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公式ブログ 2015年の全記事

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なお,2015年5月以前に掲載された過去のコラムは,こちらの 浦和法律事務所の(旧)ブログのページ からご覧いただけます。



足利フラワーパーク

事務局M

 

我が出身地栃木県にある足利フラワーパークのイルミネーションが

第2回イルミネーションアワード

2014年イルミネーション部門の全国1位に選ばれたそうです!

 

ということで,久しぶりに行ってきました。

都内のイルミネーションにはなかなかないセンスであったり,

なんといっても広い土地いっぱいに輝くイルミネーションは素晴らしかったです。

 

屋台もたくさん出ていて,

出身地ながら名物と知りませんでした

耳うどんを食べました。

麺が耳の形をしているんです!

つゆはすきやき風でした。

花より団子です。

 

イルミネーションは2月上旬まで開催されているようなので,

栃木に行くことがある方はぜひ立ち寄ってみてください。                        

足利フラワーパークのイルミネーション
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事件番号

弁護士 柳沢里美

 

今年も残すところあと少し。
毎年思うことですが,本当に一年はあっという間で,年々短く感じるようになっています。

 

訴訟を提起したり調停を申し立てたりすると,裁判所は事件毎に事件番号をつけます。
例えば,「さいたま地方裁判所平成27年(ワ)第●●号」。
これは,さいたま地方裁判所が平成27年に●●番目に受け付けた通常の民事訴訟事件として特定されます。
(ワ)というのは通常の民事訴訟事件という事件の種類を示します。
その他の事件の種類を示す符号として,(ハ)は簡易裁判所の通常民事訴訟事件,(家イ)は家庭裁判所の調停事件,(わ)は地方裁判所の刑事公判請求事件などがあります。

 

裁判は長期に及ぶこともあり,何年も裁判が続いている事件もあります。
事件番号の「平成●●年」を見て,もうこんなに長くやっているのか! と思うこともあります。
迅速な裁判が要請され,かつてより平均的な審理期間は短くなっているようですが,それでも事案によっては長期に及んでしまう事件があるのです。

 

年が明けてから裁判所で受け付けられる事件は,「平成28年(●)第●号」となります。
年が明ければ,現在やっている事件も全部,事件番号を見る度に,1年以上前からやっている事件だと思うわけです。

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肉体改造の大きな効果

弁護士 板垣雅幸

 

今年10月の終わり,ある法人のお客様から,「板垣君少し痩せたほうがいいよ。痩せるともっともっと仕事が上手くいくようになるよ。」と言われました。

 

その時は半信半疑で,「痩せていても太っていても同じじゃないかな。」とも思いましたが,当時95.4kgという,だらしない体を変えたいとは思っていましたので,その方にパーソナルトレーナーに付いてもらい,肉体改造を始めました。
目標値は,50日間で14kg以上の減量という,とてつもない目標です。

 

まず,いままでの食事を見直さなければなりません。

厳格なカロリー計算をして,野菜中心の食事に切り替えました。

 

そして,運動もする必要があります。

ウォーキングから初めて,ランニングに切り替え,徐々に距離も伸ばしていきます。

 

さらに,有酸素運動だけではなく,筋力トレーニングもする必要があります。

なぜなら,筋肉を増やして代謝を上げることが,減量には極めて効果的だからです。

 

肉体改造期間中は,私が弁護士になった中で一番仕事が忙しく,深夜仕事を終えてからランニングに行ったりと,仕事と肉体改造の両立がとても大変でした。

それでも,私の意志は固く,さぼった日は殆どありませんでした。

 

 

そして,12月16日,-14.6kgの減量に成功し目標を達成しました。

 

 

肉体改造を通じて,時間管理の方法,日々の積み重ねへの気付き,食事に対する意識の変化など,様々な気付きや変化がありましたが,何よりも結果を出すことの重要性が,今後の仕事にも繋がっていくような気がします。

どんな苦境に立たされても,結果と出す人と出さない人は発言も思考回路も違います。

 

成功体験の積み重ねが,結果を出す人を作っていくのでしょう。

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「特定秘密保護法」は廃止にするしかない(5)

弁護士 鈴木幸子

 

特定秘密保護法が成立して2年たった12月3日,会計検査院が同法成立前の2013年9月に,内閣官房に対して,憲法90条の観点から条文の修正を求めていたことが明らかになった。

 

憲法90条とは,「国の収入支出の決算は,すべて毎年会計検査院がこれを検査する。」というもので,「内閣は,次の年度に,会計検査院の検査報告とともに国会に提出しなければならない。」

つまり,検査の結果違法または不当な支出があれば,内閣は国会によりその責任を問われることになる。

 

大日本帝国憲法下では,国の機密費や軍事関係費が検査の対象から外され,その結果,支出の増大に対してチェックがなされないまま太平洋戦争に突き進んでしまったことに対する反省のもと,日本国憲法では,会計検査院の検査対象に例外を認めず,「すべて」と規定したのである。

ところが,特定秘密保護法によれば,各省庁が「わが国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがある」と判断すれば,会計検査院に対し,検査に必要な文書の提出を拒否することが可能となってしまい,例外なく検査対象とする憲法90条を骨抜きにすることになりかねない。

その懸念から,会計検査院は修正を求めたのである。

 

会計検査院は内閣官房に対し,2013年10月上旬まで計3回,文書により同様の申し入れをした。

しかし,内閣官房は頑として法案の修正には応じず,各省庁に対し,「検査に支障が生じないよう,秘密事項でも検査上必要があれば提供しなければならない取扱いに変更を加えない」旨の通達を出すことで,会計検査院との間で合意に達した。

 

しかし,それから2年余り経過した今日に至るも,上記通達は出されていない。

この事実は,内閣官房の,各省庁が秘密事項に当たると判断した文書を会計検査院にチェックさせたくないとの意識の現われと言わざるを得ない。

 

2015年6月時点での特定秘密の文書数の第1は内閣官房,第2は防衛省,第3は外務省,11月末時点での特定秘密に関連する業務に従事できる適正評価を受けた公務員の9割強が防衛省所属という結果が発表された。

国会の情報監視機関である参議院情報監視審査会では,10行政機関から報告を受けた382件のうち50件について指定理由を記した「特定秘密指定書」を提出させ,防衛省指定のF2戦闘機の性能に関する情報・外務省指定の外国政府から提供された情報・警察庁指定の国際テロリズムの実行の意思,能力に関する情報の3件について各省庁に対し特定秘密の提示を求めたという。

アリバイづくりのために為されたとしか思えないものである。

 

内閣官房の前述のような意識からすれば,国民に知られたくない情報は,特定秘密保護法によって徹底的に隠し,安全保障関連法の実施へ向けて体制を整え,わが国をきな臭い方向へ引っ張って行こうとしていることは明らかである。

 

特定秘密保護法も安全保障関連法も廃止するしかない!

 

安倍内閣に危険な武器を与えておくわけにはいかないのである。

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私の「こころ旅」

弁護士 堀 哲郎


NHK・BSプレミアムの「こころ旅」を毎回楽しみにみています。

火野正平さんとは年齢が近いせいか(私のほうが年下です。),共感できる部分が多々あるばかりか,何よりも寄せられたお手紙に書かれた「私のこころの風景」にはいつも感動させられ,こころを癒されています。

そんなわけで,この番組(これの前は朝ドラ)をみてから仕事に出かける毎日です。


さて,私のこころの風景は,願成寺(岐阜市)境内入口にある山門の両側に屹立する仁王尊(金剛力士像)と本堂に至る石段下から見上げた風景です。


私が2歳のころ,母が第2子(妹)出産のため,ひとり父の実家(農家でした。)に預けられました。

後年聞いたところでは,母恋しで泣いてばかりいたようです。

そんなある日,同じ農村内にある願成寺に連れて行ってもらいました。

誰に連れて行ってもらったのか,どのようにして行ったのかは全く記憶にありません。記憶にあるのは,入口に屹立する巨大な仁王像(文字通り仁王立ち)に肝をつぶしたことと,本堂に至る石段が,天空にも届くがごとく,とてつもなく長かったことです。ちなみに本堂そのものは記憶に残っていません。

それからというもの,何か悪戯したり,言う事を聞かなかったり,泣きやまなかったりすると,祖母は,決まって「願成寺からおにおうさまがやって来るぞ」と言って私を脅かしました。


このときから50年後,帰省した折,ふと願成寺に行ってみようと思い立ち,50年ぶりに願成寺を訪れました。父の実家から歩いて5分程の距離でした。

巨大と思った仁王像はそれほどでもなく,天空にも届くと思った石段はわずか20段にすぎず,階段下から階段上にある小ぢんまりした本堂が見えていました。

このとき,2歳のころの自分を思いやり,何となく切ない気持ちになったことを覚えています。


それから5年後,三度願成寺を訪れることになりました。父の葬儀でした。

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「婚姻費用の算定に関する裁判例の紹介」

弁護士 沼尻隆一


ご夫婦が別居している場合の,婚姻費用の分担請求の事案において,未成年のお子さんがいる場合の婚姻費用が,家庭裁判所の審判で定められる場合,一般的には,いわゆる「標準的算定方式」といって,東京・大阪養育費等研究会という会が判例タイムズに発表した提言にもとづいた方法で算定されるのが一般的です。


実は,この方法は,未成年のお子さんが「公立学校」に在籍していることを前提にして,お子さんの生活費指数というのを定めているため,お子さんが,通常は公立学校よりも多額の学費等を要する「私立学校」に在籍している場合には,そのままあてはめることができませんでした。


そこで,そのような,お子さんが私立学校に在籍している場合に,いわゆる標準的算定方式をいかに修正して適用すべきかが,問題となります。


この点,平成26年8月27日になされた大阪高裁の決定(判例タイムズ最新刊〔1417号〕登載)は,婚姻費用の分担額の算定において,私立学校に通学するお子さんの現実の学費のうち,公立学校の標準的教育関係費を超過する部分(以下「超過部分」といいます。)については,夫婦の双方で各自2分の1ずつ負担すべきものと判断しました。


従来は,この「超過部分」については,ご夫婦それぞれの収入で按分する(双方の収入の較差・比率に応じて負担率を変える)方法がとられることが多かったのですが,そのような流れに一石を投じた裁判例と言えそうですので,ご紹介する次第です。

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浦和駅がさらに発展しています

事務局Y

 

当事務所の最寄駅である「JR浦和駅」は,以前は,線路で東西が分断されていたため,東口と西口を行き来するのが大変でしたが,数年前に高架化工事が完了し,中央改札口とコンコースが出来て,自由に行き来することができるようになりました。

また,湘南新宿ラインが停車するようになり,都心へのアクセスもさらに便利になりました。

 

このように着々と進化している浦和駅ですが,先日は,新たに駅直結の商業施設がオープンしました。

これまでの高架下のイメージとは打って変わって,なんとも小洒落た雰囲気のお店が並んでいます。

寄り道の選択肢がまた増えてしまいました。

 

西口の駅前(こちらの「うなこちゃん」は健在です!)は,まだ工事中の部分もあるので,完成形がいったいどうなるのか楽しみです。

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なぜ小学校では「シャーペン禁止」なのか?

弁護士 吉岡 毅


毎年のことですが,小学校を中心とした法教育活動(出前授業)を行っています。

今年は大宮小学校(2月)と蓮沼小学校(10月)にお邪魔してきました。


埼玉弁護士会の法教育委員会で行う授業の基本は,

「子どもたちが,自らの身近な問題について話し合うことによって,自分の意見を正しく伝え,違う意見を聴いて一緒に考え,みんなのための解決案を実行に移していく経験をする。そして,弁護士がそれを適切に支援することで,日々の生活の中で基本的人権を尊重することを大切さと具体的な方法を学ぶ。」

といったものです。


この授業では,子どもたちが5・6人前後の少人数グループに分かれ,グループ毎に弁護士が同席します。

あらかじめグループの子どもたち自身が選んだ身近な問題や悩みを議題に,子どもたちの中から選ばれた司会役が議論を進めていきます。


弁護士は,議論の進め方についてアドバイスしたり,議論が行き詰まればヒントを出して誘導したりします。意見(正解)の押しつけはしません。


意外なほど良い解決案に至ることもあれば,解決の難しい問題だということがよくわかった……だけで終わることもあります。

どちらにしても,自分が考えた意見をみんなの前で言ったり,相手の意見を聴いて自分の意見を変えてみたり,普段から気になっていた問題の解決策について一緒に議論すること自体が,とても良い経験になります。

授業前には固く緊張していた子どもたちの顔が,授業後に達成感に充ちて晴れやかな笑顔に変わる瞬間が,いつもまぶしく,とても嬉しく感じます。




この授業をやると,どの学校・どのクラスでも,毎年必ずのように出される問題が,

「シャーペンやボールペンを使いたい」

「なぜ学校でシャーペンを使ってはいけないのか?」

というお題です。


ほとんどすべての公立小学校で,子どもたちは鉛筆を使うように指導されており,シャープペンシルの使用は禁止されています。


ところが,小学校でのシャーペンの禁止は,別に法律で決まっているわけではありません。

それどころか学校毎の規則・ルールとして明文化されていることも,まずありません。

当然のごとく,禁止されています。


教員の皆さんにうかがうと,おおむね,

「筆記具の正しい持ち方や筆圧,硬筆書写の基本を日常的な習慣として身につけるため」

という意見です。

「日常的に鉛筆を削って準備することが学習に向かう真剣な態度を育てる」

という意見をお聴きして,なるほどと思ったこともあります。


あとは,授業中にノック音がカチカチとうるさい(遊んでしまう)とか,芯がポキポキと折れてゴミが出やすいとか,高価なものもあるので盗まれたり紛失したりという騒ぎになりやすいなど,学校ならではの禁止したい事情もよく聴かれます。


しかし,先生たちからのこの程度の説明で,子どもたちがシャーペン禁止に納得することなど,皆無と言っていいでしょう。


芯が折れるのは鉛筆も同じだし,高学年になるとノートの細かい字が書きにくくなり,結構苦労しているのです。

小学生も,家では普通にシャーペンを使っています。中学生になれば,シャーペンの使用が普通で,鉛筆を使う子なんて,ほとんどいません。

法教育授業の主な対象は小学校5・6年生ですから,「なんでダメなの?」という素朴な疑問は,もっともなのです。


さあ,こんな状況で子どもたちが「シャーペン禁止ルール」について議論すると,毎回毎回,どんな違った意見が飛び出て,一体どんな解決策に至っているのか,ちょっと興味が出てきませんか?




でも,……ここから先は,企業秘密です! ごめんなさい <(_ _)>

(※最近の小学生は,ネットで調べてから議論に臨むくらいのことは普通にしますからねっ。)

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新しい家族が増えました

弁護士 水口 匠


9月半ばから,我が家に2匹の猫を迎え入れています。


清楚で少しどんくさい女の子(くぅちゃん)と,愛嬌抜群でいたずら大好きの男の子(レオくん)。


元々,その様な計画は全くなかったのですが,ある日,昔から猫好きだった息子がインターネットでかわいい子猫の動画を発見し,何気なく私に見せてきたのがきっかけでした。


その動画を見た私と息子,それに娘は猫の話で大いに盛り上がり,勢いにのって「我が家にも猫を」という結論を導くまで,多くの時間を要しませんでした。


話の途中,今でも年間で約9万~10万匹に上る猫が殺処分されているという,衝撃的な実態を知ったことから,満場一致で捨て猫を飼うという結論に至りました。
早速,捨て猫を保護し,里親を募集している方と連絡を取らせていただき,運命の出会いを迎えることとなりました(当初はくぅちゃんだけの予定でしたが,面接の際に,レオくんとも奇跡の出会いを果たすことになりました)。
里親になるには,最後まで世話をすることはもちろん,完全室内での飼育(事故や行方不明防止のため)や避妊・去勢の手術を施すことなども誓約しなければならないことは,この時初めて知りました。


それからというもの,家に帰って頭をなでながら話しかける声は,正に「猫なで声」,やんちゃをしてもかわいいと言って抱っこをするその態度は,正に「猫かわいがり」の毎日です。
猫を飼うと体内のストレス物質が減少するといった研究結果もあるようですが,2匹に癒しをもらっていることは,その様な話を聞かずとも体で感じられます。


毎朝6時過ぎに,ご飯欲しさに仕掛けてくる密着マークや,横になってリラックスしている私をリングの一部にしてする時間無制限一本勝負のプロレスごっこには閉口しますが,それくらいはよしとしましょう。


これからも楽しみです。

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反省の言葉

弁護士 河原﨑友太


担当した覚せい剤取締法違反(使用)被告事件


今まで覚せい剤の使用事件はそれなりの件数担当してきたが,被疑者・被告人の方々は一様に,


「もうやらない。」
「むしろやりたくない。」
「やらないから大丈夫です。」


と述べてきた。


彼も当初はその例に違わず,


「捕まってから一度もやりたいと思っていない。」
「本当はやりたくない。」
「だからやめられる。」


そう話していた。


ところが,第1回公判の1週間前。

打ち合わせに行った際の彼の様子が明らかに変わっていた。


よくよく聞けば,彼が患っているうつ病の影響か,


「気分が大きく落ちた。」
「その気分が非常に落ちた際に覚せい剤を使いたいと思ってしまった。」
「今まで全くこんな気持ちにならなかったのになってしまった。」
「自信がなくなった。」
「拘置所という場所だから使わなくて済んだけど,そうじゃなかったら使っていただろう。」


とのこと。


続けて,


「自分が社会に出たらまた使ってしまうかもしれない。」
「だから,こんなに良くしてくれている身元引受人の方を裏切ってしまうのが怖い。」
「だから,情状証人としての出廷をやめてほしいと手紙を書いた。」


と。


彼の身元引受人は,彼が半年ほど前に偶然知り合ったNPO法人の代表理事の方。
幼いころから虐待を受けて育ち,身内と呼べる人がいない彼が,初めて大きな信頼を寄せられると思った方だった。
そして,その身元引受人の方も,短い付き合いにも関わらず,彼に非常に親身に寄り添ってくれていた。


そんな身元引受人のことを考えて,彼は先に述べたような発言をしたようである。


当日,身元引受人の方は情状証人として出廷し,彼の更生の手助けをすると証言してくれた。


彼は,裁判官に対して,素直に,覚せい剤をやめる自信がなくなった気持ちを吐露した。


だから,情状証人の出廷を避けてほしいと思ったことも,それでも来てくれたことがうれしいということも。




判決日。


裁判官は,判決を言い渡すとともに,


「この公判廷で,覚せい剤をやめる自信がなくなったと素直に言った気持ちを大事にしてほしい。」
「あなたが覚せい剤をやめられることを信じています。」

と彼に伝えた。


覚せい剤の依存性は非常に高い。


彼の「やめる自信がなくなった」という言葉は,彼が覚せい剤ときちんと向き合った結果である。


そして,その言葉は,「やめます。」の一言よりもよっぽど反省を示す言葉だったように思う。

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博物館はお好きですか?

事務局I

 

子供の頃は行ったけれど……という方も多いかと思います。

私はいまだにふらっと出かけるのが好きです。

 

特に上野恩賜公園内にある国立科学博物館は,博物館の中では一番のお気に入りです。

 

ここは明治10年に設立された日本で一番古い博物館で,「日本館」と「地球館」の2つの常設展示室があります。

「日本館」は平成20年に国の重要文化財に指定されており,建物自体も一見の価値があります。
ドラマ「リーガルハイ」の裁判所の外観としても使用されていましたね。

 

常設展示室のほかにも,「シアター36◯」という全球型の映像設備があったり,屋上にハーブガーデンがあったり……とにかく見どころ満載!
今年7月にリニューアルオープンして,一層充実した展示内容になりました。

子どものための博物館というより,大人が本格的に楽しめる博物館です。

 

ちなみに,18歳未満,65歳以上の方は入場無料です。

 

もうすぐ紅葉が美しい季節。この秋は,上野へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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○○限定

弁護士 柳沢里美


地方で行われる某アイドルグループの男性限定ライブの企画が問題となっているようです。
観客を男性に限定していることに対して,市民団体が抗議をしたそうです。


昨今,性別や年齢を限定したライブやイベントは多数行われていますが,特に問題視されてきませんでした。
それは,そのライブやイベントが民間の企業や団体が企画した純粋に私的なものだからです。
今回の男性限定ライブは,市が関与していることから問題となっているようです。


憲法には「すべて国民は,法の下に平等であって,人種,信条,性別,社会的身分又は門地により,政治的,経済的又は社会的関係において,差別されない」(第14条第1項)と書かれており,性別による差別を禁止しています。
ここで禁じられているのは合理的な理由のない差別であり,合理的な理由のある区別は許されます。


仮に市がアイドルグループのライブを男性限定で企画したら,性別を限定することについて合理的な理由を説明することは難しいように思います。


ただ,今回のライブの企画運営はすべて民間で行い,そこに市は関与していないようで,市民団体の抗議後,市長から企画の名称の変更や女性も入場できるような対応を求められた企画運営会社はこれを受け入れず,従前どおり男性限定でライブを実行するそうです。


このアイドルグループは過去にも男性や女性限定のライブを行っているようで,観客は「限定」であること楽しみにしており,それによって盛り上がるのだろうと思います。
企画運営会社はこの1回のライブを成功させることが目的でしょう。
しかし,市の方は今後,差別的イベントに関与したと言われてしまうかもしれません。


「限定」への公的関与は慎重にしなければなりません。

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講師をしてきました

弁護士 鈴木幸子


10月13日,去る9月19日に強行採決された安全保障関連法(以下「安保法制」と言います)を検証し,今後の課題について考える学習会の講師をしてきました。
30数名の方にご参加いただきましたが,質疑や感想が活発に出され,関心の高さがうかがえる熱気にあふれた学習会となりました。


「集団的自衛権」の行使は違憲であるということは相次ぐ憲法学者の方々の発言で,かなり浸透してきたと思いますが,安保法制は「集団的自衛権」の行使についてだけ定めたものではありません。
平時から戦時に至るあらゆる場面での自衛隊の活動について定めた1つの新しい法律とこれまでの関連する11の法律の改正法からなるものです。


憲法9条に守られ,幸いにも,わが国は戦後70年戦争というものを経験したことがありませんでした。したがって,多くの国民が戦場とはどういう状態なのか,戦闘行為とはどういうものなのか,イメージが湧いてこないのではないでしょうか。
だからこそ,戦争体験者のお話を聴いたり現在世界のあちこちで起こっている戦争報道を注視し,戦争の実態を正確に把握したうえで「安保法制」を検証する必要があると思います。
そうすることによって,字面からは見えてこない現実,「安保法制」により自衛隊が,ひいては日本国民が戦争に巻き込まれる危険が飛躍的に高まった実態が浮かび上がってくるように思えます。


学習会での私の実感です。
今後の学習会に活かしていこうと思っています。



折しも,10月16日,さいたま市議会において,自民・公明両党の賛成により,さいたま市内の様々な市民団体が活動の拠点とする「市民活動サポートセンター」(発足当時,市民と行政が協働して運営する施設として全国的な注目を集めました)の指定管理者制度をとりやめる条例改正が議決されました。

センターのオープン以来,指定管理者となって管理運営を担ってきたのは,さいたまNPOセンターですが,来年度から,さいたま市が直営することになります。


この条例改正案の提案理由は,センターが憲法9条や原発問題等の政治的なテーマについて活動する市民団体に使用されていることを問題視するものです。
これは,明らかに,市民の自由な言論,表現活動を封じようとするものであり,「安保法制」の廃止を求める国民の声がますます高まる現在の政治状況に対する安倍政権の危機感の現われではないでしょうか。


極めて重大な事態です。


提案理由のなかで指摘された14の市民団体は連名で,さいたま市議会議長宛て,即刻抗議文を提出しましたが,このような動きが全国的に広がることを危惧します。

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親から子に読み継がれる物語

事務局a


ある日,小3の娘が「あのね,3年生になったから高学年文庫の本も借りられるようになったんだよ~。」と嬉しそうに借りてきた本の中に,松谷みよ子さんの『アカネちゃんのなみだの海』がありました。


「あれ? このお話は,シリーズになっているんだよ。最初のお話は,『ちいさいモモちゃん』。『アカネちゃんのなみだの海』はシリーズ最後のお話だよ。最後のお話から最初に借りてきちゃったのね(笑)」
「うわー。懐かしい。お母さんも子供のころに読んだよ。でも,『ちいさいアカネちゃん』までしか読んでないかも。最後のシリーズまでまた読みたいなぁ。」
「じゃあ,図書室で最初のお話から順番に借りてきてあげるね!!」

そんな,約束をしてくれました。
 
私は,小学生の頃に松谷みよ子さんの<直樹とゆう子の物語>シリーズを第三作まで読みました。
『ふたりのイーダ』で原爆,『死の国からのバトン』では公害,『私のアンネ・フランク』ではナチスのユダヤ人迫害について,どの作品にも衝撃を受け,いのちの重みと尊さについて考えさせられたのはもちろんですが,戦争や公害など人間が生み出した大きな闇に,子供心にも何ともいえない憤りをおぼえました。

物語を読んで,自分の中にはじめての感情が生まれる経験は,これらの松谷みよ子さんの作品と出会ったときが初めてだったように思います。


このシリーズは,第五作目まであることをつい最近になり知ったので,この機会にぜひ第四作と第五作も読みたいと思います。
 
おもえば,実家にも松谷みよ子さんの作品が数冊並んでいました。
たぶん,私の母も松谷みよ子さんの作品の愛読者だったのだと思います。
母から私へ。そして,私から娘へ……。

まさに我が家では,親から子へと読み継がれています。
 
ところで,松谷みよ子さんの最期のことばは「戦争のことは,絶対に忘れてほしくないわね」だったそうです。
わすれっぽい日本人。日本はいま,どこに向かっているのでしょうか。
私も,“戦争を知らない子供たち”世代のひとりです。どんどんと戦争を知らない世代が増えていくなか,戦争のことを忘れないこと,次の世代に伝えていくことは,さらに難しくなっていくのかもしれません。


だからこそ,ぜひ親から子へと読み継がれていってほしい物語たち。オススメですよ。

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「戦争の合法化を許してはならない」

弁護士 沼尻隆一


立花隆がこの映画のために一冊本を書いていることからもわかるように,フランシス・フォード・コッポラの監督作品である「地獄の黙示録」は極めて偉大な映画だ。

先日,この映画の「REDUX(特別完全版)・オリジナル版ボックスセット」DVDの附録の小冊子の中に,コッポラ監督自身の次のような文章を発見した。


「私は,いかなる芸術家であっても,戦争に関する映画を作る場合,必然として,反戦映画を作ってしまうと考えている。たいていの戦争映画は,反戦映画なのだ。しかし,私のこの映画は,反戦映画以上のもの-『反“嘘”映画』だと信じている。戦争とは,人々が傷付けられ,拷問にかけられ,障害者にさせられ,そして殺される事だ。それを文明はウソで塗り固め,一つのモラルとして提示する。それが,私にはおそろしい。そして,それが戦争の可能性を“永久”にしていることに,震えを感じるのだ。」(HERALD PICTURES「地獄の黙示録特別完全版・オリジナル版ボックスセット」附録小冊子より)


ベトナム戦争の戦場が舞台のこの映画の中で,2メートルの波が立つという海でただ「サーフィンをしたいために」付近の村をナパームで焼き払い住民たちを殲滅するといった仕業をいとも簡単に,かつ平然とやってのける「空の第1騎兵隊」指揮官のキルゴア中佐は,軍隊組織の中では(=文明の規範の中では),部下思いの優秀な指揮官であり,戦争の英雄とみなされている。

一方,軍規等を無視してジャングルの奥地で自分に盲従する現地民を率いて戦闘行為を繰り返すカーツ大佐は,軍上層部により,あらゆる行動が「不健全」(UNSOUND)だという烙印を押されたあげく,「殺人罪」で逮捕命令が出された。

非公式な指令としてカーツの「抹殺」を命じられたウィラード大尉は,内心「戦場で殺人罪?レース場でスピード違反を取り締まるか?」と半ば呆れながら思う。



コッポラ監督がいうように,戦争のモラル化とは,文明の究極の欺瞞だ。

そこでは,「より多く殺戮した者」が「英雄」となり,「虐殺」は「正当な」行為となる。「侵略」も,「自存自衛のため」やむを得ざる行為となり,「核武装」さえも「安全保障上」必要な行為となってしまう。「徴兵制」だってそうなれば「美徳」だ。


映画の中だけの話ではない。

「ウソで塗り固めた説明」を重ねて「戦争をモラル化(=法制化・合法化)」する,そんな欺瞞だけは,絶対に許してはならない。

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成年後見と株式投資

弁護士 吉岡 毅


来週10月3日土曜日午後2時から,浦和法律事務所の公開市民講座が,浦和パルコ10階で開催されます。

今回のお題は「成年後見のイロハ」。私が講師を務めさせていただきます。


当日は,市民の皆さんの視点で成年後見全般について詳しくお話ししますが,そこでは触れられないであろうニッチな世界経済と投資のお話を一つ。



同じ成年後見人となる場合であっても,弁護士が専門職として裁判所によって選任される場合と,親族が後見人になる場合とでは,細かな点で違いが出てきます。

また,同じ専門職後見人弁護士の場合であっても,地域(裁判所)によって考え方や運用が違うこともあります。


その一例が,株式や投資信託等の扱いです。


専門職後見人の場合,被後見人(後見される人)の資産をできる限りそのまま維持することが求められます。


不動産は,ほっておいても増えも減りもしませんし,売却には面倒な手続が必要ですから,とりあえずそのままにしておけば維持できます。

預貯金や現金は,そのままでも別に減りはしませんが,使い込みにしろ泥棒にしろ,何らかの理由で費消されてしまうと後の祭りなので,とりあえず大きな資産は信託してしまうのが最近の運用です。


ところが,同じ金融資産でも,比較的短期間で大きな値動きのある株式・投資信託などの金融商品については,そのままにしておけばいいのか,売って現金に換えて管理すべきなのか,考え方が別れます。


少なくとも,当地さいたま家裁の現在の運用では,株式や投資信託について,特別な事情がない限り,「現状維持」をもって,おおむね適切な維持管理の方法と認められているようです。


しかし,ここ最近も,中国株式市場の混乱などに伴う世界経済の減速懸念から,日本株を含む全世界の同時株安が起きたばかりです。

長期的視野で見れば,今回の下げはまだ大したことはありませんが,相場のトレンドと資産に含まれている商品の特性によっては,一刻も早く売却した方が良い,という判断もあり得ます。「株=(投資ではなく)投機」という価値観も,一概には否定できないからです。

そのためか,聞くところによると,ある地域では,専門職後見人がつくと株式や投資信託等の金融商品は直ちに売却する運用となっているようです。


けれども,それはそれで一方的な感じもします。


たとえば,被後見人が世界経済の長期的成長を信じて,低コストのインデックス投資信託やETFに内外分散投資をしていた場合に,相場には上下があるからと言って成年後見人が有無を言わさず全部解約してしまうのでは,被後見人の投資哲学を全否定することになるでしょう。

そのようなことは成年後見人本来の職務権限を超える気がしますし,専門職成年後見人として資産運用に関する知識不足の感も否めません。機械的に現金化した行為が,暗愚の誹りを免れない可能性もあります。


本当は,専門職後見人が資産運用についての十分な知識をもって個別に対処すべきですが,さすがに弁護士等の専門職後見人に誰でもプライベートバンカー並みの投資知識を要求するのは無理があります。


というわけで,原則として一律に現状維持という運用にも,一定の合理性があると考えられます。

専門職後見人としては,万人に平均して有用な守りの姿勢を選択するのが一般的でしょう。


ただ,これが親族後見人による財産管理の場合だと,親族後見人に被後見人と同等かそれ以上の投資知識があることを前提に,より深く被後見人の意思を酌んで,積極的に換価したり長期ホールドしたりといった個別の判断を,もう少しできるように思うのです。

少なくとも仮に私が親族後見人であれば,株や投資信託等の金融商品の管理については,個別銘柄毎に臨機応変かつ適切に判断したい(してあげたい)だろうと思います。


だからといって,あまり知識のない親族後見人が勝手をして良いことにもなりませんから,難しいところですね。



ここ最近の株価の乱高下を眺めながら,専門職後見人と親族後見人のわずかな違いについて,ちょっと考えてみました。

(なお,専門職であれ親族であれ,投機はもちろんダメですし,利殖目的の積極的投資が認められるわけでもありませんので,ご注意ください。)

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少年法適用年齢の引き下げに反対です

弁護士 水口 匠


政府(成人年齢見直しなどを検討する特命委員会)は,少年法の適用年齢を現在の20歳未満から18歳未満とするための改正を検討しています。
これは,選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられたことが背景になっています。


しかし,選挙年齢と少年法の適用に,何の関係があるのでしょうか。
少年法は,「少年の健全な育成」という観点から,少年の資質,環境などの特性を考慮して適用年齢を設定しているのであって,これを形式的な成人年齢にとらわれて,合理的理由もないのに引き下げることはナンセンスというほかありません。


また,少年法の適用年齢引き下げが検討される,もう一つの背景には,深刻化する「凶悪」な犯罪の抑止の必要性も叫ばれているようです。


しかし,実際には,少年事件は増加も凶悪化もしていません。それどころか,激減しています。
例えば,一般刑法犯の検挙人数ですが,2000年は約15万2000人であるのに対し,2013年は,約6万9000人と,半分以下になっています。
また,凶悪犯についても,同期間で同様に激減しているのです(殺人は約半分。強盗,強姦はそれぞれ約3分の1)。
当然,人口比あたりで計算しても激減しており,少子化が理由というわけではありません。
従って,凶悪犯罪の深刻化という認識は前提として完全に誤っているのです。


適用年齢の引き下げは,必要性がないだけでなく,様々な問題点もはらんでいます。
言いたいことはまだまだありますが,あまりに長くなってしまうので,ここでは書くことができません。
しかし,一ついえるのは,安易な適用年齢の引き下げが,社会を悪くすることはあっても,よくすることはないということです。

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全国制覇への道

弁護士 河原﨑友太


これまでに修習又は業務で訪れた裁判所を挙げると,


神戸地・家裁
同姫路支部
同洲本支部
大阪地裁
京都家裁
奈良地裁
名古屋地裁豊橋支部
横浜地裁
同横須賀支部
千葉家裁松戸支部
東京高裁
東京地・簡・家裁
同立川支部
さいたま地・簡・家裁
同川越支部
同越谷支部
同熊谷支部
大宮簡裁
久喜簡裁
前橋家裁
(地・家裁…支部を含めて17か所。簡裁…4か所。)


地方裁判所の数は,全国に50か所(北海道は4つ)。


支部も含めると全国に203か所。


簡裁は全国に438か所。


全国制覇への道は果てしなく遠い。


ところで,遠方の裁判所で裁判がある場合,


裁判所のある地域の弁護士に頼むのも一つ。


でも,自分の住んでいる地元の弁護士に頼むのも一つの選択肢である。


訴訟を進めるには詳細な打ち合わせが必要となる。


遠方の弁護士事務所に依頼したときに,それが可能か。


多くの場合はNOだと思う。


是非,地元の弁護士にご相談を。

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CUBA

弁護士 柳沢里美


少し前になりますが,今年のGWにキューバに行ってきました。
アメリカとの国交が回復して最近注目されていますが,私が行ってきたのはその直前です。


初めて訪れたハバナの街の第一印象は「古っ」。
キューバを訪れた人たちの「タイムスリップしたみたい」という感想をよく聞きますが,まさしくそんな感じでした。
建物は古く,クラッシックカーが街中を走っていました。
もちろん観光客を対象にしたタクシーのクラッシックカーもありましたが,現地の人が日常的に乗っている車もみな古いのです。


街中のカフェやレストランではキューバ音楽の生演奏がされていて,街中いたるところに音楽が流れていました。
時間の流れがゆっくりと感じました。


キューバの人はみんな陽気でフレンドリーと聞いていましたが,確かに街中ではよく声をかけられました。
「ハポン(日本)」というと,「イチロー!」「マツザカー!」と日本人野球選手の名前を次々と言ってきてコミュニケーションをとろうとしてきました。
街を歩いていると昼夜問わずサルサパーティーに誘われましたが,これはどうやら現地では観光客に酒をおごらせる方法として有名らしいです。


ともあれ初めてのキューバで街や人の魅力をたくさん感じてきました。
また行きたいと思いますが,きっと何年か経ったら「古っ」という印象はなくなるんだろうな。。

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「スイカ」

事務局K


8月も20日を過ぎたころから曇り空が続き,あの連日の猛暑日が嘘のように涼しい日が続いています。
このまま,残暑もなく秋に突入するかのような気配を感じています。


今年の夏を振り返ると,かなり「スイカ」のお世話になりました。
「スイカ」はJR東日本の駅の改札でピッ!とやるカードではなく「西瓜」です。


結構,食べました。
出始めのころは,生協の共同購入で値段が高めの西瓜を買ってみましたが,8月に入ると,近所の農家の無人販売所で1個200円~300円の小玉西瓜をウォーキングの途中で買い求めるようになりました。
これが安い割には新鮮で,結構美味しい。


西の瓜というネーミングからして中国渡来のイメージがしますが,原産地はアフリカのサバンナらしく,流れ流れて中国の西方地方から日本に伝来したようです。


西瓜には,疲労回復によいカリウム,免疫力を高めるβカロテン,活性酸素を減らし老化を防ぐリコピン,血流改善,血圧抑制効果のあるシトルリンがあるほか,夏場の汗で失われる糖分,ミネラルも含まれ,塩をふって食べる事により塩分も補充でき,熱中症予防もできるという優れもの。
また,食物繊維も豊富で,西瓜の皮にはコレステロールを下げるスーパーアミノ酸も含まれているという事を最近知りました。


すごいぞ,西瓜!褒めてあげたい。


自然食品の素晴らしさを再認識です。


来夏は西瓜の皮にも挑戦する予定です(漬物が美味しいらしい)。


さて,西瓜のお蔭で夏バテもせずに,何とか乗り切ることができたところで,8月30日の安保法制反対の国会包囲12万人集会に参加してまいりました。
ものすごい人の波で地下鉄千代田線の国会議事堂前駅のホームに降りてから,地上に出るまでに30分近くかかりました。
熱気のなか,身動きができないといった感じでしたが,体調を崩すことなく,小沢一郎氏(生活の党と山本太郎となかまたち共同代表)の演説も拝聴できました。
廃案に追い込むまで,まさに総結集!

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「起業してベンチャーで戦う後輩達」

弁護士 板垣雅幸


先日,大宮にあるコアワーキングスペース7Fという場所で,ベンチャーピッチ(短いベンチャー事業のプレゼンイベント)が行われ,出席してきました(コワーキングとは,事務所スペース,会議室,打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指します「wikipediaより出典」。)。


そのイベントが終わった後,ある方から「板垣さんじゃないですか。」と声をかけられました。

顔を見てすぐわかりました,大学で同じサークルの後輩だった「N君」です。

私がN君に対して知って情報は,大学卒業後新卒で某有名ITベンチャーに就職したということだけ。あとの情報は,全く知りませんでした。


何やら話してみると,N君は現在新卒で就職したITベンチャーを辞め,大学の同級生と2人で,日本全国に散在する本当に価値のある良いモノ(製品)を見付け,生産地や生産者の魅力を余すことなく伝え,購入するだけではなく,各生産地に実際にヒトが流れ,体験し繋がりを持てる,「セコリ百景」というECサイトを運営しているとのこと(文字ではわかりづらいので,「セコリ百景」とインターネットで検索してみてください。)。

ベンチャーは辛いこともあると思いますが,是非頑張ってもらいたいです。


ちなみに,私が大学時代に所属していたサークルは,全体25人程度のごく普通のオールラウンドサークルでしたが,N君も含めて起業をした又は起業に関わった後輩が2人います。大学時代には,あのサークルから2人も出るとは思いませんでした。

私も公務員を辞めて弁護士になりましたが,人間将来どうなるかはわからないものです。


ただ,いつでも「チャレンジ精神」を絶やさないことは大切ですね。やはりチャレンジしている人のほうが,私は魅力的に映りますし,実際に魅力的なことのほうが多いです。

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初めてのクワイ栽培

弁護士 鈴木幸子

 

私の好物のひとつにクワイがある。
あの独特のえぐみ,ほくほく感はもとより,ブルーのコロッとした姿が何とも愛らしい。毎年年末には購入し,お正月に食しているが,高いっ!

 

ある日のこと,さいたま市報をながめていたら,「抽選で100名の方にクワイ栽培セットをプレゼントします。」という記事が目に入った。迷わず応募した。
忘れたころに当選のハガキが届いた。
ワクワクしながら,はるばる岩槻まで出かけて行った。行列ができていた。
クワイファンは意外とたくさんいるのですね。

 

さて,「クワイ栽培セット」の中身はクワイ3個,栽培用の土,肥料,簡潔な栽培説明書,クワイのレシピが掲載されたパンフレット。
やっとのことで自宅に持ち帰った。説明書を読んでみる。
水耕栽培?? 水温が30度以上にならないこと??(どうやって測るの?)
恐る恐るバケツに栽培用の土と肥料を入れ,水をたっぷりやって,スコップでかき混ぜ一晩置いた。
土が馴染んだところで,いよいよクワイ3個を植え付ける。
クワイって,どう成長するんだろうか。1個のクワイからいったい何個栽培できるのかしらん。水温が30度を超えないようにバケツの下に簀子を敷かなくっちゃ,日よけに葭簀も。
ところが,園芸用の小ぶりの物って売ってないんですね。園芸愛好家の皆さんはどうしているのかしら。何とか代用品で済ませた。
10日ほど経った頃,古い芽を破って新しい芽が出てきた(おぉーっ!)。
ところが,2個にカビが生えてしまったのである。猛暑の中の水耕栽培ですからねぇ。カビにとっては絶好の環境ですよね。見つけては取り除いてはいるものの……。

 

果たして,この猛暑多湿の気候を乗り切って,年末の収穫にたどり着けるのだろうか。クワイのレシピをながめながら,ため息をついている。クワイが腐ってしまわないうちに,はやく涼しくなぁーれ。

 

ところで,埼玉のクワイの産地は越谷なんですって。皆さんご存知でしたか?

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9条

弁護士 堀 哲郎


工学部出身の私は,恥ずかしながら29歳になるまで,憲法と法律の区別ができていませんでした。憲法の条文すら,一度も読んだことはありませんでした。29歳のとき,会社を辞めて司法試験の勉強を始め,初めて憲法の何たるかを知った次第です。当初は,憲法の条文を丸暗記することから始めました。条文は全部で103条あり,比較的短期間に覚えることができました。(後日談ですが,丸暗記する必要はまったくなく,どこに,どういう(何に関する)規定があるかわかれば,それで十分だと言われ,無駄な努力をしたことに気付かされました。)
ちなみに民法は1044条まであり,とても覚え切れませんでした。


さて,憲法とは何か,については憲法自身次のように定めています。


98条1項

 この憲法は,国の最高法規であって,その条規に反する法律,命令,詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は,その効力を有しない。


また,こうも規定しています。


99条

 天皇又は摂政及び国務大臣,国会議員,裁判官その他の公務員は,この憲法を尊重し擁護する義務を負う。


ところで,今,国会では,集団的自衛権(自分の国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を,自分の国が直接攻撃されていないのに,実力で阻止する権利)の行使を容認する,いわゆる安保法案の審議がなされています(衆議院では強行採決)。この法案については,各界・著名人から違憲(憲法9条違反)の声があがっています。日本弁護士連合会も早々と違憲声明を出し,埼玉弁護士会その他の単位弁護士会も然りです。さらに,憲法学者の大多数が違憲と断じています(朝日新聞アンケート)。また,国会周辺はもちろん,全国各地で反対のデモ(パレード)も行なわれています。


9条を巡っては,これまで様々な議論がなされてきましたが,百聞は一見に如かず,次に9条を掲げます。専門家ならずとも,素直に(常識的に)読めば,集団的自衛権の行使(限定的にせよ)が違憲であることがよくわかると思います。


9条1項

 日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。

2項

 前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。


いかがですか?

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~ 『知と行動の巨人』 鶴見俊輔さん逝く ~

弁護士 沼尻隆一


鶴見俊輔さんが7月30日,93歳でお亡くなりになりました。


鶴見さんは,東京市長,満鉄総裁などを務めた後藤新平を祖父とし,政治家,官僚,作家でもあった鶴見祐輔を父として,大正11年に生まれ,旧制中学を退学となった後,家族と離れて米国に渡り,ほぼ独力で勉強してハーバード大に入学し,そこでプラグマティズム学派の影響を受け,日米開戦に伴い米国で収容所に入りましたが,捕虜交換のような形で日本に帰国し,日本軍から軍属(通訳)として徴用され東南アジアに派遣されます。
当時,軍から人を殺すよう命令された場合,自殺を考えていたそうです。


終戦後は,都留重人,丸山真男らを同人として「思想の科学」を創刊し,編集者として活躍のかたわら,大学でルソー研究等に従事していましたが,1960年,日米安保条約の強行採決がなされたことに抗議して,当時勤めていた東京工業大学(国立)の助教授を辞職しました。

前後して,東京都立大学の中国文学者竹内好さんも同じように,教授職を辞職しました。
いずれも

「このような日本政府の下で公務員として給料をもらっているわけにはいかない」

という強い思いからでした。


奇しくも今,「安全保障」というテーマに関し,同じような事態が国会で生じています。
安保条約の強行採決と引き換えに岸内閣は退陣しましたが,今の内閣は退陣のきざしさえ見えません。むしろ,事態はより深刻ではないでしょうか。

憲法学者の約98%が違憲・違憲の疑いがあると考えているにもかかわらず,私立大学の方は別として,今どきは誰も,辞職するような人はいらっしゃいません。
そういう筋の通し方は最早,はやらなくなったのかも知れません。


さて,その後も,鶴見さんは,大学紛争の際に同志社大学が機動隊の学内導入を決定したことに抗議して,同大の教授職を辞職したりしましたが,学究生活のかたわら「ベ平連」の活動などを通し,地に足のついた知的活動を続けました。

プラグマティズムの精神とはそういった,観念論や教条主義に堕さない実践的な知の試みでもあると思いますが,鶴見さんの活動はまさに,それを地で行った感があります。


ほかに鶴見さんは,大衆小説や漫画などサブカルチャーに対する造詣が深く,山上たつひこ氏の漫画「ガキデカ」などへの賞賛は有名です。
私も,対談かなにかで鶴見さんが,岩明均氏の漫画「寄生獣」を絶賛しているのを読んで,「さすがわかっておられる」と驚嘆したのを憶えています。


『知と行動の巨人』である鶴見俊輔さんの訃報に接し,謹んでお悔やみ申し上げます。

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7月15日のコト

事務局M


安保関連法案が衆議院特別委員会で強行採決されたと報道がありました。そこで,事務職員さんたちと結託し,仕事後国会前のデモに参加してきました。


私が国会前に到着した頃にはすでに若者から年配の方まで,国会前は多くの人たちで溢れていました。一部ではバリケードが崩壊し,道路まで人が雪崩れているところも。

若者の「9条守れ」,年配の方の「子供を守れ」などの呼びかけに心打たれました。


帰りがけには,「写真を撮ってもいいですか?」と声をかけられ,携帯でパシャリ。

その方はいろいろな人を撮って,facebookに投稿するとおっしゃられていました。デモに参加するだけでなく,その様子を伝えていくことも大事ですよね。心打たれました。


現在は参議院での審議に入っています。

引き続き,自分にできることをコツコツと行っていきたいと思います。

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否認に転じた?

弁護士 吉岡 毅


平成27年7月12日,愛知県で65歳の男性が17歳の男子高校生に10か所以上を刺されて殺害される事件がありました。
報道によると,

「少年は逮捕当初,殺意を認めていたが,その後の警察への取材で,少年が取り調べに対し,『殺すつもりはなかった』という趣旨の供述を始めたことが新たにわかった」

のだそうです。


これと同様,被疑者が否認に転じたことを非難する報道が非常に多くて,報道に触れた人から「どうして途中で話が変わるのか? 弁護士が嘘をつかせているのか?」と質問を受けることも多くあります。
しかし,その疑問のほとんどは,取り調べの実態を知らないまま報道内容を言葉どおりに受け取った結果の誤解です。


私は,上記の事件自体については弁護人でも何でもないので,事実をまったく知りません。この事件について言いたいことは,特にありません。
ただ,具体的な事件を離れて,あくまでも一般論として,被疑者(容疑者)の捜査中の供述について報道がなされる場合に,取調室や接見室で実際には何が起こっているのか,架空の会話でお教えします。


【取調室にて】

刑事 : お前がこのナイフで刺したんだよな?

被疑者 : ……はい。でも,そのときはビックリして……

刑事 : 実際,被害者は死んだんだよ! 知ってるよな? 被害者,もう生きてないよな?

被疑者 : ……はい。

刑事 : お前がナイフで刺したから死んだんだよ! そうだよな?

被疑者 : ……そうです。

刑事 : だから,お前がナイフで刺して殺したんだろ?

被疑者 : ……はい。

刑事 : こんなナイフで何度も刺したら,そりゃ当然,死ぬよな。痛ぇだろうなぁ。血もいっぱい出てよ。お前が今ここで俺に同じようにグサグサ刺されたら,間違いなく死ぬよな? 何ならやってみるか? 生きてられるわけないよな! それくらい,分かるだろ?

被疑者 : ……はい。

刑事 : じゃ,これに名前書いて。

被疑者 : ……はい。

【調書の記載】

「僕は,持っていたナイフで相手を何度も刺して殺しました。当然ですが,このナイフで人を何度も刺せば間違いなく死ぬと分かっていました。」


【接見室にて】

弁護士 : 一体,どういう状況だったの?

被疑者 : おじいさんだから,ナイフを見せればすぐに怖がって逃げると思ったのに,逆に飛びかかられてしまって……。びっくりするぐらい強い力で胸ぐらをつかまれて大声で叫ばれたので,驚いて咄嗟にナイフを滅茶苦茶に動かしたんです。

弁護士 : そのとき,相手を殺そうと思っていたの?

被疑者 : 全然思ってません。

弁護士 : じゃ,死んでもいいとは思っていた?

被疑者 : そんなこと思ってません。無我夢中で,何も考える余裕はなくて……。

弁護士 : もしそれが事実なら,取り調べでも,事実があった通りに言わないといけないね。


この供述が,後から警察によってマスコミにリークされると,最初の報道内容になります。

被疑者が言おうとしていることは,最初から何も変わっていません。否認に「転じて」などいない。ただ,聴き方とまとめ方が違うだけだと考えるのが普通です。
その場合,否認に転じたとする報道は,はたして正しいでしょうか?


もちろん,被疑者の言おうとしていることが正しい(真実)かどうかも,また別の話です。

殺意が認められるかどうかは,動機や計画性や犯行態様や凶器の種類などの様々な事情から慎重に判断されるものです。

取り調べで認めたとか,自白調書にサインしたとかいったことだけで,真実は分かりません。少なくとも,取り調べを全部可視化していなければ,信用する根拠がないのです。

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憲法の存在意義

弁護士 水口 匠


7月15日,安全保障関連法案が衆議院平和安全法制特別委員会で採決が行われ,自民,公明両党の賛成多数で可決されました。これから,16日には衆議院本会議で可決し,参議院に送付する見込みになります(この原稿を書いているのは15日です)。


約1か月前,憲法学習会に招かれた3名の憲法学者が,いずれも集団的自衛権の行使を憲法違反であると回答しました。他の学者もほとんどが同じ意見とのことです。当然だと思います。我々弁護士などの法律家も,今の憲法の下で集団的自衛権を認めることに問題がないと考える方はほとんどいないのではないでしょうか。
憲法を改正した上で集団的自衛権を認めるべきか否かについては,ここで触れるつもりはありませんが,私も今の憲法の下でこの法律を作ることは,客観的にいって憲法違反だと思います。本当に集団的自衛権の行使を認める必要があると考えるのであれば,憲法改正手続きにより,正々堂々と国民に信を問わなければなりません。


憲法とは,国民の生命,身体,財産,生活,自由を守るためにある,国家を縛るルールです(これを,立憲主義といいます)。人間に例えれば,国家や国民が肉体で,憲法は肉体を支える背骨のようなものです。背骨を折ったり,無理矢理ねじ曲げたりすれば,必ず肉体に障害が生じます。これは,歴史上も明らかです。

それなのに,憲法9条の解釈を無理矢理変更して(憲法9条,99条違反),法案も強行に採決しました(憲法9条違反)。国会議員の中には,新聞社の報道弾圧とも受け取れる発言を平気で行なう者もいます(憲法21条違反)。


これまでも問題ある法律は数々作られてきましたが,この法案はその中でも際だっているように思います。この法律が施行されても,戦争が起きなければいいという問題ではありません。この法律を作ること自体にとても大きな問題があるのです。
日本は今,大きな転換点にいます。

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「子どもの話」

弁護士 河原﨑友太


我が家の長女はもうすぐ4歳。
口が達者で,いつのころからか,彼女の口から真実が明らかになることも多くなった。


例えば,先日,自宅でスーパーボールを5,6個転がしていたら,1歳になる長男が遊びだした。呑みこんだら危ないなと思い,警戒しつつ,他の作業をしていたら,長男が持っていたスーパーボールが行方不明に。
まさか呑んだかと思い,長女に聞くと,「●●君(長男のこと),スーパーボールを口から出してポイッてしたよ。」とのこと。つまり呑みこんではないということ。
しかし,もともとスーパーボールがいくつあったのかがわからず,減ったような気がして,相変わらず長女の発言の信用性を認めるにはいかない。ただ,その後,長男の様子におかしなところはなく,「あぁ,長女は本当のことを言っていたんだ。」と思う。


また,先日,どうやら保育園でひとつ上の年齢のクラスの子たちに囲まれたらしく,お迎えに行った妻がそれを目撃し,事実を確認したところ,ひとつ上の年齢のクラスの子たちがバケツに集めていたダンゴ虫をうちの子が逃がしたらしい。それで,お姉ちゃんたちに囲まれていたとのこと。
家に帰って,妻からその話を聞き,本人に聞いてみたところ,「そのダンゴ虫は自分が集めたものなのに」との発言。妻に改めて聞くと,どうやらその発言は嘘らしい。

自己防衛のために嘘をついたようである。なかなかやる。


見たものを話すことはかなり正確に言えるようになったらしい。
他方で,自分が不利になる話については嘘が盛り込まれることもあるらしい。


先日,幼稚園での性的虐待を記事にした出版社に対する名誉棄損での損害賠償請求訴訟の高裁判決が出ている。そこで問題となったのが,虐待現場を目撃したとされる園児の証言の信用性。
地裁はこれを否定し,高裁はこれを肯定したようである。つまり,園児の証言が信用に足りるものであると。


事件の詳細や,記事の内容については把握していないので,事件の内容に踏み込むわけではないが,先に述べた我が子から聞いた話を前提にすると,小さい子であっても,自らの語彙である程度表現できる子の目撃証言というものは信用に足りるのかもしれない。
ただ,理解力・表現力が十分ではなく,語彙が少ない子どもから正確に事実関係を聞きとることは至難の業だと思う。誘導なく,事実を聞きとることがどれだけできるか,一筋縄ではいかないのであろう。それが実感。

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倫理研修

弁護士 柳沢里美

 

弁護士は登録初年度,登録後満3年,満5年,その後5年ごとに倫理研修を受けなければなりません。

倫理研修は,日弁連の規程で参加が義務付けられていて,遅刻や途中退出はNGです。

 

私にも参加義務の年度だという通知が来たので,先日,埼玉弁護士会実施の倫理研修に参加しました。

遅刻はできないというプレッシャーがあったので余裕で開始時刻に間に合い,懲戒の現状やケーススタディに基づいて弁護士職務基本規程(弁護士倫理に関する規程)の研修を受けました。

 

弁護士の不祥事の報道や懲戒処分の件数が増えています。法曹増員によって弁護士の数が増えて弁護士も多様化していますが,経験の長い高齢の弁護士が懲戒処分を受けている事例は多くあります。

 

倫理研修には,私の同期の弁護士だけでなく,何期も上のベテランの先輩弁護士もたくさん参加していました。

弁護士の信頼を損なわないように,定期的に倫理研修を義務として受けることに意義はあると思いました。

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緊張の夏? 平和の夏!

事務局Y 

 

暦の上では『夏』になって久しいですが,梅雨空と国会にモヤモヤが募る今日この頃です。
集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされて1年。特定秘密保護法が強行採決のうえ成立・施行されて半年が過ぎました。

そして,現在は,戦争法案とも呼ばれている安全保障関連法案の審議が続いています。

 

どうして,急に日本はこんな風になってしまったのでしょうか。

しかし,私たちの「なぜ?どうして?」の声には,なかなか明確な答えが返ってきません。議論がかみ合わないまま,どんどん推し進められています。

 

 「今の自分に何かできることはないか・・・?」

 

去る4月28日,当事務所の鈴木幸子弁護士が呼びかけ人となっている「戦争許さない女性のレッドアクション」が行われ,埼玉県庁前から浦和駅までのパレードでは,多くの赤い女性たちが平和への思いを訴えました。

その第2弾が7月18日(土)午前11時から行われる予定です。

普段,なかなか機会がない方も,是非,赤いものを身につけてご参加ください。もちろん男性も大歓迎です。

戦争をゆるさない女性のレッドアクション第2回チラシ(表)
戦争をゆるさない女性のレッドアクション第2回チラシ(裏)

平和と人権をまもるためにも,地道にこつこつと声を上げ続けていきたいです。

そして,梅雨が明けるがごとく,私たち国民の心がすっきり晴々とする日が来ますように……。

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「浦和まつりで踊ります」

弁護士 板垣雅幸


来る7月12日(日)に当事務所がある浦和の旧中山道において,「浦和まつり」が盛大に開催される予定です。

私は,浦和まつりの中で,旧中山道を浦和おどりを踊りながら歩かせて頂く予定になっています。
去年は,全く参加しなかった浦和まつりですが,今年は某青年団体のメンバーから有り難いお誘いを受け,初めて浦和おどりに参加することになりました。


先日,浦和おどりの練習に行ってきました。長くはない振り付けですが,手や足の使い方や目の位置まで,丁寧に先生からご指導を頂くも,なかなか身に付かない状態でした(おそらく,おどりのセンスがないからだと思います。自覚もしています。)。
周囲の方からは,「まだ練習が足りない。」と厳しいご意見を頂くばかりでしたが,まつり当日まで,まだ練習の機会がありますので,なんとか当日までには,おどりを身に付けたいと気合いが入っています。


まだ,浦和に住んでからそう長くはありませんが,たくさんの仲間ができ,色々なイベントにも誘って頂き,浦和という街が私にとって,第二の故郷になってきているなと感じています。

買い物するにも便利,うなぎなどの名物もある,サッカーもすぐ観戦できるなど,良いところ盛りだくさんの浦和の街です。

事務所にお越しの際には,事務所近辺でおススメのお店も教えますので,是非私に尋ねてみて下さい。

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「特定秘密保護法」は廃止にするしかない(4)

弁護士 鈴木幸子


特定秘密保護法は,われわれ国民の日常生活にどのような影響を及ぼすのだろうか。


(秘密漏えいの重罰化)
特定秘密保護法では,特定秘密情報を扱う公務員や民間業者が情報を漏らした場合には懲役10年以下の刑罰が科される。情報を漏らすように働きかけた民間人らに対しても,懲役5年以下の刑罰が科される。

そもそも何が「特定秘密」に指定されたかが秘密とされる以上,このような重罰を科すことは,情報を提供する側にも提供を求める側にも大きな萎縮効果を生むことになる。その結果,本来国民のものであるはずの情報がより国民に開示されにくくなる。


現在,国会では,『安全保障法案』が議論されている。しかし,自衛隊がどこに派遣されるのか,現地の情勢はどうなのか,どのような武器を持参するのか等々,法案の定める要件(法案の定める要件が全く縛りになっていないことについては言うまでもないが……)に該当するか否かの判断の前提とされる資料のかなりの部分が特定秘密に指定されるであろう。

また,国会に設置された情報監視審査会のメンバーである国会議員が知り得た特定秘密を洩らせば懲役5年以下の刑罰が科されるため,所属党内に持ち帰って議論することすら憚られることになろう。
したがって,国会によるチェックは事実上機能しない。つまり,時の政権は,有無を言わせず,国民を政権の判断に従わせることができるのである。


まずは,「国家安全保障会議」を設置して安全保障に関わる重要な情報を国家安全保障会議のもとに集約管理し,「特定秘密保護法」によって特定秘密に指定し,時の政権の判断で「安全保障法」に基づき武力の行使を発動する。

「特定秘密保護法」制定の最大の目的はこの点にこそある。

まさに,民主主義の根幹に関わる重要な問題と言わなければならない。

『安全保障法案』のみならず,「国家安全保障会議」及び「秘密保護法」も廃止するほかない。


さらに,特定秘密保護法では,秘密情報を漏らすように働きかけようと共謀する行為までをも処罰の対象にする。
ということは,共謀の恐れがあると判断された市民団体やメディア等に対する,警察による日常的な監視,盗聴,スパイなどの捜査活動を活発化させる監視社会を生み出すことになる。

戦前,戦中の「いつか来た道」を辿ることになろう。

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交通事故における駐車車両の責任・2

弁護士 堀 哲郎

 

以前(2012年10月),本ブログに,「 交通事故における駐車車両の責任( 旧・公式ブログ ) 」と題して,駐車中(運転手は車から離れていました。)の車の運転手の民事責任について述べましたが,今回は刑事責任について述べてみようと思います。

 

事案は,小学生Aが自転車で走行中,進路前方に違法駐車(駐車禁止区域)していたトラック(B車)を迂回しようとして対向車線に出たところ,正面から来たフォークリフト(C車)にはねられ死亡したという交通事故です。この事故で,B車運転手は車庫法違反容疑で,C車運転手は業務上過失致死容疑で,それぞれ送検されましたが,いずれも不起訴処分となり,「刑事責任なし」とされました。

 

しかし,私は,B車運転手には,車庫法違反のみならず,業務上過失致死罪の責任を問う余地があったのではないかと思っています。この点,つい最近(2015年6月2日),興味深い事件が発生したので,紹介します。

 

が,その前に,人身交通事故を起こした場合の刑事責任を規定した法律を整理してみます。

 

上記事案当時(平成13年9月)は,刑法211条の「業務上過失致死傷罪」で,法定刑は,5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金でした。
その後,平成13年に,同条2項に「自動車運転過失致死傷罪」が追加され,法定刑が,7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に引き上げられるとともに,新たに同法208条の2に「危険運転致死傷罪」が追加され,法定刑は,負傷させた場合が15年以下の懲役,死亡させた場合が1年以上の有期懲役というように厳罰化されました。
そして,平成25年には(施行は平成26年5月20日),上記「自動車運転過失致死傷罪」及び「危険運転致死傷罪」が刑法から削除され,新たに特別法として成立した「自動車運転死傷行為処罰法」の中に「危険運転致死傷罪」,「過失運転致死傷罪」として規定されました(法定刑は変わりません)。

 

ところで,これらは,いずれも自動車を運転中であることが構成要件とされています。したがって,駐停車中の車両に適用の余地はありません。

 

そこで,さきほど触れた興味深い事件ですが,事案は,片側2車線の道路左側(駐停車禁止区域)に停車していた乗用車(D車)の運転手が,降車のため,運転席ドアを開けたところ,後方から原付バイクで走行してきたEが衝突,転倒し,さらに後方からきたタクシー(F車)にひかれ死亡したという交通事故です。
この事故で,警察は,D車運転手を業務上過失傷害(後に業務上過失致死に切り替え。)容疑で現行犯逮捕しました。すなわち,D車運転手の刑事責任として業務上過失致死罪に問おうというわけです。

 

そうすると,冒頭に述べた事案についても,業務上過失致死罪に問う余地があったのではないかと考える次第ですが,後の事案では,停車していたとはいえ,運転手はまだ車内にいたのに対し,先の事案では,一時的にせよ,運転手は車から離れていたというところが,「業務上過失致死傷罪」の成否に影響するかもしれません。

 

いずれにせよ,人身交通事故のほとんどは「自動車運転死傷行為処罰法」が適用されるでしょうが,刑法の「業務上過失致死傷罪」が適用される余地もまだまだ残されていると言えます。

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『集団的自衛権』を考える

事務局I

5月21日,埼玉弁護士会は集団的自衛権の行使容認について考えてもらおうと,

「憲法と人権を考える市民のつどい ほんとうにいいの? 集団的自衛権 ―あなたが戦地に派遣される時―」

を埼玉会館で開催しました。


会場ではイラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんが講演。

高遠さんは,イラク戦争後から「イスラム国(IS)」の出現に至るまでのイラク情勢や暴力と報復の連鎖が続くイラクの現状を生々しく語られ,「武力行使すればテロを撲滅するどころか拡散してしまう」と危惧していました。


日本は『情報鎖国』という高遠さん。

本当の情報を知るには,日本語のニュースや新聞ではまったく足りないそうです。

高遠さんは,英語で書いたニュースを読んでほしい,日本を外から見てほしいと語りました。

そんな情報鎖国の中で,集団的自衛権の行使を可能にしたり,自衛隊の海外派兵を拡大したり,なし崩し的に決まろうとしている……。

自ら積極的に情報を得る大切さを改めて感じました。


また,5月31日には,集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を求める

「オール埼玉総行動 9条こわすな・戦争させない」

が北浦和公園で開かれました。

集会には,思想・信条・政治的立場の違いをこえて,およそ1万400人が参加。

リレートークには現役高校生も登壇し,

「実際に戦場に行くのは私たち国民。だが,みんな殺したくないし,殺されたくないと思っている」

「戦争が起こった時の準備をするのではなく,戦争を起こさないために動くべき」

と語りました。


『戦争をする国』になるか,ならないか。

私たちは今,重大な岐路に立っているとの自覚を持って,集団的自衛権行使が私たちに及ぼす「負」を一人ひとりが考えることを求められているのではないでしょうか。

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最近の判例紹介(平成27年3月4日最高裁大法廷判決)

弁護士 沼尻隆一


交通事故や労災事故などの不法行為による被害を受けた場合に,それと同一の原因によって被害者(又はその相続人)が利益を受けた場合に,その利益の分を損害から控除することがあります。
これを「損益相殺(そんえきそうさい)」といい,典型的なのは,交通事故に起因して被害者等が受領した自賠責保険金などが,これに該当します。


労災事故により亡くなった被害者の遺族が,労災保険法にもとづく「遺族補償年金」の支給を受けた事案で,使用者への損害賠償請求権に対し,損益相殺はどのような形で認められるのか,という点について,新判断を示した最高裁判例がありました。


本判決は,このような場合,①損害賠償請求権全体ではなく,逸失利益等の消極損害(事故がなければ将来的に得られたであろう収入など)に限り,それとの間で,「損益相殺的な調整」を行うべきであるとし,なおかつ,②その調整は,不法行為の時(被害者の死亡時)にさかのぼって,損害賠償請求権の「元本」に対して為すべき(つまり,損益相殺で調整された部分については,遅延損害金が発生しない)とする内容の判断を示しました。


①の部分については,平成22年10月15日になされた最高裁判例等とも同趣旨のものであり,判例を変更したものではありませんが,②の部分については,遺族厚生年金の支給時において遅延損害金が発生している場合は,損害賠償請求権の元本ではなく,まず事故時から支給時までの「遅延損害金」に充当して損益相殺すべきである旨の趣旨を述べた平成16年12月20日の最高裁判例を,実質的に変更したものといえます。


このように,過去の最高裁判例を変更した判決だったため,最高裁判所判事全員がメンバーとなる大法廷での判決となっています。


交通事故の場合の人身傷害保険給付金と損害賠償請求権との関係など,各種給付と本来の損害賠償請求権との間で,どのような調整をなすべきかについては,難しい問題が多く,近時,これらの点に関する最高裁判例もいくつか出現しています。

本判例も,このような流れの一つとして位置づけられるものと思い,ご紹介する次第です。

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親の葬儀にトレーナーとサンダルで行けという裁判官

弁護士 吉岡 毅

 

先日,ある刑事事件の被告人の実母が亡くなられました。


その被告人が起訴されていた罪は,かなり軽微な内容だったのですが,生活保護受給中でお金がなかったため保釈を受けることができず,裁判の第一回期日を待つ間もずっと警察での勾留(身体拘束)が続いていました。私はその国選弁護人でした。

ある朝突然,ご親戚の方から私宛てに,実母急死のご連絡が入ってきました。
その方は,被告人本人が葬儀等に出席することは法律上不可能だと思っていたようで,「ともかく,知らせるだけでも知らせてあげてください」とのことでした。
もっとも,このような場合,裁判官が許可すれば身体拘束状態を一時停止して,いったん自宅に戻り,葬儀に参加した後でまた警察に戻るということも可能です。
私は,ご親族の方と急遽打ち合わせて,勾留の執行停止を裁判所に申し立てました。

本来なら,一晩か二晩くらいはゆっくりお別れをさせてあげたいところでしたが,色々な事情もあり,翌日の葬儀だけでも何とか裁判官に参加を認めさせようと考え,葬儀当日の朝8時から夜9時までの執行停止を求めることにしました。

葬儀は昼過ぎからです。

被告人が警察に留置されている間は,逮捕時の普段着か,差し入れ品の部屋着か官服しか身につけていません。せいぜいTシャツやGパン,運動靴です。お風呂も週に2回程度しか入れません。その被告人は女性でしたが,所持品は部屋着のトレーナーとサンダルだけでした。もちろん化粧などは一切できませんし,警察に持ち込んでもいません。

そのため,裁判所が認めた執行停止の時刻に警察署を出て,いったん自宅に帰ってシャワーを浴び,化粧をして,喪服に着替え,少しでも早く駆けつけてご遺体と対面し,涙を拭くのもそこそこに葬儀準備の手伝いもしなければなりません。
移動時間を考えると,当日朝8時からの執行停止でも,かなりの駆け足になります。

葬儀後も,できる限りその日のうちに形見分けその他のできることを済ませたいとのことで,せめて遅い夕食を取れる程度の時間までは執行停止をしておきたいところでした。


担当のさいたま地裁の裁判官は,被告人・弁護人側に対して何の打診も事情の聴き取りもなく,一方的に,午前11時から午後5時までに限って執行停止を認めました。
警察と検察の事務処理の都合だけを聞いて,そのとおりに時間を決めたようです。

たとえ短時間でも執行停止が認められたのはよかったし,被告人も泣いて喜びましたが,私には怒りしかありませんでした。
被告人は,喪服に着替える時間すらないのではないかと,本当に心配でした。
本来なら争って文句を付けたいところでしたが,上級審の判断を受けるまでには葬儀が終わってしまいます。

仕方なく,当日の喪服や送迎の準備などをご親族と先に十分に打ち合わせて対応していただき,なんとか葬儀への参加だけはできたそうです。
ご親族のご協力がなければ,被告人は,何日もお風呂に入っていない,化粧もしていない状態で,汚れたトレーナーを着てサンダル履きで葬儀に出席することになったと思います。
この裁判官は,それでいいと思ったのでしょうか。


第一回公判で,検察官は被告人に対して,罰金求刑をしました。
判決も罰金刑でした。
被告人は,そのまま家に帰りました。


執行猶予どころか,そもそも懲役刑を求められるような事件でもないのに,被告人は3か月間も身体拘束されていました。
事件にも被告人にも色々な事情はあったとしても,やはり,裁判官は権力の使い方を間違っていたと思います。

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