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弁護士による交通事故の解決(3)

[ 基本編 : 目次( リンク ) ]

上記のボタンから,特集・専門分野編として,「後遺障害の等級認定への異議申立」をお読みいただけます。より専門性の高い分野で経験のある弁護士をお探しの方にお勧めします。


3 交通事故で被る損害(2)

(6) 死亡による逸失利益

死亡による逸失利益は,死亡した被害者が将来得られたであろう収入を得られなくなったことによる損害です。
計算式は以下のとおりです。

 

被害者の年収 ×{1-生活費控除率(※1)}× ライプニッツ係数

 

※1 生活費控除率とは,死亡により支出を免れた生活費を収入から控除する際の割合のことで,以下のとおり基準が定められています。

一家の支柱

(1) 被扶養者1人の場合………………40%
(2) 被扶養者2人以上の場合…………30%

女性(主婦,独身,幼児等を含む)……30%
男性(独身,幼児等を含む)……………50%

 

(7) 死亡による慰謝料(本人,家族)

死亡による慰謝料は,死亡した本人とその遺族に対して支払われます。

請求する権利があるのは父母(養父母),配偶者及び子(養子,認知した子,胎児)ですが,本人の一家内の立場により一定の基準ができています。
後遺障害による慰謝料と同様,加害者に故意もしくは重過失(無免許,ひき逃げ,酒酔い,著しいスピード違反,ことさらに信号無視,薬物等の影響により正常な運転ができない状態で運転等),または著しく不誠実な態度等がある場合には増額されることがあります。

 

(8) 物損

物損には,自動車の損害として,修理費用,評価損(格落損),代車使用料,買替諸経費などがあります。

その他,消極損害として休業損害(休車損害,営業損害)があります。

  1. 修理費用
    修理可能であれば,その修理費用が実費として認められますが,修理費用が時価を超える場合は全損扱いとなります。
    全損もしくは修復不可能な場合は,事故直前の中古市場の価格から事故後のスクラップ価格を差し引いた額が認められます。
  2. 評価損(格落損)
    評価損(格落損)とは,修理をしたにもかかわらず原状に回復できない損傷が残る場合の損害,あるいは事故歴がついたことにより評価が下落した場合の損害です。保険会社が認める例は少ないですが,裁判では認められた例も多くあります。
  3. 代車使用料
    修理または買替えの期間中,レンタカーなどを使用する費用です。
    裁判例や保険実務では,当該車両を営業用に用いていた場合に代車使用料を認めますが,マイカーとして使用していた場合には,代車使用料を認めることに消極的です。
  4. 休車損害
    タクシーや運送会社のトラックなどの営業車両が事故によって破損した場合,修理や買替え期間中,使用することができなかったことによる損害です。
  5. 営業損害
    店舗などが事故により破損した場合,営業できなかったことによる損害です。

  

> 「 4 損害額の算定 」へ続く