温泉の秘密

弁護士 水口匠

 

 

半月ほど前,当事務所の岡田弁護士,守重弁護士とともに,奥多摩(百尋の滝)にハイキングに行ってきました。

道は狭く,凸凹で,歩くのに難儀しましたが,百尋の滝は想像以上に大きく,見事で,到着したときの爽快感には感動しました。

そして,下山した後,ご褒美として,地元で人気の温泉に行き,疲れをいやしました。

いい汗をかいて疲れたときの温泉は,格別のものがあります。

 

ところで,「温泉」ときいたら,どのようなイメージを持たれるでしょうか。

一般的には,温かい湯,体にいい成分が入っている,硫黄のにおいや特有の色がついていることもある,といったところでしょうか。

他にも,肌がすべすべする,湯冷めしない,酒が飲みたくなるなんていうのもあるかもしれません。

 

温泉については,「温泉法」という法律があり,この法律の2条に温泉とは何だということが規定されています。

それによると,「温泉」とは,地中からゆう出する温水,鉱水及び水蒸気その他のガスで,別表に掲げる温度又は物質を有するもの,ということになります。

そして,温度については25度以上とされています。

 

つまり,地中から湧き出ていて,25度以上あれば,たとえ,何の成分も入っていない真水だとしても,法律上は「温泉」ということになります。

それどころか,液体ではなく,地中から噴き出している水蒸気やガスでさえ,「温泉」ということになってしまうのです。

 

ですから,山を歩いていて,地中から水蒸気が噴き出していたら,それは温泉の可能性が十分にあるということです。

もっとも,そんな温泉,何の魅力も感じませんが。