言葉を知らない

弁護士 岡田宜智

 

私は,ブログで何を書こうかなと毎回悩むタイプなので,事務所の先生たちはどんなことを書いているのか参考にしたりしています。

 

この間,鈴木先生のブログを読んでいたら,「むろん安倍政権の退陣は焦眉の急である」と書かれていました。
安倍政権の退陣うんぬんは置いておくとして(もっとも,私も安倍政権の積極的な支持者ではありませんが),「焦眉の急」という言葉が目に留まりました。
無知を晒すようで恥ずかしいのですが,初めて聞いた言葉でした。

 

文章の流れや語感からして,とても急ぐ様子を表す言葉なんだろうなというのは分かりましたが,あえて調べてみました。
「火が眉(まゆ)を焦がすほどに迫る意,差し迫った危難または急務。」(広辞苑第六版参照)。

 

なるほど,何よりも優先して目の前の火をどうにかしなければいけないという切迫した状況を例えたものなのですね。
とてつもなく危険で,緊急性が高い状況であることがよく分かります。
ちなみに,Google先生の翻訳によると英語では,「urgent need」というらしいです(日本語の表現から感じる危機感がイマイチ伝わってこないのは私だけでしょうか)。
 
文章は分かりやすく書くのがいいとされていますが,私は,分かりやすいだけではインパクトに欠ける気がしています。
かといって,難しいだけで意味を調べないと全く分からないような言葉を使うのはNGだと思っています。
そういう意味で,「焦眉の急」という言葉は,感覚的に意味も分かりつつ,かつ格式高い言葉なので(と私は思ったので),目に留まったのだと思います。
私もさらっとこういう言葉を使えるようになりたいものです。

 

なので,この文章を書いている最中,私も格式高い言葉をどうにか使ってみたくなりました。
……が,そもそも言葉をあまり知りません。
言葉の在庫不足。
使う以前の問題です。

 

私の場合,しばらくの間は色々勉強して,まずは語彙を増やすことからスタートしなければならなそうです。