我が町のサッカー文化

弁護士 水口 匠


私は,子どもの頃に埼玉に移り住み,学生時代にはサッカー部に所属し,ちょうどそのころJリーグが始まったこともあって,Jリーグ草創期から浦和レッズのファンです。
当初は,「Jリーグのお荷物」などと揶揄されて肩身の狭い思いを余儀なくされ,2部降格の憂き目にも遭いました。
最近でも,Jリーグではトップの財力と戦力を持ちながら,一向にタイトルを取れない勝負弱さに,毎年のようにやきもきさせられていました。

 

そんな私にとって,12月3日のJリーグ チャンピオンシップは,あまりにショックの大きい敗戦でしたが,小さな感動も体験しました。

 

この日,私は当事務所の岡田弁護士と一緒に浦和のスポーツバーで観戦したのですが,店は満員の上,皆さんがレッズの赤いユニホームを着て食事やお酒を楽しみながら熱心に観戦し,その活気に圧倒されたこと。
本当は満員で入店できなかったはずなのに,私が店員さんに頼み込んだところ,特別に入れてもらえることになり,その優しさに感謝したこと。
地元のクラブチームが好きという1点で,たまたま集まった方達と,観戦中でもフランクにお話をすることができたこと。
まさかの敗戦に落ち込む中でも,誰一人としてルールやマナーを破っている人がいなかったこと。

 

日本の,しかも浦和という街に,私の好きなサッカーの文化が着実に根付いていることを強く感じた1日でした。
来年こそあの店で,浦和レッズの優勝を見届けたいと思います。