDを引っ張り出して聴いてみた。

するとどうだ,それまで沈んでいた気持ちが一気に吹っ飛び,あの震えるような感動が蘇えり,涙が溢れてきた。

そして,何か忘れていたものを思い出したような,そんな安らいだ気分に浸ることができた。

つくづく,人間にはこうした時間(ひととき)が必要なんだなあと思った。

 

ところで,ローリング・ストーンズ(私が狂った当時のメンバーは,ミック・ジャガー,キース・リチャーズ,ブライアン・ジョーンズ,ビル・ワイマン,チャーリー・ワッツの5人)については,早くに亡くなったブライアン・ジョーンズを除き,70歳を過ぎた今もなお,ハード・ロックの王者として現役を続けているという事実にも勇気づけられている。

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親の合唱団

事務局a

 

最近の私のストレス解消法。

それは,長女の高校のPTA&後援会メンバーで構成された「親の合唱団」で,楽しく歌うことです。

 

長女が通っていた高校は,PTA活動が盛んな学校で,平成28年度優良PTA文部科学大臣の表彰を受けたほど。

 

PTA・後援会活動の一つである「よりみち講座」という企画からこの合唱団は生まれました。

講座参加者らの「1回きりの企画で終わらせたくない」そんな思いから,合唱団が立ち上げられたそうです。

 

合唱団のメンバーは,とにかく多彩な方たちばかりです。

とくに贅沢だと感じるのは,

歌唱指導&指揮が現役のオペラ歌手として活躍中の先生

ピアノ伴奏&アレンジが全日本ピアノ指導者会(ピティナ)指導員の先生

という本格的なお二人にご指導いただいていることです。

お二人とも,保護者仲間!というところも,この合唱団の魅力のひとつ。

 

胸郭を膨らませるように息を吸い込んだり,鼻や頬骨のあたりで声の響きを感じてみたり,合唱前のレッスンも奥が深く楽しいです。

 

 

先日は,さいたま市岩槻区内の老人施設に慰問に伺いました。

 

プログラムはこちら↓

 

1. 歌う時代劇 水戸黄門

※ 寸劇あり

 

2. 懐かしの昭和歌謡ショー 

①リンゴの唄

②見上げてごらん 夜の星を

③高校三年生

 

3. 365日のマーチ

 

4. アメリカン フィーリング

 

アンコール

花は咲く

 

*********

さいたま市社会福祉協議会のボランティア登録をしているため,かなりの数の施設からオファーがあり,もうすでに,来年のこの季節の慰問スケジュールまで決まっております。

 

楽しみながら,こころとからだの健康のため,長く続けていきたいなぁ~と思っています。

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テロ等準備罪(共謀罪)の是非

弁護士 水口匠

 

4月14日,衆院法務委員会で,組織犯罪処罰法改正案が審議入りしました。

焦点はもちろん,テロ等準備罪,つまり共謀罪の新設になります。

2000年に採択された国際組織犯罪防止条約(パレルモ条約),いまやその締結国は190か国近くになっている中で,締結していない国は日本を含め,11か国となり,その影響で国際組織犯罪の情報提供,捜査連携が滞っているともいわれています。

 

このパレルモ条約に日本も締結するためには,共謀罪の新設が必要とのことで(本当にそうなのか,あるいは今の法案で条約締結の条件が満たされているのかは議論の余地がありますが),テロの脅威も衰えを見せていない現在,新設の必要性がないとは言えないのかもしれません。

 

しかし,共謀罪は,犯罪の実行に着手しなければ罪として問うことはできないという,刑事手続きの大原則に抵触します。

捜査についても,個人のプライバシー権その他の人権を侵害される手法が,法律の名のもとに安易に合法化されるおそれが格段に高まります。

 

本当にテロなどの組織的犯罪集団に限られるのか,将来的に治安維持法の再来になるおそれはゼロなのか。

日弁連は公式に,共謀罪の成立に反対の意見を出しています。

 

政府が合法的に悪用しうる法律を認めていいのか,これまでに築き上げてきた人権保障のための大原則を曲げてよいのか,これまでの日本の暗い歴史を改めて見直す時期に来ています。

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住宅宿泊事業法~いわゆる民泊について~

弁護士 河原﨑友太

 

 

政府は今年3月に閣議決定を行い,「住宅宿泊事業法」と題する法案を国会に提出しました。

この住宅宿泊事業法は,近年話題になっている「民泊」についてのルール作りを定めたものになっています。

現在は,衆議院で審議中となっています(本年4月20日時点)。

 

法案提出の背景には,

1 世界各国で展開されている民泊サービスが,日本でも急速に普及していること

2 急増する訪日外国人観光客のニーズや大都市部での宿泊需給の逼迫状況に対応すること

3 他方で,公衆衛生の確保や地域住民等とのトラブル防止に留意したルール作り,無許可で旅館業を営む違法民泊への対応が急務であること

などが挙げられています(観光庁HPより)。

 

法案の特徴としては,

住宅宿泊事業(民泊サービス)を行うに際して,都道府県知事への届出を必要としたということでしょうか。

「許可制」ではなく「届出制」にすることで「民泊サービス事業」へ参入するハードルが下げられています。

 

ということは,東京オリンピックを控え,多くの人に参入してもらいたいという趣旨なのかなと思いきや,宿泊日数の最大が年間180日に制限されていて,「収益事業」としてやるには躊躇せざる得ないような作りになっています。

 

とすると,「副業的」にやれという趣旨なのか?

 

ただ,住宅宿泊事業者には,「衛生の確保」,「騒音防止措置」,「近隣住民からの苦情対応」などの義務が課されていて,「副業的」にやるには少し参入障壁が高いような気もします。

 

果たして,何のために「年間180日」制限が存在するんでしょうか(※)。

不動産事業者であっても,年間半分の営業で利益を上げられるのでしょうか。

 

一層のこと,宿泊日数制限は撤廃してしまって,収益事業としてきちんとできるようにしたうえで,規制はしっかりしますよというほうが良いのでは。

不動産事業者はまだしも,一般の人が副業的に手を出すにはかなり抵抗を感じるような気がして,結果的に,届出をしていない違法な民泊事業を行う人が出てきてしまわないですかね。

 

皆さん,どう思われますか?

 

 

(※)報道によれば,ホテル・旅館業界からの「30日上限」という要請と,不動産業界からの「上限不要」という要請の狭間で折衷案的に採用された数字のようです。

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宅配便

弁護士 柳沢里美

 

 

日頃からよくお世話になっている某宅配業者が,宅配サービスを見直すとのニュースがありました。

ネット通販の利用者の増加で,配達業務が急増し,ドライバー不足となっていることなどが背景にあるようです。

ドライバーさんたちは,お昼の時間帯指定の配達のためお昼休憩がとれなかったり,日中働いている人が帰宅後の夜の時間帯を多く指定するため業務の終了が遅くなってしまったりしているようです。

また,ドライバーさんによると,何度訪問しても不在のため何度も再配達をしなければならないことや,指定された時間内に訪問しても,不在で結局再配達をしなければならないこともよくあるそうです。

 

ドライバーさんたちの労働環境改善のために会社として対応は必要です。

お昼の時間帯指定枠を廃止し,夜の時間帯指定枠が変更となるようです。

運賃の値上げや再配達を有料化するという案も検討されているようです。

 

受取側が時間指定をすることなく荷物が送られてくる場合は,不在であることが多いため,再配達になってしまう頻度も高いでしょう。

かつては不在の時はお隣さんに荷物を預かってもらうなんてこともありましたが,現在はほとんどありません。

共同住宅などによくある宅配ボックスがあれば,不在でもある程度の荷物は入れておいてもらえるので,便利で大変助かります。

しかし,どの家庭にも宅配ボックスがあるわけではないし,宅配ボックスにすべての荷物を入れられるわけではないので,不在の時の再配達をすべて有料化にされてしまうと困ります。

ただ,時間指定で配達をお願いしたのなら,当然,その時間は家にいなければなりません。

指定された配達時間内に訪問したのに不在であった場合は,再配達を有料にしてもいいような気がします。

 

荷物が届くのを待っている側としては,時間帯指定の枠は短く,時間内に配達してもらえると助かります。

何度か,指定した時間より少しだけ遅く配達されたことがありました。

待っていた時は,後に予定もあったので,少しイライラしてしまいました。

しかし,街中で忙しそうに走り回っているドライバーさんたちの実情を知ったので,最近は,多少の遅れは目をつむり,気長に待つようにしています。

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最近のお墓事情

弁護士 守重典子

 

 

先日,親戚の三回忌に行ってきました。

 

そこで驚いたのが,お墓のかたちです。

 

私のなかでお墓と言えば,縦型の石碑に「●●家之墓」と書いてあって,卒塔婆が立っていて・・・というイメージしかなかったのですが,その親戚のお墓がある霊園のお墓は,個性的なお墓がたくさん並んでいました。

 

丸いものや,ハート型のもの等,かたちが様々で,

書いてある文字も,「ありがとう」「やすらぎ」という言葉が書かれているものが多くありました。

 

なかには「千の風になって」という大流行した曲のタイトルを刻んだお墓もありました。

 

さすがに罰当たりなので控えましたが,思わず写真を撮りたくなってしまうような個性的なお墓が並んでいました。

 

調べてみると,「お墓デザインコンテスト」なるものもあるようで,個性的なお墓がどんどん増えているようです。

 

これまでの親から子へ,子から孫へ承継されるものというお墓の概念にとらわれることなく,「個人墓」「夫婦墓」等,自由な発想で自分の希望するお墓がつくられているようです。

 

 

従来のお墓のイメージにとらわれないのが良いか悪いかはともかく,

少し前から耳にするようになった「終活(しゅうかつ)」など,自分が亡くなった後のことを考える人がどんどん増えているのかなと思いました。

 

同時に,同じく自分の死後のことである「相続」や「遺言」の相談に,しっかり対応できるようにしなければならないなと改めて感じました。

 

 

ところで,三回忌の当日に集まった親戚は新潟出身者が多かったため,法要のあとの食事の席では聞き慣れない方言が飛び交い,親戚相手にプチ人見知りしてしまいました(笑)

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マイブーム~その2~

事務局k

 

昨年は,熊本地震,鳥取地震と列島各地で大きな地震が発生しました。

殊に熊本地震は初震よりも2回目の方が大きかったことに加え,長期間にわたり大きな揺れが断続的に続きました。

家屋倒壊の被害も広がり,被害にあわれた方は,一体いつになったら納まるのかとさぞ不安な中で過ごされたのではと思われます。

 

そこで,遅ればせながら,我が家の震災対策を始めました。

 

手始めに,保存水と非常食(ビスコ,カップめん)を購入。

非常食はもう少し充実させる予定。

 

非常持ち出しバッグを準備(玄関の納戸に置いてます。時々点検)。

 

震度5以上で自動的にブレーカーが落ちる装置の設置。

電気が復旧した際,漏電による火災の発生を防ぐことができます。

自分で設置したので,大丈夫だろうか?やや不安。

 

簡易トイレセットの購入。

 

そして,庭の古井戸の復活。

古い電動式ポンプから手動式ポンプ(ガチャポンプ)に付け替えました。

幼少の頃はこの井戸水が飲み水でしたが,いつの間にやら市の水道水に取って替わられていました。

 

今は,井戸水は飲料にはできませんが,非常時に水があるというのはきっと「心強い」と思います。

ガチャポンプからザブザブと水を汲んでは庭の植木に水遣りをしています。

             

夏は冷たく,冬暖かいのが井戸水。皆さんご存知でしたか。

非常時に生活用水が必要な方には提供いたします。

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弁護士記章

弁護士 岡田宜智

 

弁護士記章とは,いわゆる弁護士バッジのことです。

ひまわりの花の中央に秤(はかり)を配したデザインをしており,ひまわりは自由と正義を,はかりは公正と平等を追い求めることを表しているとされています。

 

さて,この弁護士記章ですが,段々年数を重ねてくると金メッキが剥げ(磨きがかかり),銀色になってくるのが通常です。

ベテランの先生ほど銀色の弁護士記章を身に着けています。

 

先日,筆記用具入れの中に入れっぱなしになっていた我が記章と久しぶりにご対面したのですが,一向に銀色になる気配がありません。

私の記章はいまだピカピカの金色をしています。

 

私は,普段,紛失防止のため(というと聞こえはいいのですが,単に着けたり外したりが面倒だったりするので)記章を身に着けてはいませんでした。

また,さいたまの裁判所では身分確認は求められませんし,警察署での接見時にはさすがに身分確認を求められますが,日弁連発行の身分証か記章の提示かのいずれかなので,私はいつも身分証をゴソゴソと取り出して提示していました。

というわけで,弁護士3年目を向かえた私の記章は依然として当初の輝きを放っている状態なのです。

 

改めて自分の記章と対面し,眠らせていては金ピカのままだと思いましたので,久しぶりに着けてみようとしたところ,その矢先に留め具を落とし,紛失しかけてしまうというハプニングに見舞われました。

やはり着けたり外したりは危険が伴います。

 

当事務所の先輩弁護士の中には,普段持ち歩く弁護士日誌(訟廷日誌)に記章を取り付けている人がおります。

従前からいいアイデアだなと思っていたこともあり,このたびこっそり真似させていただくことにしました。

 

今後は,ようやく私の記章も磨かれていくことになるでしょう。

弁護士3年目,私自身も磨きがかかるよう精一杯頑張って行きたいと思います。

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埼玉県内の基地についてご存知ですか(3)

弁護士 鈴木幸子

 

今回は,まず,防衛医科大学校についてです。

 

防衛医科大学校は所沢市内にあり,自衛隊の軍医(医官)を養成する日本で唯一の学校です。防衛医科大学校には,防衛医科大学病院や防衛医学研究センターが併設されています。

防衛省は,2016年,防衛医科大学病院に新たに「医療安全・感染対策部門」を設置しました。防衛医学の先端の研究や衛生機能の強化を図ることを目的とするものです。これは,言うまでもなく,2016年3月の「安全保障法制」の施行によって予想される,自衛隊の海外派遣の長期化と派遣の機会の増加にともない,感染症に対する対応の必要性が格段に高まったことによるものです。今後,感染力・重篤度・危険性が極めて高い感染症に罹った自衛隊員の治療が防衛医科大学病院で行われることも予想されます。

 

周辺住民への感染の恐れは払しょくできません。

 

そして,感染症対策と言うと,「731部隊」を想起される方も多いのではないでしょうか。

「731部隊」とは,第二次世界大戦中,兵士の感染症予防,そのための衛生機能の強化を主たる任務として帝国陸軍に設置された特殊部隊です。

終戦後,実は,「731部隊」において,細菌戦に使用される生物兵器の研究開発が行われ,そのために極めて非人道的な人体実験が実施されていた事実が判明したのです。特殊部隊と言えば,南スーダンに派遣されている自衛隊のPKО部隊に,「特殊武器防衛隊」が派遣されています。

特殊武器防衛隊は,自衛隊最大の化学科部隊であり,もともとは,化学防衛隊という名称で,陸上自衛隊大宮駐屯地の陸上自衛隊化学学校に所属していました。2013年7月,化学学校において,サリンなど極めて殺傷能力の高い7種類の毒ガスが製造・管理されていたことが発覚しました。

 

次回は,「特殊武器防衛隊」及び「陸上自衛隊大宮駐屯地」についてです。

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独立のご挨拶

弁護士 吉岡 毅

 

皆様,いつもお世話になっております。

 

日頃お世話になっている皆様には,既にお手元にご案内が届いているかと存じますが,あらためて,弁護士吉岡毅の独立についてお知らせいたします。

 

わたしは,2017年3月27日をもって,北浦和に『アネモネ法律事務所』を新たに開き,浦和法律事務所から独立いたします。

 

 

2005年に弁護士となって以来,その第一日目から今日まで11年半の間ずっと,この浦和法律事務所で執務してきました。

その間,毎日たくさんの依頼者・相談者の皆様とお話させていただき,多種多様な事件や裁判と向き合い,日々成長することが出来たことを実感しています。これまでにわたしが法律相談を受けた累計件数は,優に2000件を超えました。

 

また,何よりも素晴らしい弁護士と事務局の仲間たちに囲まれ,いつも楽しく仕事に励み,あるいは,ときに厳しく,事務所を支える経営者弁護士の一人として困難な経営課題に向き合ってきました。

 

弁護士としての我がふるさとである浦和法律事務所を離れることは,心寂しくもありますが,一方で,11年半の時をかけてもいまだ果たせていない弁護士としての目標や夢を,『アネモネ法律事務所』において実現すべく,決意を新たにしています。

 

 

アネモネは,ギリシャ語で「風(アネモス)の花」を意味する名前です。

そして,ギリシャ語の「風(アネモス)」は,ラテン語の「息・心・生命・魂(アニマ)」と「意志(アニムス)」の語源でもあります。

アネモネは,意志と生命の風を吹き込まれた特別な花なのです。

 

また,アネモネにつけられた花言葉の中には,“真実”と“希望”という二つの言葉があります。

わたしは,“真実”を探し求めること,“真実”に“希望”を見出すことこそ,法的正義の理想形のひとつだと考えています。

そして,“正義を求めること”は,わたしが自らに課す弁護士としての「3つのルール」の柱のひとつなのです。

 

『アネモネ法律事務所』では,“真実を希望に”を合い言葉に,皆様と一緒に笑い合えるような,「あなたの弁護士」を目指します。

 

 

アネモネ法律事務所は,JR京浜東北線北浦和駅西口から徒歩1分です。

また,国道17号(中山道)からも徒歩30秒です。

浦和法律事務所以上に駅至近となりますので,皆様にとって,さらに身近な法律事務所になっていくことを願っております。

 

新事務所はこちらになります。

詳細については,以下のリンク先のホームページをご覧ください。

 

アネモネ法律事務所

〒330-0074

さいたま市浦和区北浦和4-2-7 中村第二ビル4F

TEL: 048-815-6622 / FAX: 048-815-6633

https://www.anemone-law.com

 

今後とも,よろしくお願いいたします。

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さよなら東京スカイツリー

弁護士 堀 哲郎

 

自宅屋上から東京スカイツリーを間近に(直線距離で約2.5㎞離れていますが,とても高い(634m)ので間近に感じます。)眺めることができます。

東京スカイツリーの建設が始まったのは,2010年4月には建設途中(天望(展望ではありません。)デッキより上がない状態)の東京スカイツリーを自宅屋上から眺めることができるようになったので,2009年以前からではないかと思います。

因みに,その頃購入した東京23区の区分地図には,今の東京スカイツリーがある場所には「新東京タワー建設予定地」と記されています。

そんなわけで,2010年4月から毎月1回自宅屋上から東京スカイツリーの定点撮影(私の場合,同じ場所から,三脚を使わずにデジカメで写真を撮るだけのことですが・・・。)を続けました。

当時,定点撮影に精を出していた人は多く,中には毎日同じ時間に撮影を続けたつわものもいたようです。

私の定点撮影は東京スカイツリー完成後の2012年6月をもって終了しました。

以後は,写真を撮ることはなく,晴れた日にときどき屋上に出て眺めるだけでした。

ところが,つい最近,愕然とする事態に遭遇しました。

ある日,久しぶりに屋上に出てみると,いつもの方向に東京スカイツリーが間近に見えていました。

それはいいのですが,東京スカイツリーと同じ方向の,自宅から約100m前方に,高層ビル建設に使う大型クレーンが設置されているのが目に飛び込んできたのです。

急いで現場に行ってみると,それまであった木造2階建の長屋が取り壊されてなくなっており,14階建マンションの建設計画が掲示されていました。

つまり,このマンションが完成すれば,東京スカイツリーは完全に見えなくなってしまうのです。

普通商業・併用住宅地区なので,「眺望権の侵害だぁ!」などと叫んでみても誰も相手にしてくれません。

そう,まさに「さよなら東京スカイツリー」なのです。

これが見納めということで,万感の思いを込めてシャッターを押したのは言うまでもありません。

 

思えば30年程前は,周囲には高層建物はほとんどありませんでした。

隅田川の花火大会の日は,屋上ならずとも,2階から,あるいは自宅前の道路上からでも打ち上げられた花火を愛でることができました。

もともと下谷七福神(元三島神社(寿老神),入谷鬼子母神(福禄寿),英信寺(三面大黒天),法昌寺(毘沙門天),弁天院(朝日弁財天),飛不動尊(恵比寿神),寿永寺(布袋尊))に囲まれた地域で,休日には下谷七福神巡り(これに小野照崎神社を加え八社巡りとも呼ばれています。)を楽しむ人々をちらほら見かける,静かな下町情緒溢れる地域なのです。

それが,あれよ,あれよという間に高層マンションに取り囲まれてしまい,残念ながら下町情緒は薄れてゆくばかりです。

 

ところで,「さよなら」とは言っても,私自身は,東京スカイツリーには一度も上ったことはなく,近くまで行ったことすらありません。

遠くから眺めるだけでした。

 

そこで最後に一首

東京スカイツリーは遠くにありて眺めるもの

近寄るところにあるまじや(笑)

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「養育費と婚姻費用の算定基準(日弁連の新提言)について」

                     弁護士 沼尻隆一

 

離婚に関連する夫婦関係の家事事件で,たいてい問題となるのが,ご夫婦が別居している間(通常は,離婚するまでの間)の生活費の問題であり,これを法律用語では,「婚姻費用(分担請求)」の問題といっています。

また,ご夫婦の間にお子さんがいる場合に,離婚が成立した後の,お子さんの「養育費」の支払いについても,同様に,事件の争点の一つとされることが,たいへんに多いです。

 

私も弁護士として,夫側,妻側双方の立場で代理人になることがありますが,どちらの立場からも,これらの「婚姻費用」,そして「養育費」の問題については,常に重大な関心の対象となるものです。

これらの点に関連して,昨年の年末(といっても11月のことですが),日本弁護士連合会(略して「日弁連」ともいいます。)が,「養育費・婚姻費用の新しい簡易な算定方式・算定表に関する提言」というものを公表しました。

 

これは,従来,家庭裁判所の実務では,裁判官や家庭裁判所の調査官によって組織された「東京・大阪養育費等研究会」という会が2003年に判例タイムズという雑誌に発表した「簡易迅速な養育費の算定を目指して-養育費・婚姻費用の算定方式と算定表の提案-」という提言と,その中で示された養育費・婚姻費用の「簡易算定方式」に依拠して作成された「簡易算定表」という表があり,これにのっとった運用が支配的に(という表現は語弊があるかも知れませんが)なされてきました。

 

これに対し,今回の日弁連の「提言」では,その原則的な算定方法は,上記の「簡易算定方式」に依拠しつつも,たとえば,住居関係費や職業費の一部を総収入から控除される経費には含めないなどして,給与所得者の基礎収入を総収入の約6~7割と算定し(従来方式では約4割程度に算定されていた),あるいは,子どもの年齢区分を従来方式よりもより細かく区分するなど,最近の社会の実情に即した(2003年以降の税制及び保険料率の改正等を反映させるなどした)形で,部分的に修正を加えたものとされています。

 

もっとも,現時点では,日弁連から上記提言が公表されたというにすぎず,家庭裁判所の実務における影響や評価は,未だ未知数の段階である,というのが実際の状況のようです。

 

つい最近も,たまたま担当している事件で家庭裁判所に出向いた際に,家庭裁判所の調停委員の方々にこの提言のことを聞いてみましたが,当該調停委員の方々は,上記提言のことをほとんど,ご存じではないようでした。

弁護士としても,この提言の,家裁実務への影響なり評価の具体化が,これからどういう形で現れてくるのか,注視していきたいと思います。

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おみそ

事務局M

 

ここ数年,みそを手作りしています。

 

作り方はシンプルですが,結構重労働なのです。
日頃デスクワークばかり(かつ運動系の趣味ゼロ)の事務職員には大変辛い作業なのです。

 

もちろんひとりでは作れません。
調理室を借りて,15~20名程度で協力して作ります。

 

何が大変かというと,
豆を潰す作業が大変なのです。

 

その年の豆の出来具合や,鍋の調子に左右される豆の硬さ。
硬い豆だと潰すのが大変なのです。

 

塩切麹とすり潰したみそを混ぜる作業も結構大変。

 

お話をしながら作業をしているとあっという間ですが,
作業中から体のふしぶしが悲鳴をあげだし,
翌日にはしっかり筋肉痛になりました。

 

しかし半年後には筋肉痛になったかいのある,
無添加無着色の美味しいお味噌が出来上がるのです!

 

手作りみそを使った料理をする際,
潰し切れていないお豆を発見すると,ほっこりします。

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2分の1成人式

弁護士 水口匠

 

 

先日,長女の「2分の1成人式」に参加するため,長女の通う小学校に行ってきました。

 

私のころは,そんな行事も,言葉さえもなかったと思いますが,今は10歳になる年に多くの小学校で行われているようです。

私が見た2分の1成人式では,児童一人一人が,自分の得意なことをみんなの前で発表するというものでした。

 

子ども達の発表は,習い事で身につけたものや趣味が高じて特技になったものなど多種多様で,ただただ感心させられてしまうものや,つい笑ってしまうものなど,見ていて楽しいものばかりでした。

また,緊張や照れを隠しきれないながらも,一生懸命に披露する姿は,感動すら覚えました。

 

発表が終わると,児童が親に宛てた手紙を読み,それを親に渡すという流れになりました。

子ども達の,普段言わないような親への感謝の言葉は,たとえそれが半分強制だと知っていても,嬉しいものです(もっとも,私は発表が終わった後,長女やクラスメートが作った版画や書き初めを見に行ってしまい,その場にいなかったため,後で長女に怒られましたが)

 

ただ,どうしても,10歳の子どもの口から出る,「今まで育ててくれてありがとう」には,しっくりきません。

へそ曲がりかも知れませんが,感動よりも前に,「まだまだ,これからだろ!」の気持ちが先走ってしまいます。

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同窓会による在校生支援活動~所沢高校~

弁護士 河原﨑友太

 

今月4日の土曜日に,母校である所沢高校を10数年ぶりに訪れました。

目的は同窓会による在校生支援活動の一環としての講演で,土曜日の午後に時間を割いて出席していただいた10数名の生徒さんと,10名弱の先生方を対象にお話させていただきました。

 

「高校生にどんな話をしようか。」

 

前半は,私の高校時代の話から大学受験,司法試験受験の話をさせていただこうと考えていましたが,後半で取り上げる「司法」の話について,何を題材にして話したら良いのか,

講演の直前まで,「高校生の理解力」と「高校生の興味」の判断がつかずに,悶々とする日々を過ごすことになったわけです。

 

とりあえず,実際の判例文を読んでもらおうというところを決め,判例文を選択する作業を開始しました。

 

当初は,裁判でどのように「事実」を認定するのかという話をしようかと思い,とある不貞慰謝料請求事件を取り上げ,不貞行為があったか否かをどのように認定するのかを,

実際の判決文を紐解きながら考えてもらおうかと思いましたが,「高校生の興味」を引き出すことができても,さすがに題材としてどうかということもあり,引っ込めることにしました。

 

次に,選挙権年齢18歳への引き下げに絡めて,議員定数不均衡の話を取り上げようかと思い,どの裁判所の判断を取り上げるかと,復習がてら読み進めたところ,

判決文を読んでもらうことはやはり難しいようの思え,これも引っ込めました。

 

散々,悶々とした結果,最終的には,平成25年9月4日最高裁大法廷決定『嫡出子と非嫡出子の法定相続分の差別的取扱いを定める民法900条4号但書前段』の違憲決定を取り上げることにしました。

 

この裁判は,法律婚夫婦(婚姻届を提出した戸籍上の夫婦)の間に生まれた子(嫡出子)と法律婚ではない男女から生まれた子(非嫡出子)との間で,

『嫡出でない子の相続分は,嫡出である子の相続分の2分の1とし』と規定されていた民法900条4号但書前段の差別的取扱いの是非を問うものです。

 

違憲派・合憲派どちらの理屈も理解はしやすいと思い,また,どんな題材でも多少は難しいだろうとあきらめ,

更には,そろそろ決めないとまずいと思い「エイヤーっ」と決めたわけですが,

結局,講義後は「理解してもらえたかな」と大きな不安を抱いたまま終えることになりました。

 

ところが,後日届いた生徒さんからの感想文を拝見した限りは,どうやら,難しかったかなという心配は杞憂で終わったようです。

いただいた感想文の一部を引用させてもらったものです。

 

『人々の考えは時代によってどんどん変わっていくから,人々の考えと法がずれていくと,だんだん人々を縛るようになっていってしまうと思った。』

 

当該条文が制定された当時の法律婚を大事に考えていた家族観から,法律婚を大事にしながらも「個」を大事に考えるようになった時代変化が判決に影響しているという点をきちんと理解してくれた感想文に,

私の杞憂はなんだったのかという感想を抱くとともに,母校の生徒さんたちの頼もしさにうれしく思った講演会となりました。

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歩数計

弁護士 柳沢里美

 

私のスマホに標準アプリとして歩数計がついていることに気付いてから,一日の歩数を気にするようになりました。
歩数が多い日は達成感があります。

 

私は電車通勤ですが,事務所も自宅も駅から近いので,あまり歩数は稼げません。
外出の予定がなく,事務所で一日中起案などをしている日は,一日の歩数がとても少なくて物足りない感じがします。
弁護士業務はデスクワークのほかに移動も結構あります。
一日に何個も裁判があり,裁判所と事務所を何往復もする日があります。
すごく歩いたなと感じても,意外と歩数が少ないことがあります。
一番よく行く裁判所は事務所から近いので,ここでもあまり歩数は稼げないようです。

 

歩数を気にするようになったと言いつつも,階段のほかにエスカレーターがあれば迷わずエスカレーターを使ってしまいます。
一番よく行く裁判所は5階建てですが,階段の両脇にエレベーターがあるので,ここでも迷わずエレベーターを使ってしまいます。
この裁判所は修習生時代に通っていましたが,当時,修習生はエレベーターの使用を控えるように言われていたため,毎日5階まで階段で上っていいた記憶があります。
当時はまだ若くて元気でした。

 

最近は全然運動をしていないので,体がなまってきてしまいました。
たくさん歩いて健康に気をつけようと思います。

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「月100時間の残業」はOK?

弁護士 守重典子

 

毎日寒い日が続きますね。
冷え性の私にとってはとてもキツい季節です。
そんなどうでもいい情報はともかく,今回は働く方皆さんに影響する問題についてご紹介します。

 


先日,新聞に「残業上限 月平均60時間案 繁忙期は100時間」という見出しが掲載されていました。

 

現在の労基法では,労働時間について,「1日8時間」「週40時間」と定められています。
ただ,労使間でサブロク協定(労基法36条に規定されているので,このように呼びます)が結ばれ,行政官庁に届け出がされると,法律で定められた時間を超えて残業させることが認められています。

 

サブロク協定を結んだ場合でも,残業の限度時間は,「月に45時間」「年間360時間」となります。(一般の場合)
ただ,この限度時間には例外があり,「特別条項付のサブロク協定」を結んだ場合には,6ヶ月に限って,限度時間を超えて労働時間を延長させることができます。
この場合,限度時間を超える労働時間の上限がなく,青天井となっているのです。

 


この事態に対処するため,労働時間の上限を設けようというのが,冒頭の新聞記事に掲載されたものです。

 

改正案は,働く時間の上限を原則,「月45時間」「年間360時間」とするものの,繁忙期に対応できるよう例外を設け,「月最大100時間」「2ヶ月の月平均80時間」までの残業を認めるという内容のものです。

 


「上限ができるんだからいいんじゃないの?」
なんて思ってしまいますが,現在の過労死の労災認定基準が「1ヶ月100時間」「2~6ヶ月の月平均80時間」となっていることから,政府が考えている上限の数字は,労働者にとっては過酷な数字であることが分かります。

 

もちろん,今後の協議等によって,この上限の時間は調整されていくものとも思いますが,もしこの上限案のままでいくと,本来労働者の権利を守るための法律が,過労死レベルまで労働することを認める法律となってしまい,本末転倒になってしまうのではないかと感じました。

 


フランスでは,勤務時間外の会社からの連絡に対して対応しなくてもいいという,「つながらない権利」なるものを認める法律が施行されたようですが,
日本でも真の意味での「働き方改革」が必要かもしれません。

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「浦和」の数

事務局Y

 

地名は,方角などのバリエーションが加わって,多数存在することが多いですが,「浦和」と名の付く駅もたくさんあります。

 

浦和

浦和
西浦和
浦和
浦和
浦和
武蔵浦和
浦和美園

 

JR線と埼玉高速鉄道を合わせて,全部で8駅。
東西南北が揃うのは,全国でも「浦和」だけではないでしょうか。

 

駅の数の多さもさることながら,最近感じるのは,法律事務所の数の多さです。

 

わたくしが独自に調べましたところ,さいたま市内で「浦和」と名の付く法律事務所の数は,実に,15にも上るようです。

 

なるほど,郵便物の誤配や間違い電話,間違えて来所される方がいらっしゃるのもうなずけます……。

 

みなさま,「浦和」と名の付く駅や法律事務所などでお待ち合わせの際には,よくよくお確かめくださいませ。

 

なお,当事務所最寄りのJR浦和駅は,県内で最も歴史の古い駅だそうです。
当事務所の名前も同じ。ごくシンプルに「浦和」法律事務所です。
どうぞご贔屓に。

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大相撲観戦

弁護士 岡田宜智

 

最近では,「スー女」(=相撲好き女子)なる言葉もあるようで,どうやら相撲の人気が回復傾向にあるようです。
だからというわけではないのですが,先週の土曜日,友人に誘われ両国国技館に行ってきました。

 

私が国技館入りしたのは,午後3時過ぎあたりでした。
その時点では,十両の力士たちの取り組みの最中で,席もそれなりに空席が目立ちました。
ところが中入り後,幕内力士の取り組みが始まるころには,満員御礼の垂れ幕が出て,大変な盛り上がりを見せていました。

 

今場所は,今まで優勝経験のなかった稀勢の里関の初優勝がかかっていましたから,特に盛り上がっていたように感じます。
結びの一番で白鵬関が貴ノ岩関に敗れ,稀勢の里関の優勝が決まった瞬間には,座布団が乱れ飛びました。

 

入場した際に渡された取り組み表には,一応「座布団を投げて人に怪我をさせた場合,暴行罪や傷害罪に問われることがあります。絶対に投げないようにして下さい。」というようなことが書いてあるのですが,小さな字なのであまり目に入っていない方が多いのでしょう。
また,「座布団投げは止めてください」といった館内アナウンスもありましたが,みなさんお構いなしに座布団をぶん投げてました。

 

さて,稀勢の里関といえば,強い相手にはいい相撲をとる一方で,勝てるでしょという相手に取りこぼすことが多く,実力があるにもかかわらず,今まで優勝経験はありませんでした(そういう意味では肝心なところで勝負弱い浦和レッズに通じるものを感じます。)。
しかし,ついに念願の初優勝を経て,この原稿を書いている1月25日現在では,なんと横綱昇進が決定しました。
長らく日本人の横綱がいなかっただけに,稀勢の里関には今後一層の活躍が期待されます。
新年早々,日本人横綱誕生への一番を生で見ることができ,一相撲ファンとしてはうれしい限りです。

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埼玉県内の基地についてご存じですか(2)

弁護士 鈴木幸子

 

今回は,航空自衛隊入間基地についてです。航空自衛隊入間基地は,航空自衛隊航空輸送の最大拠点ですが,安保関連法の施行にともない,管制塔や格納庫の建設,燃料タンクの増設が進められているほか,機上電波測定装置(相手国のレーダーの電波や航空機が交わす通信の情報等を収集するなど戦術の立案に重要な情報の収集に必要な装置)を搭載する大型輸送機受け入れのための基地拡張工事が進められています。まさに,国内輸送にとどまらず,『自衛隊の海外派遣の拠点』となります。さらに,入間市に所管を変更する予定であった28ヘクタールという広大な国有地を防衛省の所管とし,そこに,平成32年までに,『災害に対処するための拠点』(災害の中には,自然災害のみならず,テロや安保関連法が定める事態も含まれます。そして,対処に必要な人員,物資が集積されることになります)と『軍事医療の拠点』である自衛隊病院(医療研究部門も含まれます)を建設することが決まりました。この土地は,北側が入間基地に接し,南側が住宅地に接しており,付近には,病院や小学校・中学校・高校が点在しています。

 

昨年12月17,18日の両日,入間基地では,小銃・拳銃・軽機関銃を所持した陸海空自衛隊約450名,内閣官房,外務省が参加して,海外での邦人輸送を想定した大規模な訓練が実施され,航空自衛隊の輸送機2機,陸上自衛隊のヘリコプター1機,軽装甲車2台で護衛された陸上自衛隊の輸送防護車4両も参加しました。

 

有事,自衛隊の海外派遣の拠点,災害に対処するための拠点,軍事医療の拠点が集中して設置されている入間基地が攻撃の対象とされる危険は極めて高いと言わざるを得ません。前述のとおり,入間基地が住宅地に接していることを考えると,多くの市民の生命が危険にさらされているのです。そして,その危険が現実味を帯びてきたと言っても過言ではないでしょう。

 

次回は,「防衛大学校」です。

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稲荷山古墳(明日香村・番外編)

弁護士 堀 哲郎

 

2016年(平成28年)12月30日付け朝日新聞朝刊の社会面に『稲荷山古墳に「真のあるじ」?』という見出しの記事が掲載された。
これまで,本ブログでは,「明日香村再び」,「明日香村3」と題して,明日香村(奈良県)について繰り返し触れてきたが,これは,明日香村が古代史に関わる資料の宝庫だからである。
前記新聞記事は,埼玉県にも,古代史に関わる,しかも第一級の(古代史を塗りかえた)資料が存在することをあらためて思い起こさせてくれた。
言わずと知れた「金錯銘鉄剣」であり,国宝となっている。
埼玉県民はもちろん,埼玉県内に職場をもつ私も大いに誇っていいと思う。

 

その鉄剣は,1968年(昭和43年),埼玉県行田市にある埼玉(さきたま)古墳群のうち最初につくられた稲荷山古墳から,鏡や勾玉,武具,馬具などとともに出土した。
当初は,古代史を塗りかえるほどの価値ある資料とは認識されず,そのように認識されるに至ったのは,10年後の1978年(昭和53年)になってからである(その経緯については,八木荘司の「古代からの伝言・日本建国」(角川文庫)にドキュメンタリー風に詳しく書かれている。)。
すなわち,1978年(昭和53年),エックス線撮影で金象嵌の銘文が確認され,「辛亥年(471年),杖刀人首(親衛隊長)として獲加多支鹵大王(ワカタケル大王)を補佐した乎獲居臣(ヲワケ臣)が剣を作らせた」などと解読され,「ワカタケル大王」などの表記が記紀(古事記・日本書紀)における雄略天皇(漢風諡号)の和風諡号の表記(古事記では「大長谷若建」,日本書紀では「大泊瀬幼武」で,いずれも「オオハツセワカタケル」と言う。)と一致したことから,471年(5世紀後半)当時,ヤマト王権の支配が,少なくとも東国(関東)にまで及んでいたことが明らかになった。
一方,中国の宋朝の正史「宋書」中の倭国伝には,いわゆる倭の五王(讃,珍,済,興,武)が宋に朝貢した旨の記載がある。
讃,珍,済,興,武がいずれの天皇に該当するのかについては諸説あるが,最後の武が第21代雄略天皇であることについてはほぼ一致している。
そして,武すなわち雄略天皇は,478年に宋の順帝に上表し,父祖以来の功績について「……東は毛人を征すること五十五国,西は衆夷を服すること六十六国,……」などと述べ,ヤマト王権の支配が東国(関東)から西国(九州)にまで及んでいることを誇示している。
すなわち,「金錯銘鉄剣」の銘文は「宋書」倭国伝の記載とも一致するのである。
要するに,宋書や記紀などの書面上の記載から窺われる事実が「金錯銘鉄剣」という物的証拠(客観的資料)によって完全に裏付けられた(証明された)のである。
「金錯銘鉄剣」が古代史に関わる第一級の資料とされる所以である。

 

ところで,私が初めて「金錯銘鉄剣」の存在を知ったのは,司法修習生の頃で,1989年(平成元年)の弁護実務修習のときである。
すなわち,当時の弁護実務修習の一環として,埼玉弁護士会熊谷支部訪問というのがあり,その際,吉見百穴や埼玉古墳群など熊谷支部管内の名所旧跡を訪れ,埼玉古墳群では,さきたま資料館に展示されている「金錯銘鉄剣」の実物を観た次第である。
当時,修習期間は2年(現在は1年)で,このうち1年4ヶ月が実務修習に充てられていた(裁判修習8ヶ月,検察修習4ヶ月,弁護修習4ヶ月)。
上記修習(名所旧跡の見学等)も修習期間に十分余裕があったからこそであろう。
今思うと実に有意義な修習であった。
もっとも,私が古代史にハマッタのは,弁護士になって以降,1997年(平成9年)に黒岩重吾の「天の川の太陽」(中公文庫)を読んでからであり,したがって,上記修習との間に因果関係はない。
余談だが,この「天の川の太陽」(主人公は大海人皇子すなわち後の天武天皇,クライマックスは「壬申の乱」)については,ぜひともNHKの大河ドラマでやってもらいたいと思っている。
同じく黒岩重吾の「中大兄皇子伝」(講談社文庫)(大海人皇子の兄である中大兄皇子(後の天智天皇)が主人公,クライマックスは大化の改新の契機となった「乙巳の変」)と合体すれば,大河にふさわしい壮大なドラマが出来上がると思うが,いかがであろうか。

 

さて,先の新聞記事であるが,今般の東北大研究チームと埼玉県立さきたま史跡の博物館の共同調査によれば,鉄剣の持ち主と古墳の真のあるじが異なる可能性があり,ひいて古墳の真のあるじの出自についても東国か畿内か議論になるとのことで,この先ヤマト王権の地方経営のあり方について,その詳細がどこまで解明されるのか,興味は尽きないところである。

 

(ここから文体を変えます。)最後に,現在も出版されているかどうかわかりませんが,一応参考文献として,以下の書籍を紹介しておきます。

ワカタケル大王 黒岩重吾 文春文庫
古代史の迷路を歩く 黒岩重吾 中公文庫
古代史への旅 黒岩重吾 講談社文庫
古代史を読み直す 黒岩重吾 PHP文庫
古代史の真相 黒岩重吾 PHP文庫
古代史の秘密を握る人たち 関裕二 PHP文庫
古代史謎解きの「キーパーソン50」 関裕二 PHP文庫
古代日本の謎 神一行 学研M文庫
古代からの伝言・日本建国 八木荘司 角川文庫
記紀の考古学 森浩一 朝日文庫
現代語訳古事記 福永武彦訳 河出文庫
日本全国見物できる古代遺跡100 文芸春秋編 文春新書
(人物編)日本の歴史がわかる本[古代~鎌倉時代] 小和田哲男 三笠書房

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2017年スタート!

事務局Ⅰ

 

新たな年が始まりました。
本年もよろしくお願い致します。

 

昨年末,横浜のみなとみらいにある「カップヌードルミュージアム」に行ってきました。

 

正式名称は,「安藤百福記念館」といいます。

 

安藤さんは,あの「チキンラーメン」や「カップラーメン」を誕生させた日清食品の創業者です。

 

安藤さんは,終戦直後の闇市のラーメン屋台に並ぶ人々をみて,誰もが気軽に食べられ,いつでもどこでもお湯を注ぐだけで気軽に食べられるラーメンを作ろうと思い立ったそうです。

 

1日平均4時間という短い睡眠時間で丸1年間,1日の休みもなく,たった1人で研究を続け,開発に成功したのは安藤さんが48歳のこと。

 

そんな安藤さんの「クリエイティブシンキング = 創造的思考」の原点となる“6つのキーワード”をご紹介します。

  1. まだ無いものを見つける
    世の中にはまだ無いが,「あったらいいな」というものを探す
  2. なんでもヒントにする
    アイデアのヒントは身の回りに転がっている
  3. アイデアを育てる
    発明はひとりじめにせずみんなに使ってもらう
  4. タテ・ヨコ・ナナメから見る
    いろいろな視点を発見する
  5. 常識にとらわれない
    生活の中でアタリマエと思っていることを疑う
  6. あきらめない
    1度や2度の失敗にもくじけない

ミュージアムでは,こんな安藤さんの精神を楽しみながら学ぶことができます。
カップヌードルの奥深さにちょっと感動しました。

 

このほか,オリジナルのカップヌードルが作れるコーナーやチキンラーメンの麺手作りを体験できるコーナーがあり,こちらもオススメ。

 

まだ行かれていない方は,ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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「最新判例紹介(預貯金等債権が遺産分割審判の対象となることを認めた判例)」

弁護士 沼尻隆一

 

皆さま明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。さて,今回紹介致しますのは,新聞でも報道されましたので,皆さまご存じかと思われますが,昨年の年末(12月19日)に最高裁判所で出された,「遺産分割審判の対象に預貯金が含まれる」とした判決です。

 

実はこれまで,平成16年(2004)年に出された過去の最高裁判例にもとづき,銀行預金などの債権については,原則として遺産分割審判の対象とならないような取扱いが為されてきました。したがって,例えば,預貯金だけしか遺産がない場合は相続人全員の同意がない限り遺産分割審判の手続が利用できないなどの不都合が出現していました。
今回の最高裁判例の事案も,遺産の価値の大部分を預貯金がしめ,おまけに,相続人の一人に多額の生前贈与がなされているといった事案であり,預貯金については遺産分割の対象としないとすると,かえって不都合が生じかねない事案でした。

今回の最高裁判例は,このような事案で,預貯金債権について通常の可分債権と同じように相続開始と同時に当然に分割され遺産分割の対象としないという従来の取扱いを改め,こんにち,預貯金債権は現金に近い財産であることなどを理由として,不動産その他の通常の財産と同じく,相続人全員の(一種の)共有状態にあるものとして,遺産分割審判の対象として取り扱うことを認めました。

 

裁判官15人の全員一致の結論であったことからも明らかであるように,結論の妥当性自体は,あまり異論の出ないところと思われますが,その理由付けの部分に関して言えば,今回の最高裁判例の多数意見は,通常の預貯金債権及び定期貯金(旧定期郵便貯金)については「可分債権」としてではなく相続人全員の「準共有」状態にある債権として取り扱うこととしましたが,他の債権一般についてもそのように取り扱うのかについては何も判断していません。
これに対し,相続開始時点で存在した債権は可分債権であろうとなかろうと原則として全て相続財産(=遺産分割の対象)として考慮すべきという(少数)意見(大橋正春裁判官の意見)がありました。
法務省の法制審議会で行われている民法の改正に向けての議論の中でも,遺産分割と可分債権の取扱についてはいろいろと議論と検討がなされているようですが,私見では,法制審議会での試案(中間試案)の前提となっている考え方は,どちらかといえば上記の少数意見の考え方のほうに近いようにも思われます。

 

預貯金及び定期貯金債権以外の債権についてはどこまで判例の拘束力が及ぶのかといった判例の射程の問題,預貯金債権の利息など(法定果実)の取扱いはどうするのか,あるいは,亡くなった被相続人から扶養を受けていた人のために預貯金を払い出す必要がある場合にどうするのか,などといった点については,今後まだまだ議論の余地があるように思われます。

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※上記が「2017年」タグの記事全部です。新しい記事もお楽しみください。