大相撲観戦

弁護士 岡田宜智

 

最近では,「スー女」(=相撲好き女子)なる言葉もあるようで,どうやら相撲の人気が回復傾向にあるようです。
だからというわけではないのですが,先週の土曜日,友人に誘われ両国国技館に行ってきました。

 

私が国技館入りしたのは,午後3時過ぎあたりでした。
その時点では,十両の力士たちの取り組みの最中で,席もそれなりに空席が目立ちました。
ところが中入り後,幕内力士の取り組みが始まるころには,満員御礼の垂れ幕が出て,大変な盛り上がりを見せていました。

 

今場所は,今まで優勝経験のなかった稀勢の里関の初優勝がかかっていましたから,特に盛り上がっていたように感じます。
結びの一番で白鵬関が貴ノ岩関に敗れ,稀勢の里関の優勝が決まった瞬間には,座布団が乱れ飛びました。

 

入場した際に渡された取り組み表には,一応「座布団を投げて人に怪我をさせた場合,暴行罪や傷害罪に問われることがあります。絶対に投げないようにして下さい。」というようなことが書いてあるのですが,小さな字なのであまり目に入っていない方が多いのでしょう。
また,「座布団投げは止めてください」といった館内アナウンスもありましたが,みなさんお構いなしに座布団をぶん投げてました。

 

さて,稀勢の里関といえば,強い相手にはいい相撲をとる一方で,勝てるでしょという相手に取りこぼすことが多く,実力があるにもかかわらず,今まで優勝経験はありませんでした(そういう意味では肝心なところで勝負弱い浦和レッズに通じるものを感じます。)。
しかし,ついに念願の初優勝を経て,この原稿を書いている1月25日現在では,なんと横綱昇進が決定しました。
長らく日本人の横綱がいなかっただけに,稀勢の里関には今後一層の活躍が期待されます。
新年早々,日本人横綱誕生への一番を生で見ることができ,一相撲ファンとしてはうれしい限りです。