ホタル

事務局a

トンボ池(さいたま市)

「人間は,なんてとんでもないことをしでかしちゃったんだろうね……。」
「だって昔は,この辺りにもたくさんのホタルが居たのでしょう?」

 

6月,見沼田んぼで実施された<ホタル観賞会>からの帰り道,娘の口からポロリとこぼれたひと言。

 

この日,私たちが目にすることができたホタルは一匹でした。
保護ネットの内側で光るホタル。

 

その場所は,地下水が流れ出ている場所で,水の温度も一定なので,ホタルが育つことができるとの説明がありました。

 

保護ネットが張られている区間はせいぜい2・3メートルくらいでしょうか。
その場所から少しでも逸れてしまうと,水が汚れていてホタルは育たないのだそうです。

 

 

そもそも,何匹の幼虫を放流したのだろう?
何匹中,何匹が成虫となり,あの光を発することができたのだろう?

 

実はホタルの幼虫の放流会のご案内も自治会の回覧板でまわっていたので,子どもを誘ってみたのですが,幼虫には興味なし,とあっさり断られてしまい,オバサンひとりで参加する勇気もなく,参加を見送ったのです。

 

今の見沼田んぼの現状を知りたい。放流した幼虫が成虫となることさえ困難な環境なのか。
来年は,幼虫の放流から参加して,この目で確かめてみよう。

 

写真は,ホタル観賞会の場所からほど近くにある<トンボ池>です。
第三回さいたま市景観協力賞を受賞した場所に,小さな水辺が作られたそうです。
6月~7月頃は,紫陽花とヤブカンゾウに囲まれた素敵な場所♪ です。その名にふさわしく,トンボもたくさん飛んでいます。

 

将来,この場所がホタルの棲み処となり,乱舞している様子を見たいなぁと思いながら写真を撮りました。

 

実際には,生態系全体を配慮して復元したり,生息条件を満たして,それを長年維持し続けるのは容易ではないことかもしれませんが,孫やひ孫の世代には養殖された幼虫の放流する必要などなく,見沼田んぼにホタルの棲み処ができますように。
そんな未来を願って,自分ができることをコツコツとしていきたいと思います!