初めてのクワイ栽培

弁護士 鈴木幸子

 

私の好物のひとつにクワイがある。
あの独特のえぐみ,ほくほく感はもとより,ブルーのコロッとした姿が何とも愛らしい。毎年年末には購入し,お正月に食しているが,高いっ!

 

ある日のこと,さいたま市報をながめていたら,「抽選で100名の方にクワイ栽培セットをプレゼントします。」という記事が目に入った。迷わず応募した。
忘れたころに当選のハガキが届いた。
ワクワクしながら,はるばる岩槻まで出かけて行った。行列ができていた。
クワイファンは意外とたくさんいるのですね。

 

さて,「クワイ栽培セット」の中身はクワイ3個,栽培用の土,肥料,簡潔な栽培説明書,クワイのレシピが掲載されたパンフレット。
やっとのことで自宅に持ち帰った。説明書を読んでみる。
水耕栽培?? 水温が30度以上にならないこと??(どうやって測るの?)
恐る恐るバケツに栽培用の土と肥料を入れ,水をたっぷりやって,スコップでかき混ぜ一晩置いた。
土が馴染んだところで,いよいよクワイ3個を植え付ける。
クワイって,どう成長するんだろうか。1個のクワイからいったい何個栽培できるのかしらん。水温が30度を超えないようにバケツの下に簀子を敷かなくっちゃ,日よけに葭簀も。
ところが,園芸用の小ぶりの物って売ってないんですね。園芸愛好家の皆さんはどうしているのかしら。何とか代用品で済ませた。
10日ほど経った頃,古い芽を破って新しい芽が出てきた(おぉーっ!)。
ところが,2個にカビが生えてしまったのである。猛暑の中の水耕栽培ですからねぇ。カビにとっては絶好の環境ですよね。見つけては取り除いてはいるものの……。

 

果たして,この猛暑多湿の気候を乗り切って,年末の収穫にたどり着けるのだろうか。クワイのレシピをながめながら,ため息をついている。クワイが腐ってしまわないうちに,はやく涼しくなぁーれ。

 

ところで,埼玉のクワイの産地は越谷なんですって。皆さんご存知でしたか?