睡眠負債

弁護士 柳沢里美

 

 

最近,「睡眠負債」という言葉をよく聞きます。

日々の睡眠不足が借金のように少しずつ蓄積し,体に重大な悪影響を及ぼすことがあるそうです。

睡眠負債を返済するためには,質の良い睡眠をしっかりと取らなければならず,時間があるときに長時間眠るだけではダメだそうです。

平日は忙しくて十分な睡眠時間を確保できない人が,寝だめのつもりで週末だけ昼ごろまで長時間寝ると,生活のリズムが崩れてしまい,その後の睡眠に支障が出てしまうそうです。

借金を返済しても,睡眠の貯金はできないのですね。

 

私は毎日夢を見ます。

夢と睡眠の質がどのように関係するのかは分かりませんが,寝付きは悪くない方だと思っていました。

少なくともここ何年かは,布団に入れば比較的すぐ眠りにつくことができ,寝付けずに困ったことはありませんでした。

外でも電車などでの移動中はよく寝ます。

 

ところが,先日,布団に入っても全く眠れないことがありました。

寝たいのに眠れず,布団の中でゴロゴロして何時間も経過してしまいました。

そんな日が何日か続きました。

睡眠負債!と思い,このまま眠れない日が続いたらどうしようと不安になりました。

 

しかし,数日後にはすっかり以前のように眠れるようになっていました。

疲れて,最近寝付きが悪いということを忘れて布団に入っていました。

今日も眠れないかもしれないという不安がさらに寝付きを悪くしていたのですね。

意図的にリラックスして余計なことを考えないようにするのは難しいですが,結局疲れていれば,余計なことは考えずに,すぐに眠れてしまうものだと実感しました。

 

弁護士の仕事は激務と思われ,土日返上で毎日夜遅くまで働いてストレスも沢山溜まるでしょうと言われることがあります。

忙しい時やストレスを感じることもありますが,私は結構寝ている方ではないかと思います。

私の睡眠負債が今どれくらいなのか分かりませんが,大きな借金を背負わないよう,日々の生活に気をつけたいと思います。