倫理研修

弁護士 岡田宜智

 

「2018年度日弁連倫理研修への義務的参加について」という通知が私のもとに届いていたので,先日参加してきました。

弁護士は,弁護士登録をしてから満3年,満5年,その後5年ごとに倫理研修に参加する義務が課されています。

私は,2015(平成27)年1月に弁護士登録をしたので(司法修習67期。2014(平成26)年12月に司法修習を終了し,年が明けてから登録しました),今年で登録後満3年となり,倫理研修を受けなければならない年でした。

 

事前の案内に,「開始後10分経過時点で会場を閉鎖し,入場できません」という注意事項が書いてあり,遅刻は厳禁だったので,少し早めに行ったつもりでしたが,すでに会場は人が一杯でした。

参加者は,67期,65期,60期……なので,よく考えればそれなりに人数がいることは分かるのですが,私は,なんとなく少人数でこじんまりと行われるものだと思っていたので,予想外の人の多さに驚きました。

 

さて,倫理研修とはどんなことをやるのか。

今回は,資料が配られ,講師の先生から弁護士が職務を行うにあたっての基本的な事項等を再確認するための講義をしていただきました。

研修前は,問題を当てられるのではないかと内心少しドキドキしていましたが,そのようなことはありませんでした。

 

弁護士が職務を行うにあたり気をつけなければいけないことの一つに利益相反の問題があります。

弁護士として職務を行い得ない事件について,弁護士職務基本規程27条,28条に規定があり,利益相反にあたるような事件は受任できないことになっているのです。

例えば,すでに受任中の事件の相手方から依頼を受けたりすることはできません。このようなことをしてしまうと,利害が対立し,受任している依頼者の利益を害するおそれがあるからです。

 

当事務所のように複数の弁護士がいる共同事務所では,他の所属弁護士が利益相反となり受けられない事件にも気をつける必要があります(同規定57条)。

 

利益相反の問題は,うっかりすると見落としがちな問題なので,重々気をつけなければならないと再確認いたしました。

貴重な休日が潰れるので億劫でしたが,注意喚起を図るためにはやはり大切な研修ですね。