〆切り迫る

弁護士 堀 哲郎

 

あっという間に公式ブログの順番が巡ってきました。

弁護士8人でまわしているので,だいたい2ヶ月に1度の割合で巡ってくるのですが,本当に「あっという間」というのが実感です。今回,私自身は21回目となるわけですが,さて,何を書こうか……,困ったなあ……。

原稿の〆切りに追われる作家やライターの気持・苦悩がよくわかるというものです。

 

そういえば弁護士になってもうすぐ丸26年,ずっとこんな思い(〆切りに追われる)をしてきたような気がします。

 

弁護士の活動の大部分を占めるのが書面の作成ですが,とくに裁判所に提出する書面は,その多くが提出に期限があるからです。

上訴(控訴,上告)や抗告などの不服申立のように,法律上期限(期間)が定められているのもありますが,多くは,例えば民事訴訟における準備書面のように,法律上はとくに期限が定められているわけではありません。

ですが,準備書面でいえば,裁判所(裁判官)から,いついつまでに提出するように,と事実上の期限が付されることが多々あります。

 

また,刑事公判では,最終弁論を行なう前に弁論要旨の提出を求められます。

この点,ある殺人事件で,最終弁論が予定されている公判期日の前日,先輩弁護士とともに事務所に泊り込み,徹夜で渾身の弁論要旨を作成(先輩弁護士が起案し,私が校正)して公判に臨み,結果,(殺人罪で)執行猶予判決を得たことは,今では懐かしい思い出となっています。

 

さらに,仮差押や仮処分のように,一刻の猶予もならない場合もあります(起訴前弁護活動然り。)。

実際,タッチの差で仮差押に成功し最終的に大きな成果を挙げたこともあります。

 

従業員の退職金等債権を保全するため,会社の売掛金債権(支払日は仮差押申請の翌日に迫っていました。)の仮差押をしたのですが,裁判所に仮差押申請する前日の夜10時まで,事務局員も総出で準備しました。

この事件は,以前(2014年1月),本ブログに「ある倒産事件」と題して詳述しています。

 

 

さて,〆切りが迫っているにもかかわらず,書くことが思い浮かばないため,今回もまた,とりとめのない話に終始してしまいました。申し訳ありません。

次回はもう少しましなことを書きたいと思っています(毎回同じようなことを言っている気もしますが……。)。