公式ブログ2018年の全記事

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法律の世界はまだまだ未開

弁護士 守重典子

 

つい先日,脚を痛めました。

午前中まで何ともなかった状態だったのに,夕方頃から脚の付け根部分に違和感を感じ,そのうち痛みで動かすことすらできず,事務所からの帰りは脚をひきずって歩く状態に…っ。

家に着いてからは階段を上ることも座ることもできず,一晩中激痛が走り,痛くて涙が出るというのはかなり久しぶりの経験でした。

 

翌日,早速整形外科に行ったところ,「右大腿直筋付着部石灰沈着性腱炎」という,すごく長い(それとちょっと響きがかっこいい)診断名がつきました。

注射針も届かない,脚の付け根部分の奥の方に炎症ができているらしく,薬を飲んで炎症がおさまるのを待つしかないとのことでした。

 

処方されたお薬は,痛みを抑える鎮静剤と,その鎮静剤の効き目が強いため,胃が荒れないようにするためのお薬をもらいました。

ですが,お医者さんの話によると,胃薬として処方されたお薬は,確かに胃が荒れるのを防止する効果があるのですが,同時に,「なんだかよく分かってないけど,この薬に含まれる成分が,この腱炎に効くと言われているんですよー♪^ ^」とのこと。

 

医学の世界でも「なんでか分からないけど効く」なんていう未開の領域があるものなのかと思い,オドロキでした。

 

 

ただ,「まだ分からない部分が残っている」というのは,法律の世界でも同じことが言えるかもしれません。

「法律は全部,法律で定まってるから問題ないんじゃないの」と思われるかもしれませんが,その法律をどう読むかという解釈上の論点がいくつもあり,判例が集積されていない論点もまだまだたくさんあると言えます。

 

ある法律が憲法に違反するものなのではないかということについても,現在の憲法下では,裁判所は具体的な事件に付随するかたちでなければ違憲がどうかの審査もできませんから,合憲か違憲か議論がなされている点全てについての判断がなされているわけでもありません。

 

また,ある論点について判断された最高裁判所の判決があっても,その後の時代の流れによって判断が変わる場合もあります。

近時のものだと,非嫡出子の相続分についての違憲判決(「我が国における家族形態の多様化やこれに伴う国民の意識の変化」等を考慮)や,預貯金債権を遺産分割の対象に含めると判断した最高裁判例(「預貯金は,預金者においても,確実かつ簡易に換価することができるという点で現金との差をそれほど意識させない財産であると受け止められているといえる」と指摘)が挙げられます。

(なお,後者の裁判例は沼尻弁護士のブログでも紹介しています)

 

このように,法律の世界にもまだまだ未開の領域が多いほか,時の流れとともに変化する部分もあるため,常に最先端の情報に触れ,知識を更新していく必要があります。

まさに「法律は生き物」――日々研鑽が必要です。

 

 

(ちなみに腱炎の方は1週間ちょっとで回復しました!)

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初ブログ

弁護士 近藤永久

 

今年の10月に浦和法律事務所に入所致しました,近藤永久(こんどうとわ)と申します。

昨年の12月に埼玉にて弁護士登録し,個人様向けの案件を中心に取り扱って参りましたが,この度縁あって,こちらの事務所に迎え入れていただくこととなりました。

入所からあっという間に1か月以上が経ちましたが,事務所の皆様のお人柄に助けられ,最近では落ち着いて執務に励むことが出来ております。

 

さて,話は変わりますが,先日,両親に誘われて,歌手の小田和正さんのコンサートに行って参りました。小田さんといえば,私が生まれるよりも前からずっと第一線で活躍され続けているアーティストですし,テレビ等であの心地良い歌声を耳にするたび,一度は生歌を聞いてみたいなあと常々思っていたので,とても嬉しいお誘いでした。

 

当日は,予想をはるかに上回る小田さんの生歌の素晴らしさと,ファンサービスの良さに感動し,とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

本当にどの楽曲も素晴らしかったのですが,その中でも,小田さん作詞作曲の「たしかなこと」という歌が一番心に残っています。有名な楽曲なので,ご存知の方も多いですよね。

この曲の歌詞の中に,「切ないとき ひとりでいないで」という部分があるのですが,私はこの部分が特に気に入っています。

何か辛いことや悩み事があるとき,ついつい1人で抱え込みがちですが,誰かに話を聞いてもらうと,それだけで心が軽くなったり,あるいは,自分1人では思いつかなかった意外な解決策を発見出来たりするものですよね。

 

法的トラブルに関しても,似たようなところがあるのかなと思います。「法的」トラブルというと,一見縁遠い話のように聞こえますが,例えば離婚や相続,交通事故,借金問題など,案外身近なところに法律問題というのは転がっているものです。

そういったトラブルに直面したとき,1人で思い悩んでいると,悩んでいるうちに時間が経って事態の悪化を招いたり,あるいは,日常生活に支障が出たりといったことが起こりがちです。

このような事態を防ぐためにも,法律がからむトラブルに直面した際には,弁護士の存在を思い出していただき,そして,お早めにご相談いただけると有難いですね。

専門家の立場から,精一杯問題解決のお手伝いをさせていただきます。

 

私も諸先輩方を見習って,1件でも多くの問題を解決出来るよう,研鑽に努めてまいります。これからどうぞよろしくお願い致します。

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遺言制度が変わります

弁護士 金田恒平

 

相続人間で,遺産を巡り,しばしば紛争(相続ならぬ「争続(争族)」)が起こることがあります。

「争続(争族)」と言っても,「ウチは家族みんな仲が良いから争いになる心配はないよ」「ウチには争いになる程の財産はないので大丈夫だよ」と,いまいちピンとこない方のほうが多いのではないでしょうか。

しかし,遺産に関する話し合いは,当の本人が亡くなった後に行われるものであり,もし,相続人間で遺産を巡る紛争が生じた時,貴方はそこにいませんので「争続(争族)」を仲裁することもできません。

 

「争続(争族)」を防止するためには,可能な限り生前に相続対策をしておくことが重要であり,その最も効果的な対策は遺言書を作成することです。

遺言書を作成しておけば,相続人全員の合意がない限り,遺言書に従って遺産分けをせざるを得なくなります。

ただし,遺言書をもってしても,法律上一定範囲の相続人に保障されている取り分(遺留分)を侵害することはできませんので,注意を要します。

 

遺言書の種類は,自筆で紙に書いて作成する自筆証書遺言,公証人の関与のもと作成する公正証書遺言,自分で作成した遺言書の内容を公開せずにその存在を公証人に証明してもらう秘密証書遺言,の三種類があります。

 

これらのうち,自筆証書遺言は,紙とペンと印鑑さえあれば作成できますので,最もコストがかからず,いつでも手軽に一人で作成できるというメリットがあります。

他方で,自筆証書遺言は,①民法の定める厳格な方式(内容の全文,日付を自書し,署名,押印すること。加除訂正する場合は民法の規定どおりに行うことなど。)を欠くと無効になること,②遺言者が死亡した後,遅滞なく家庭裁判所で検認(相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせるとともに,遺言書の形状,加除訂正の状態,日付,署名など遺言書の内容を明確にして遺言書の偽造・変造を防止するための手続)を行わなければならないこと,③遺言の内容が明確でないと無効になる部分が生じてしまったり,遺言内容の解釈の相違により相続人間で紛争が生じることがあること,などのデメリットがあります。

 

このようにデメリットの多い自筆証書遺言ですが,先般の民法改正により,多少使い勝手が良くなりました。

まず,上記①(厳格な方式)が緩和され,自筆証書遺言のうち財産目録については,パソコンで作成したり,預貯金通帳のコピーや不動産の登記事項証明書を目録として添付したりすることが可能になりました。

財産が多数にわたる場合であっても,これまでは全て自筆で正確に手書きしなければならなかったのですが,今回の改正で遺言書作成の労力が大幅に軽減されることになります。

なお,この方法による場合は,財産目録の各ページに署名押印する必要があります。

この改正は,来年(2019年)1月13日より施行されます。

 

2020年頃には,手数料を支払って,自筆証書遺言を法務局で保管してもらうことができるようになります。

このことにより,遺言書を紛失したり,遺言書が第三者に改ざん・隠匿されるという事態を防ぐことができます。

また,この方法による場合,上記②(検認)が不要になるというメリットもあります。

 

このように使い勝手の良くなった自筆証書遺言ですが,上記③(遺言の内容が明確でないと無効になる部分が生じてしまったり,遺言内容の解釈の相違により相続人間で紛争が生じることがあること)の問題は無くなりませんので,遺言書作成の際には弁護士など専門家のアドバイスをお受けになられることをお勧めします。

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民法(債権法)改正の要点(法定利率)

弁護士 沼尻隆一

 

平成29年5月26日,民法の一部(債権法分野)の改正法が成立し,同年6月2日に公布されました。

原則として公布の日から3年以内に施行がなされるため,現在,概ね2020年の施行を予定して準備が進められています。

改正後の民法404条によれば,法定利率は年5%から年3%に引き下げられ,なおかつ,3年ごとに市中金利に連動して変動することになりました。

法定利率というのは,分かりやすくいえば,当事者間で合意したのではなく,法律上当然に利息(遅延利息)がつく場合の,その利率のことです。

例えば,交通事故で受傷した場合の損害賠償請求権については,事故当日から遅延利息(遅延損害金)が発生することになっていますが,その場合の利率が法定利率であり,現行法で年5%の利率で,遅延利息(遅延損害金)が自働的につけられます。

 

預金等の市中金利と比較して,あまりに法定利率が高いという現状が,今回の改正の背景にはあるようです。

さて,この改正により,一見すると,債権を有する者(事故の被害者など)は,これまでの債権者よりも不利になってしまうような気もしますが,一概に全てがそうなるというわけでもないようです。

 

というのは,例えば,先ほどの交通事故で受傷した場合の損害賠償請求権のうち,「後遺障害」を原因とする,将来にわたる労働能力喪失分の逸失利益については,将来給付がなされる分を,現在の価値に引き直して計算(現価計算)して受け取ることになるため,そのための「中間利息の控除」という操作が必要となります。

これは,例えば10年後に給付を受ける100万円を,今ただちに受け取るとすれば,分かりやすくいえば,10年分の利息を控除する必要があるということです。(しかも逸失利益は毎年発生するので,毎年の給付分の中間利息をそれぞれ控除する作業が必要となります。)

この「中間利息の控除」の場合も,法定利率にもとづいて計算がなされるのですが,理屈でいえば,利率が低い方が,「現在受け取るべき」現価計算上の数字は,むしろ高額になるのです。

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100名城巡り

弁護士 水口匠

 

1年ほど前にこのブログで,100名城ガイドブック(スタンプ付)を買ったから,近々行ってみたいと書きました。

その後,今年の2月から実際に近場の城を中心に巡り始め,現在(9月27日時点),すでに19城のスタンプを集めました。

もちろん,我が地元の川越城には,早々に行ってきました(三芳野神社には工事中ということもあり,少々失望しました)。

 

以前にも書いたとおり,私は特別「城」が好きというわけではないのですが,城巡りを通して日本の歴史を追い,当時の日本に思いを馳せていると,一種のロマンを感じることができます。

また,「スタンプ集め」という名目のもと,いろいろな場所を訪れて,城のほかにその土地の名所や名物,名湯を巡ることもできるので,今やライフワークとなっています。

 

このお城ですが,やはり歴史上重要な意義を有するものが多いため,重要文化財や国宝に指定されているものも散見されます。

天守閣でいえば,国宝に指定されているのは,松本城,姫路城,彦根城,犬山城,松江城の5城,重要文化財に指定されているのは,弘前城,丸岡城,備中松山城,丸亀城,松山城,宇和島城,高知城の7城です。

この12城では,私はまだ,一番近場の松本城にしか行けていません。

なお,有名な大阪城や名古屋城,小田原城,熊本城などは,現存天守(江戸時代以前に建築され,現在まで残っている天守)ではないので,国宝や重要文化財には指定されていないのです。

 

この「国宝」や「重要文化財」も,もちろんしっかりと法律に規定されています。「文化財保護法」といいます。

文化財保護法によれば,「重要文化財」とは,「文化財のうち,重要なもので,文部科学大臣が指定したもの」と規定されています。

また,「国宝」とは,「重要文化財のうち,世界文化の見地から価値の高いもので,たぐいない国民の宝たるもので,文部科学大臣が指定したもの」と規定されています。

どちらも抽象的でよく分かりませんし,そもそも「世界文化の見地」とは何を表しているのかも,私にはよくわかりません。

ただ,城(建造物)における文化財とは,日本にとって歴史上価値の高いものであることが必要なので,やはり,現存天守であることがとても大切だということは分かります。

 

これから,重要文化財や国宝のお城はもちろん,100名城すべてにチャレンジしていきます。

でも,

これからのお城は遠方ばかりだが,いつ行けるか・・・。

二条城や首里城,金沢城などといった,一度訪れたことがあるがスタンプ未了の城をどうする・・・。

「がっかり名城」(私にとっての,です。すいません)に行くモチベーション・・・。

 

課題は山積みです。

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異質・非同一的なものの受容

弁護士 沼尻隆一

 

「同性婚には生産性がない」といった内容の議員の発言が世上,物議をかもしています。

 

婚姻など人の家族的・人間的結合を含む社会的諸活動の至る所で「生産性」や「経済的効率・合理性」を偏重する考え方は,もちろん日本にも以前から存在しましたが(例えば,優生思想にもとづく断種手術の強要など),特に,ナチス時代のドイツにおいて顕著にみられた社会思想でした。

その結果,同時期のドイツにおいては,知的障害者などは「生産性のない存在」として,ユダヤ人同様に,強制収容そして絶滅の対象とされたのです。

 

物議をかもした発言の背景にも,こういった社会思想と,基底を一つにするものがあるのではないかと思えてなりません。

 

さらにいえば,異質で雑多なものの存在は,経済的効率を阻害する要因と一般的に考えられがちですから,こういった社会思想は,異質なもの,非同一的なものを,自分たちの社会から排除する思想にも,結びつきやすいものと考えられます。

 

どこかで読んだ記憶があるのですが,前述のナチスドイツに加担した官僚が戦後,「どうしてあのようなひどい蛮行ができたのか」といった質問に対し,答えた内容が,次のとおり印象深いものでした。

 

「まず最初に,(一般のドイツ人とユダヤ人とを)区別した。あとは,簡単だった。」

 

このような,非同一的なものへの排除の構造や思想に対して,アドルノという社会科学者・哲学者は,その著書(否定弁証法)の中で,こういった内容のことを述べ,警鐘をならしています。

 

「自分に他者を同一化=結合させようとするとき,すべての悪の根源としての『暴力』が始動する。たとえば,異性愛以外を愛として認められない貧困な心は,同性愛者という『非同一的なもの』を怖れ,その抹殺を求める。ちょうどナチスがそうしたように。」

「私たちははたして『同一性の抑圧』から解放され,非同一的なもの=異質的なものを受容することができるのだろうか。」

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昔やっていた遊び

事務局M

 

年代や地域によって,さまざまな遊びやルールがあるかと思います。

同じ県でも,じゃんけんをする時の言い回し,違っていたりしませんか?

鉄板で盛り上がる話題ですよね。

 

私の地域で人気だった遊びのひとつに,中線踏みというものがあります。

簡単にどんな遊びか説明します。

ドッヂボールをする時のようなコートをイメージしてください。

2つのチーム分かれて両端の線で待機。

自分の好きなタイミングで真ん中の線に向かって走ります。

後からスタートした敵チームの人に,

真ん中の線へたどり着く前に捕まってしまうとアウト。

アウトになってしまった人の数で勝敗が決まります。

 

審判がいたわけでもないので,

どちらが先にスタートしたかなんて喧嘩になりそうなものですが,

そんな記憶はないんですよね。

みんないい子だったのかな。

 

機会があればまたやりたいな,なんて思う反面,

絶対的に体力不足だとも思います。

1回走っただけで疲れそう。

 

昔を懐かしむ機会が増えると,順調に成長していること(老い)を実感します。

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四輪バギー

弁護士 柳沢里美

 

先日,運転免許証更新のお知らせがきました。

学生の頃は毎日車を運転し,原付バイクにもよく乗っていたのですが,今は車もバイクもない生活をしているので,運転する機会は滅多にありません。

しかし,この夏,帰省した際に,初めて四輪バギーを運転しました。

 

私が乗ったのは,公道も走行できる排気量50cc未満の四輪バギーです。

四輪バギーは,整備されていないデコボコした山道なども走行できる原付バイクのような乗物で,全地形対応車とも呼ばれているそうです。

排気量が50cc以下で登録された四輪バギーは,普通自動車の運転免許があれば公道も走行できます。

四輪バギーは,道路交通法上はミニカーとして普通自動車の扱いとなるため,原付のような二段階右折やヘルメットの着用義務はありません。

法定速度も60キロです。

 

今回のバギーは,近場の山でアクティビティとして体験しました。

運転操作は原付バイクと似ていたので,すぐに慣れました。

デコボコの山の悪路を勢いよく進んでいくのは迫力があってとても楽しかったです。

しかし,一般車両も走行している公道に出たときは少し緊張しました。

山の公道なので勾配あり,思うように加速できないので,車の流れに乗れないのです。

何度かヒヤッとした場面もありましたが,事故を起こすことなく楽しむことができました。

今回もゴールドのまま免許の更新ができそうです。

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「子どもさんを夫婦の裁判官にしちゃいけません」

弁護士 守重典子

 

最近,読書熱が止まりません。

移動時間やちょっとした空き時間には,必ず本を読むようにしていて,はまると400頁前後の小説だったら3日あれば読了してしまうペースです。

 

直近で読了したのは,有川浩さんの『キャロリング』です。

物語の中の季節はクリスマス前なので,今年の異常とも言える猛暑のなかで読むと,少し季節感がずれてしまいましたが,どのキャラクターも個性豊かで,サクサク読めてしまう小説でした。

 

さて,その小説の中に「航平」という小学6年生の男の子が登場します。

航平君の両親は不仲の状態で別居中(航平君は母親と同居し,父親とは別居)。関係が良好化する兆しもなく,離婚秒読みの状態となっています。

ですが,お父さんもお母さんも大好きな航平君としては,何とか両親の離婚を阻止したく,仲直りに向けて奔走する姿が描かれています。

 

ある日,航平君がお母さんに内緒でお父さんに会っていることがばれてしまい,航平君はそのことで母親から責められます。

 

そんなときに,学童で航平君を預かっている職員の1人である英代さんというキャラクターが母親にこのように諭す場面が出てきます。

「子供さんを夫婦の裁判官にしちゃいけません」

「ご両親を愛している子供さんにどちらかを裁かせるのは残酷ですよ。夫婦は別れたら他人ですけど,航平くんにとっては一生お父さんなんですから」

 

 

 

この部分を読んでいて,弁護士としていろいろ考えることがありました。

日頃,離婚の調停あるいは裁判等で,お子様の親権が争いになる事案は少なくありません。

どちらが親権者となるのか,夫婦の間で話し合いがまとまれば,その内容で親権者を決めることができますが,話し合いがまとまらない場合には,父母の生活状況等をはじめとする事情を踏まえた上で,家庭裁判所が判断することもあります。

その際,お子様がある程度の年齢に達している場合には,お子様の意思も尊重されます。

ですが,本来お子様にとっては父親が父親であること,母親が母親であることに変わりはありません。小説の中で航平君が言っていたように「両方とも好きなのに,どちらかを選ぶことなんてできない」というのが正直な気持ちであるという事案も少なくないかもしれません。

 

「子どもの意思を尊重する」というのは,子どもを一人の人間として認め,その意見を尊重するという,子どもを想うことである一方,まだ一人前とは言えない子どもに,残酷な選択をさせることでもあるよね,とこの小説を読んで改めて感じました。

 

 

 

・・・と,今回は夏休みが終わる時期のコラムらしく,夏休みの伝統的宿題である読書感想文的なコラムでまとめてみました。

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相続登記はお済みですか?

弁護士 金田恒平

 

皆さんは,「登記」という言葉をご存知でしょうか?

あまり耳慣れない言葉かもしれません。

マイホームを購入したり,親から不動産を相続したりしたときの,「名義変更」という言葉の方が馴染みがあるかもしれません。

 

民法177条は「不動産に関する物権の得喪及び変更は,不動産登記法その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ,第三者に対抗することができない。」と定めています。

これは,土地や建物を購入したり相続したりしても,管轄法務局に申請して「登記」を備えておかなければ,先んじて登記を備えた第三者から「この土地(建物)は私のものだ!」と言われたら負けてしまう,「登記」を先に備えた者勝ちということを意味しています。

 

このように,不動産の「登記」は,不動産の所有権を第三者に主張するための重要な手続きなのですが,建物を新築したり取り壊したりしたときなどの一部の場合を除き,法律上は強制されておらず,期間制限や罰則もありません。

このことが,最近,マスコミ等でも取り上げられることの多い「所有者不明土地問題」という社会問題を引き起こす大きな要因となっています。

 

不動産の相続が発生した際,相続登記を行わずに亡くなった方の名義のまま放置しておくと,時間の経過とともに次々に相続が発生してネズミ算式に相続人が増えてゆき,気付いたときには当初の相続登記を行うことが困難な状況に陥ってしまいます。

このように長期間相続登記がされず現在の所有者が把握できない土地が増加しており,2016年の時点で日本全国で約410万ヘクタールと,九州の面積(約368万ヘクタール)を上回るまでになっています。

このような状況の中,現行法では任意とされている相続登記を義務化することも検討されています。

 

いずれにしても,ご自身の権利を守るために,不動産の相続が発生したら速やかに登記をされることをお勧めします。

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事務職員研修会に参加しました

事務局I

 

先日,埼玉弁護士会主催の事務職員研修会『訴状・申立書等に関する注意点について』に参加してきました。

 

これまでの知識を再確認する内容がほとんどでしたが,講師だった裁判所の訟廷管理官の方が話し上手で,楽しく研修を受けることができました。

 

驚いたのは,判決等の保存期間です。

 

判決原本 50年

和解調書原本 30年

保全命令原本 10年

 

判決に至っては,昔は永久保存だったそうです。

 

漠然と10年間程度と思っていました。

 

歴史的価値がある判決は,50年経つと国立公文書館で保存されるそうです。

 

国立公文書館がどこにあるかご存知ですか?

 

北の丸公園内の東京国立近代美術館の隣にひっそりとあるんです。

 

私は東京国立近代美術館にはたまに行くので,その存在は知っていましたが,これまで素通りしていました。笑

 

調べてみたところ,定期的に企画展や見学ツアーが無料で開催されているようです。

 

地味に面白そうなので,今度立ち寄ってみようと思います。

 

国立公文書館 http://www.archives.go.jp/

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悲哀の我がドラゴンズ

弁護士 河原﨑友太

 

7月23日現在,借金10の最下位。

 

昨年よりかは順位争いを楽しめたかなと思ったら,去年の7月23日時点は借金9らしい。

 

去年はヤクルトさんが大量に借金を抱えてくれてましたからね。

今年は広島さん以外で徒党を組んで(?)借金を分け合っていたのにな。

 

ここへ来て,我がドラゴンズが借金を総取りに行く気配がありますよ。

借金は全部我がドラゴンズのもんだってね。はぁ。

 

こうなってしまった以上,こんな感じのスタメンが見たい!!

 

1 石岡(右)

2 溝脇(遊)

3 石垣(三)

4 福田(一)

5 高橋(二)

6 伊藤(中)

7 松井(左)

8 桂(捕)

 

森監督どうすっかね。

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声の低さ

弁護士 守重典子

 

埼玉県春日部市を代表するキャラクターである,「クレヨンしんちゃん」に登場する,しんちゃんこと野原しんのすけの声優さんが交代するとのニュースが先日流れました。

これまで27年間にわたってしんちゃんの声優を担当してきた矢島晶子さんを初めてテレビで拝見したときは,しんちゃんのあの独特の声が,まさかこんなかわいい人から出てるのか!ととても驚いたことを覚えています。

 

 

私も小さい頃,クレヨンしんちゃんのアニメが大好きだったので,よくしんちゃんの声マネをしていました。

私は小さい頃から声が低い方だったので,しんちゃんの声マネがしやすかったし,結構似てるんじゃないかな~なんて,得意気になっていました。

 

 

 

しかし,それから月日は経ち──。

今となっては,声が低いというのは,ちょっとしたコンプレックスになっています。

声が低い人あるあるかもしれませんが,

学生時代には,準備体操など全員で声を揃えるときには,なんか一人だけ声が合わなかったり。

同じく学生時代の合唱コンクールがあるときは,必ずアルトパートだし。

カラオケに行ったときも,もっぱら男性アーティストの曲を歌ってるし。

女性アーティストの曲を歌おうものなら,キーを下げないと歌えないし。

 

 

弁護士になってからも,電話でお話した方から男性に間違われることもしばしば・・・。

一度あったのが,それまで電話でお話していた依頼者の方と,初めて直接会ってお話したときに,

「あれっ。男性の先生だと思ってました」

なんて衝撃の発言を頂いたこともあります(笑)

 

最近では,家にかかってきたセールスの電話にでたところ

「えっと・・・ご主人ですか,奥様ですか」

と聞かれ,地味にショックを受けました・・・orz

 

 

「もうちょっと声が高くなったらなぁ~」なんてよく思うのですが,

 

「でも,声が低いと,事件の相手方と電話で話すときなんかには迫力がついて良いんじゃないですか♪」

なんて言ってくださる方もいて,少し元気付けられました(^O^)

 

 

 

・・・と,今回のコラムはとりとめのないお話になってしまいましたが,

もし私と電話で話す機会がある方は,声の低さに驚かないようにしてください。決して怒っているわけでも,機嫌が悪いわけでもなく,そしてちゃんと女性です(笑)

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倫理研修

弁護士 岡田宜智

 

「2018年度日弁連倫理研修への義務的参加について」という通知が私のもとに届いていたので,先日参加してきました。

弁護士は,弁護士登録をしてから満3年,満5年,その後5年ごとに倫理研修に参加する義務が課されています。

私は,2015(平成27)年1月に弁護士登録をしたので(司法修習67期。2014(平成26)年12月に司法修習を終了し,年が明けてから登録しました),今年で登録後満3年となり,倫理研修を受けなければならない年でした。

 

事前の案内に,「開始後10分経過時点で会場を閉鎖し,入場できません」という注意事項が書いてあり,遅刻は厳禁だったので,少し早めに行ったつもりでしたが,すでに会場は人が一杯でした。

参加者は,67期,65期,60期……なので,よく考えればそれなりに人数がいることは分かるのですが,私は,なんとなく少人数でこじんまりと行われるものだと思っていたので,予想外の人の多さに驚きました。

 

さて,倫理研修とはどんなことをやるのか。

今回は,資料が配られ,講師の先生から弁護士が職務を行うにあたっての基本的な事項等を再確認するための講義をしていただきました。

研修前は,問題を当てられるのではないかと内心少しドキドキしていましたが,そのようなことはありませんでした。

 

弁護士が職務を行うにあたり気をつけなければいけないことの一つに利益相反の問題があります。

弁護士として職務を行い得ない事件について,弁護士職務基本規程27条,28条に規定があり,利益相反にあたるような事件は受任できないことになっているのです。

例えば,すでに受任中の事件の相手方から依頼を受けたりすることはできません。このようなことをしてしまうと,利害が対立し,受任している依頼者の利益を害するおそれがあるからです。

 

当事務所のように複数の弁護士がいる共同事務所では,他の所属弁護士が利益相反となり受けられない事件にも気をつける必要があります(同規定57条)。

 

利益相反の問題は,うっかりすると見落としがちな問題なので,重々気をつけなければならないと再確認いたしました。

貴重な休日が潰れるので億劫でしたが,注意喚起を図るためにはやはり大切な研修ですね。

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ベルマークを集めよう!

事務局a

 

先日,PTA活動の一環としてベルマーク運動説明会に参加しました。

普段,何気なく集めているベルマークですが,自分の子どもの学校の備品を購入できるだけではなく,社会全体で取り組めるボランティア活動であることをはじめて知りました。

 

ベルマーク運動は,1957年,へき地校の先生たちが,戦後十数年が経ってなお整わない教育環境について,朝日新聞社に苦境を訴え援助を求めた結果,1960年にへき地学校などの教育設備の整備・充実を目的とする「財団法人 教育設備助成会」(現・公益財団法人ベルマーク教育助成財団が設立されたのが始まりだそうです。

 

ベルマーク預金(1点=1円)を使って設備品・教材を購入すると,その商品を扱う協力会社から代金の10%が財団に寄付され,へき地学校や特別支援学校(養護学校,盲学校,聾学校),被災校,海外への教育支援の資金になる仕組み。

 

災害援助(1984年度三宅島噴火による被災校支援から始まり,近年では2011年度~東日本大震災による被災校支援,2016年度熊本・大分の被災校に対する支援など)にも積極的に取り組まれていて,東日本大震災関連の支援は2017年度までの7年間で延べ1622校に対し計4億6823万円相当の支援,さらに現在も支援は続いているそうです。

 

自分の子の通う学校の設備を良くすることが,もっと困っている子どもたちへの支援に自動的につながる!素晴らしい仕組みだと思います。

 

学校に通う子どもがいなくても,大丈夫!(^^)!

誰でもベルマーク運動はできるのです。

(残念ながら,参加学校以外は,ベルマークを集めても預金にすることはできないため,個人がベルマークで商品を購入することはできませんが。)

近隣の参加校に贈る,回収箱が置いてある公民館やスーパーなどで回収箱にお届けする方法,財団に直接寄贈することもできます。

 

また,数年前からは「一般社団法人ウェブベルマーク協会」が主催・運営している「Web Bellmark」ではWeb Bellmarkのサイトを経由して,いつものネットショッピング(「楽天」「ロハコ」「ベルメゾン」「じゃらん」「アスクル」等40以上のネットショップ)をするだけで,支援ができる!という画期的な支援方法も!!

マイページ登録は,メールアドレスとパスワード登録のみで,住所や生年月日などの個人情報の登録は不要なので安心です。

支援する学校を指定した場合,50%が指定した学校のベルマーク預金へ残りの50%は被災校支援に役立てられ,支援する学校を指定しないで利用した場合は,生み出した支援金はすべて被災校支援に役立てられます。

 

少しでも興味を持たれた方は,【ウェブベルマーク 登録】で検索してみてください。

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無言でいることができた友

弁護士 堀 哲郎

 

今年も,もうすぐ7月7日がやってきます。

13年前のその日,我が良き友深田正人弁護士は46歳の若さでこの世を去りました。

この出来事は,私にとって人生最大の悲しみをもたらし,それは,10年前に父を亡くした今となっても変わりありません。

 

彼とは司法修習同期であり,刑事裁判修習で机を並べて以来,親交を深め,1990年に一緒に浦和法律事務所に入所しました。

入所2年目のある日,仕事で大阪に向う新幹線の車中で,彼が「仕事を忘れ,家庭を忘れ,のんびりとどこか遠くへ行きたいなぁ…」とつぶやいたのがきっかけで,年に1回程度,プライベートで一緒に旅行に出掛けるようになりました。

「あすなろ旅行」と称し,彼が亡くなった年の4月までに(この月の奈良旅行(明日香村)が最後となりました。),17回を数えました。

 

この旅行のルールとして,「旅行中は仕事の話をしない」というのがありました。

仕事を忘れるのが目的の一つでしたから,当然といえば当然ですが,日々紛争の中に身を置いている弁護士にとっては重要なことでした。

 

とにかく,何もかも忘れてボォーっとしていたい,というのが旅行の目的ですから,必然的に旅行中の会話は少なくなり,ときには長時間無言でいることもありました。

2人きりでいるときに,会話が途切れ,しばらく沈黙が続いたりすると,何か話さなければと焦ったり,あるいは若干気まずい雰囲気を感じたりすることがよくありますが,彼といるときは,旅行中に限らず,そのようなことは全くありませんでした。

 

終始無言で互いに何を想っているのかわからないけれど,ただ同じ時間と空間を共有しているという,安らいだ気分に浸ることができました。もちろん,仕事も家庭も忘れてです。

 

このような,かけがえのない友を失った喪失感は如何ともし難く,私の中では,2005年7月の時点で時間が止まったままとなっています。

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マイブーム3

事務局K

 

 

ここ最近,興味を持ち始めたのが,ガーデニングです。

草ぼうぼうの荒れ地と化していた我が家の庭でしたが,2年前,一大決心のもと業者に依頼して改修工事を実施。門にはアーチを,そこから玄関まではアプローチを設け,テラスにはシンボルツリー(ヤマボウシ)を植え,庭半分に芝生を,残りの半分は防草シートを敷いた上に白砂利を敷き詰め,草取り作業の軽減を図りました。

 

かなり無駄を省いた庭となりましたが,やや味気ない空間となったため,ガーデニングの雑誌を参考に,自分好みの庭をめざし,手始めにアーチにツルバラ(カテリーナ)を植えてみました。1年半後,ようやくアーチの半分までツルが伸びてピンクの花を次々と咲かせるようになり,これは成功です。

 

芝生は丹精込めて手入れをしたにもかかわらず,冬場になるとモグラに穴をあけられてしまい,あちこちハゲだらけ。

目下の課題は,モグラ退治。モグラの穴に灯油をまくとモグラが逃げるとの助言のもと実行しましたが,効果なし。庭が灯油臭くなっただけでした。

生け捕りにするグッズを買うしかなさそうですが,つかまえたモグラの処理を想像するとやや怯みそう。

 

白樺(ジャクモンテイ)も2本植えましたが,まだまだ成長過程で存在すら見失いがち。

いずれは大きく成長し,白い幹に緑の葉が映えて涼しげな木陰を演出してくれると期待しています。

なお,この木は約20年で寿命が尽きるとの事。木も大きくなりすぎると手が付けられない状態になるので自然に朽ち果ててくれるのもメリットです。

 

近所のカインズホームに出掛けては草木を物色,また,ネット通販なども利用し流行の庭木(シラトネリコ)なども入手して癒しの空間を目指していますが,何分,素人作業なので一向に完成する気配なし。

 

庭が広すぎるのにも難儀しています。正直なところ,猫の額のようなコンパクトな庭に憧れます。

 

それでも,毎日,植木の成長を見ながら水やり作業をするのも楽しみの一つとなっています。

 

果たして,10年後にはどんな庭になっていることやら‥‥。

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温泉の秘密

弁護士 水口匠

 

 

半月ほど前,当事務所の岡田弁護士,守重弁護士とともに,奥多摩(百尋の滝)にハイキングに行ってきました。

道は狭く,凸凹で,歩くのに難儀しましたが,百尋の滝は想像以上に大きく,見事で,到着したときの爽快感には感動しました。

そして,下山した後,ご褒美として,地元で人気の温泉に行き,疲れをいやしました。

いい汗をかいて疲れたときの温泉は,格別のものがあります。

 

ところで,「温泉」ときいたら,どのようなイメージを持たれるでしょうか。

一般的には,温かい湯,体にいい成分が入っている,硫黄のにおいや特有の色がついていることもある,といったところでしょうか。

他にも,肌がすべすべする,湯冷めしない,酒が飲みたくなるなんていうのもあるかもしれません。

 

温泉については,「温泉法」という法律があり,この法律の2条に温泉とは何だということが規定されています。

それによると,「温泉」とは,地中からゆう出する温水,鉱水及び水蒸気その他のガスで,別表に掲げる温度又は物質を有するもの,ということになります。

そして,温度については25度以上とされています。

 

つまり,地中から湧き出ていて,25度以上あれば,たとえ,何の成分も入っていない真水だとしても,法律上は「温泉」ということになります。

それどころか,液体ではなく,地中から噴き出している水蒸気やガスでさえ,「温泉」ということになってしまうのです。

 

ですから,山を歩いていて,地中から水蒸気が噴き出していたら,それは温泉の可能性が十分にあるということです。

もっとも,そんな温泉,何の魅力も感じませんが。

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左利きに憧れて

弁護士 河原﨑友太

 

 

今中慎二(中日ドラゴンズ)が好きだったからか,なんとなく格好良いからか,幼いころから左利きには強い憧れがありました。

 

少年野球の頃には,右打ちから左打ちに切り替えて,

小学校の教室では,左手にスプーンを持って給食を食べ,

中学の頃には,後輩をバッターボックスに立たせて左投げの練習をして…。

 

今でも,左利きの人を見かけると,「格好良いっすね~」と声をかけてしまう感じ。

 

 

息子が2歳くらいの頃,右手でボールを投げる精度と,左手でボールを投げる精度とのわずかな違いを感じ取った私は,

「この子は左利きに違いない!」

という確信と,

「今のうちに左利きであることを固めなければ!」

という焦りの中で,速やかに左利き用子どもグローブを購入。

 

まだ,そこまで興味のない息子の右手にグローブをはめ,「こっち(左手)で投げるんだよ」と強要し,

それでもなぜかグローブにボールを入れ,グローブでボールを投げようとする息子を宥め続けること約2年(グローブって,投げる道具に見えるんですかね?)。

 

「右でもー,左でもー」

という感じでのらりくらりしていた息子も4歳となった今となっては,明らかに左手で投げるほうが上手に仕上がっています。

 

ただ,箸や鉛筆はすべて右手。

 

悪いことしたかな…。

 

絶対に左利きだと思ったんだけどな…。

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性犯罪規定の刑法改正

弁護士 柳沢里美

 

少し前まで,某有名アイドルが起こした強制わいせつ事件が,連日ニュースに取り上げられていました。

飲酒が絡んでいたことや被害者が未成年であったことなどから,加害者である某アイドルに対しては,厳しい批判の意見がありました。

結局,加害者はグループを脱退し,所属していた事務所との契約も解除されたそうです。

今回,加害者は逮捕されておらず,刑事処分としてもすでに不起訴となっています。

もし有名人などではない一般の人であれば,在宅事件のため仕事を休むこともなく,早期に不起訴処分となれば,日常生活にもそれほど大きな影響はでなかったかもしれません。

今回の事件で,加害者は,これまで築き上げた地位を失い,相当な社会的制裁を受けたと言えるのではないでしょうか。

 

ところで,今回の強制わいせつ罪を含む性犯罪は,昨年の刑法改正により変わりました。

おおまかな改正の内容は,次のとおりです。

 

①これまでの「強姦罪」が「強制性交等罪」に変わりました。

これまでの強姦罪では,被害者は女性に限定されていましたが,強制性交等罪では,男性も被害者となり得ます。

 

②強制性交等罪(これまでの強姦罪)の法定刑の下限が,3年から5年に引き上げられました。

強姦罪の法定刑については,以前から,強盗罪は5年以上の懲役なのに,これより軽かったため,均衡を失するとの意見が強くありました。

これを踏まえ,厳罰化が図られました。

 

③新たに「監護者わいせつ罪」「監護者性交等罪」ができました。

親や同居の親族などからのわいせつ行為や性交等については,暴行・脅迫がなくとも,強制わいせつ罪や強要性交等罪と同じように処罰できることになりました。

 

④強制性交等罪や強制わいせつ罪などの性犯罪が非親告罪となりました。

これまで強姦罪や強制わいせつ罪などの性犯罪については,被害者の告訴がなければ起訴することができない親告罪の規定がありましたが,これがなくなりました。

これによって,被害者の告訴がなくても,検察官が起訴をして裁判を行うことができるようになりました。

 

いずれも重要な改正ですが,私が一番気になるのは,非親告罪となった点です。

親告罪であったときは,加害者が被害者と示談するなどして告訴を取り下げてもらえば,起訴されることはありませんでした。

非親告罪となったことで,たとえ被害者が告訴を取り下げたとしても,起訴される可能性があるため,加害者にとっては不利益な改正であると言えます。

 

一方,被害者にとってはどうでしょうか。

性犯罪の被害者の苦痛は計り知れないため,その配慮は最大限になされなければなりません。

被害者の告訴の有無にかかわらず起訴できるため,告訴するかどうかについての被害者の精神的負担が軽減される可能性はあります。

そもそも,性犯罪の被害者は,被害にあっても警察などに相談すること自体,抵抗があると考えられるので,そのような場合でも,捜査が行われ,加害者に対してしかるべき処分がなされる可能性があります。

しかし,事件に一切関わりたくないと考える被害者もいるはずです。

それでも被害者は捜査への協力を要請され,もし起訴された場合は,裁判の中で証言しなければならないこともあります。

また,親告罪であったときは,被害者と示談をして告訴を取り下げてもらえば,起訴されないため,加害者が被害弁償を行う強い動機があったと考えられますが,非親告罪となったことで,この動機が薄れてしまった可能性があります。

このような側面があるため,非親告罪となったことが,必ずしも被害者にとって有利であるとは言い切れないと思います。

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日本版司法取引

弁護士 岡田宜智

 

今年の6月1日から,いわゆる司法取引が日本でも導入されます。

日本の刑事訴訟法では「証拠収集等への協力及び訴追に関する合意」(第2編第4章)とされており,正式には司法取引という語は使われてはいないのですが,報道等では日本版司法取引などと紹介されています。

 

司法取引という言葉から連想するのは,「罪を認めれば刑を軽くしてやる」と言われたので罪を認めた,といったケースではないでしょうか。

こういった取引は自己負罪型の司法取引と呼ばれ,アメリカなどで見られる司法取引のケースです。

 

6月1日から導入される日本版司法取引では,このような自己負罪型の司法取引は認められていません。

日本においては,他人の事件について訴追協力する(例えば,首謀者を有罪とするために必要な情報を,首謀者ではない他方の共犯者が捜査機関に提供する等)ことによって自分の罪を軽くしてもらう等といった,いわゆる協力型の司法取引しか認められていません。

 

そして,日本版司法取引では,司法取引可能な犯罪が特定されています。

組織的な犯罪等の事案解明のために導入されたという経緯から,司法取引が可能な犯罪は大別すると特定の財政経済犯罪と薬物銃器犯罪に限られています。

殺人や強姦(強制性交等)等の生命身体に関する罪に関して司法取引することはできません。

 

また,手続としては,検察官,協力する被疑者本人及び弁護人の三者で協議をした上で,協議が整ったら一定の合意をするという点が特徴です。

合意が成立すると,被疑者本人は捜査協力等が義務づけられ,検察官は協力した被疑者に対する処分の軽減等の措置をとることが義務づけられます。

 

弁護人としては,捜査協力する側の被疑者の弁護人となる場合も,標的とされた共犯者側の弁護人となる場合もあり,どちらの場合でも適切に対応できるようにしておく必要があります。

 

日本版司法取引が実際にどのような運用になるかについては,今弁護士会でも様々な検討がなされていますが,当初予定していなかった色々な問題点が出てくる可能性があるでしょう。

新しい制度だからよく分からないということのないように,今から私も制度理解を深めなければならないと思っています。

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皮から

事務局M

 

餃子を作りました。

タイトル通り,皮からです!

 

といっても,ひとりで作ったわけではなく,10名弱で手分けして作りました。

 

私は肉を叩き切りました。

餡を作るのに,ひき肉ではなく豚バラ肉が用意されていました。

本格的です。

 

皮は,中国人の方が助っ人として参加してくださり,

それはもう!本格的なものができあがりました。

市販の皮も購入していたのですが,触った感触が全然違って,

餡を包んでいる時から,触感がすでに美味しかったです。

ふわふわなんです!

 

中国では水餃子がメジャーのようです。

たれも助っ人先生に作って頂き,大変美味しく頂くことができました。

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準備できていますか?無期転換ルール

弁護士 守重典子

 

平成24年8月に成立した改正労働契約法により,有期労働契約から無期労働契約へ転換する制度が定められました。

以下でご説明しますとおり,有期労働契約が5年を超えて反復継続される場合に無期転換への申込み権が発生するところ,同改正法の施行が,平成25年4月1日なので,平成30年4から無期転換の申込みが本格的になっています。

そのため,有期社員の方にとっても,有期社員を雇用している企業にとっても,この制度への対応が求められます。

 

既に,コラムの掲載が5月となっており,時機を失した感が否めませんが,今回は,このコラムの場を借りて,この無期転換ルールについて紹介したいと思います。

 

◆そもそも「無期転換ルール」って?

契約期間に定めがある方(パートタイマー,アルバイト,契約社員等)が,有期契約が更新され,5年を超えて反復更新された場合,有期契約労働者の申込みにより,契約期間の定めがない無期労働契約に転換される制度です。

 

例えば,契約期間が1年の場合は,契約が更新され,5回目の更新後の1年間に無期転換申込み権が生じます。

 

契約期間が3年の場合には,1回目の更新後の3年間に無期転換申込み権が発生します。(4年目に既に発生することとなります)

 

この制度は,有期社員として働く方たちがもつ,雇止めの不安を解消するとともに,有期社員が会社の戦力として定着している実態に,雇用形態を合わせるために導入されました。

 

◆有期社員の方が知っておく点

平成25年4月1日以降に開始した有期契約から5年が経過しているからといって,自動的に無期契約に転換されるわけではありません。

あくまでも,有期社員からの申込みが必要となります。

申込みは口頭でも可能ですが,書面でおこなった方が,後のトラブルを防止し,証拠化することができます。

書式のサンプルは,厚生労働省のHPにも掲載されていますので,ご覧ください。

 

また,無期契約申込み権を行使した後,どのような雇用契約の内容となるのか,あらかじめ就業規則を確認しておく必要があるでしょう。

 

◆有期社員を雇用する企業の方(人事担当の方)が知っておく点

まずは,現状雇用している有期社員の人数や職務内容,雇用開始時期を確認し,その社員の無期契約申込み権がいつ発生するのかを確認しましょう。

 

また,無期契約申し込み権が行使された後の契約内容をどうするのか(①単に,契約期間のみを変更するのか,②「正社員」と比較し,勤務地や労働時間,職務内容に制約をつける正社員として雇用するのか,③一般的な正社員と同等に扱うのか)についても検討が必要です。

 

場合によっては,就業規則の変更を検討する必要もあるでしょう。

 

 

既に無期契約申込み権は,本年4月より本格化していますが,

このように,有期社員の方にとっても,有期社員を雇用する企業の方(人事担当の方)にとっても,把握しておく点や対応を検討しておく点は多々あります。特に,準備がまだ整っていない企業の方は早急な対応が要請されます。

 

対象となる有期社員の方も,企業(人事担当)の方も,無期転換ルールに関連してお悩みがある場合には,ぜひご相談ください。

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最近の判例から(最高裁平成29年12月5日決定)

弁護士 沼尻隆一

 

今回紹介する事案ですが,協議離婚した際に,父母のうち,子の親権者と定められた方の親(本件では父親)が,親権者ではない方の親(本件では母親)に対し,「親権にもとづく妨害排除請求」という「民事訴訟」の手続により,子の引き渡しを求めた事案です。

 

最高裁は,このケースに関し,離婚した父母のうち親権者と定められた一方がそうでない他方の親に対し,民事訴訟の方法で,親権にもとづく妨害排除請求としての子の引渡しを求める方法それ自体は認めましたが,本件の事例に関しては,親権者と定められた父親による妨害排除請求は,①対象となる子が7歳であり父母が別居してから4年以上,親権者でない母親のほうが監護していた,②その母親は,親権者の変更を求める調停を家裁に申し立てていた,③父親は,民事訴訟による妨害排除請求という方法ではなく,家裁に対し,「子の監護に関する処分」として子の引き渡し(の審判等)を求めることもできるのにそういった方法は採っていない,などといった理由により,父親の本件子の引き渡し請求を「権利の濫用」にあたるとして認めませんでした。

 

この点,今回の最高裁決定の内容について,民事訴訟による「妨害排除請求」として子の引き渡しが認められるという点については,私見では正直言って,若干の違和感を感じなくもありません。

というのは,民事訴訟という手続きは,基本的には「当事者主義(主張や立証は当事者の自由と責任にゆだねられ,裁判所は積極的に職権を行使しないという建前)」が採られており,家庭裁判所の「審判」のように,裁判所による後見的な役割は,本来期待できないからです。

 

今回のケースでも,民事訴訟の手続きではなく,家庭裁判所に対し,「子の監護に関する処分」として子の引き渡しを求める家事審判を申し立てるのが実務上の通常のやり方だと思いますので,妨害排除請求民事訴訟という方法は,ややイレギュラーな感が否めません。

 

とはいえ,本来的な建前はそうであっても,「親権を行う者は,子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し,義務を負う」旨を定めた民法820条の趣旨に則り,前述のような具体的な事情などを考慮した上で,結論として,本件父親からの請求を権利濫用として退けた本件判例は,事案としては妥当な判断を示したものと考えられます。

 

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盛岡地裁花巻支部

弁護士 堀 哲郎

 

 

前回「青森地裁弘前支部・その2」の終わりに,次回は,この地裁(家裁)支部シリーズを続けようかどうか,迷っていますと書きましたが,結局,原稿の〆切が迫る中,他に適当な題材を見つけることができず,性懲りもなく地裁(家裁)支部シリーズを続けることにしました。

今回は,盛岡地方裁判所花巻支部です。

 

今から約22年前の1996年10月,盛岡地方裁判所花巻支部に損害賠償請求訴訟が提起されました。

被告とされたのは埼玉県在住の人で,この人からの依頼により,被告訴訟代理人として,翌1997年1月から1998年6月まで盛岡地裁花巻支部に通うことになった次第です。

 

第1回口頭弁論期日は1996年12月でしたが,別件の期日と重複していたこともあり,実際には出頭せず,答弁書の擬制陳述で済ませました。

そして,第2回口頭弁論期日の1997年1月から,口頭弁論終結期日の1998年6月までの間,合計9度実際に盛岡地裁花巻支部を訪れました。

 

私の記憶では,当時,盛岡地裁花巻支部では電話会議はまだ実施されておらず,したがって,第1回口頭弁論期日と1998年8月の判決言渡期日を除いた,すべての期日に出頭しました(この間,証拠調(証人尋問2名,原告本人質問,被告本人質問)期日が3期日にわたってありました。

なお,第1回口頭弁論期日と判決言渡期日を欠席した理由については,本シリーズの1回目「奈良地裁葛城支部」をご参照くだされば幸いです。

ちなみに,判決は勝訴判決(原告の請求棄却)でした。

 

盛岡地裁(本庁)(私自身,1992年6月から1995年9月までの3年3ヶ月の間通ったことがあります。)は,構内に石割桜(巨大な花崗岩の割れ目から育った直径約1.35メートル,樹齢360年を超える桜)があることで観光名所となっていますが,盛岡地裁花巻支部は,全国に多々ある地裁(家裁)支部と同様,何の変哲もない裁判所です。

 

そんな盛岡地裁花巻支部へは,自宅から徒歩約10分の上野駅から東北新幹線で,盛岡駅の1つ手前の新花巻駅まで行き,そこからタクシーに乗車し約10分で到着しました。

裁判が終わるととんぼ返りで新花巻駅から東北新幹線で大宮駅まで行き,そこで京浜東北線に乗り換え,与野駅で下車し(当時,浦和法律事務所の最寄駅は京浜東北線の与野駅でした。),事務所に行って仕事をするのが常でした。

 

そんなわけで,花巻は,宮沢賢治所縁の地であり,また,花巻温泉も全国的に有名ですが,一度も訪れることはありませんでした。

 

以上,盛岡地裁花巻支部でした。

次回については,どうなるかわかりませんので,コメントは差し控えさせて頂きます。

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上空を飛ぶのは・・・?

事務局Y

 

先日,20分程度の憲法のミニ学習会に参加しました。

 

資料となったのは,最近の新聞記事を系統たてて集めたものでした。

 

いくつかのテーマがありましたが,そのうちの一つが「軍事費」。

 

私にとっては,なかなか頭に入りづらく,目にしてもつい眺めるだけになってしまう種類の記事です。

 

音を聞いただけで,何が飛んでいるのかわかってしまう軍事ヲタクの方もいるようですが(すごい!),私は,「LRASM」「JASSM」や「AWACS」,「F35B」などアルファベットと数字の羅列を見ても,なかなかピンときません。

 

しかし,今回の資料のように,あるテーマに関する記事だけを切り抜きまとめてあると,ずいぶん読みやすく感じました。

 

今後は,苦手な分野については,この方法で試してみようと思います!

 

 

横田基地にも,オスプレイがもうはややってきてしまいます。

 

願わくは,見上げた空に物騒なものが行き交わないような「安全」を!

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社会保険労務士

水口匠

 

ついこの間,年が明けたと思ったら,あっという間に3か月が経ち,新しい年度に入ってしまいました。

不安と期待を抱きつつ,4月から新しい環境での生活や仕事を迎える方も多いかと思います。

 

私も,4月1日から,当事務所の守重典子弁護士とともに,社会保険労務士として登録をしました。

社会保険労務士(略して「社労士」ともいいます)とは,企業が経営していく上での労務管理や社会保険に関する相談・指導などを行ったり,労働関連や社会保障関連の法令に基づいて書類等の作成代行を行ったりする資格のことをいいます。

要するに,労務と社会保険に特化した専門職といったところです。

 

これまで,弁護士として10年以上にわたり業務を行ってきましたが,その中でしばしば,労務や社会保険に関するより深い知識があれば依頼者や相談者の皆様にとってよりよいサービスを提供することができたと感じることがありました。

しかし,自分への甘さも手伝い,日々の忙しさにかまけて,なかなか継続的に勉強を重ねていくことができずにいました。

これではいけないと一念発起して,自分に鞭をうちながら,昨年5月から約1年にわたって社労士の勉強に勤しんできました。

ともに勉強し,切磋琢磨してきた守重弁護士にも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今後は,社会の経済活動を支えていく企業様に対しまして,今まで以上に充実した法的サービスを提供することで,大きな力になれるよう,研鑽を重ねていく所存です。

何とぞよろしくお願いいたします。

 

また,個人のお客様にとりましても,労務や社会保険を含めた幅広い分野において,適切なサポートをさせていただければと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

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Googleストリートビューと現地調査

弁護士 河原﨑友太

 

 

土地に関するご相談,交通事故に関するご相談などを受けた際に,お話だけでは現地の状況が分からず,イメージを掴みにくいときがあります。

そんなとき,Googleストリートビューで現地を検索すると,現地の状況をざっくりと確認できて,非常に助かります。

 

ただし,やはり写真は写真。

現地に行くとだいぶイメージが異なるということが度々あります。

 

特に,道幅は,写真を見て狭いイメージをして現地に行って,「思ったより道幅があるな~」と思うことはしばしばです。

 

Googleストリートビューでは把握しきれなかったミラーを発見できたり,道路標識を確認したりということもあります。

もちろん,土地の境界石などは,現地に行って,場合によっては土を掘ったり,払ったりしながら探す必要があります。

 

ということで,Googleストリートビューさんには大変お世話になっていますが,やはり自分の目で見て確認するのが一番ですね。

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裁判所の手荷物検査

弁護士 柳沢里美

 

東京の裁判所では,入り口で手荷物検査が行われます。

今年の3月から,さいたまの裁判所でも,手荷物検査が行われるようになりました。

さいたまの裁判所では,これまで特定の事件の裁判の日に,臨時で手荷物検査を行っていたことはありましたが,今回はゲートも設置され,常時実施されることになったようです。

 

この手荷物検査ですが,私たち弁護士や裁判所の関係者などは,入り口で身分証を示せば,受けずに中に入ることができます。

弁護士の身分証といえば,弁護士バッジです。

私は,普段,弁護士バッジは身に着けずに筆箱の中に入れて持ち歩いています。

裁判所に入るときは,毎回,筆箱の中からバッジを取り出して警備員さんに見せます。

バッジを取り出すのにもたつくこともありますが,これまでは弁護士バッジを見せる機会も少なかったので,あまり気にしていませんでした。

しかし,これからは頻繁に通っている裁判所に入るときに,毎回,弁護士バッジを見せなければなりません。

もたつくことなくスマートにバッジを示せる方法を考えています。

 

さいたまの裁判所は,広かったロビーのほとんどの部分が手荷物検査の場所となってしまいました。

入り口が一つになったため,入り口がある棟から別の棟への行き方もとても面倒になりました(さいたまの裁判所は建物の作りが複雑なのです…)。

手荷物検査の実施は,正直,面倒です。

しかし,過去にさいたまの裁判所内で殺傷事件が起きたこともあったので,安全のために,やはり手荷物検査は必要なのでしょう。

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法制審で語られる「社会内処遇」を考える

弁護士 岡田宜智
現在,法制審議会少年法・刑事法部会(以下「法制審」といいます)において,少年法の適用年齢引下げが議論されています。
そして,少年法の適用対象外となる18歳,19歳の再犯防止のためにどのような措置が有効かという議論からひいては成人一般に対して行う「社会内処遇」(刑事施設ではなく社会内において再犯防止措置を講じること)の議論へと問題の対象が拡大されている状況にあります。
ここで,現在議論されている「社会内処遇」のうち,「起訴猶予に伴う再犯防止措置」について少し説明したいと思います。
同措置は,被疑者の犯した罪が軽微で起訴猶予相当であっても,検察官が改善更生のため働きかけが必要と判断した者に対しては,遵守事項を設定し(例えば,福祉的支援を受けることを義務づける等),一定期間検察官が指導・監督を行うことができるようにする,というものです。
一見すると再犯防止のために有益なものと思われるかもしれません。
しかし,検察官はあくまでも刑事手続における一方当事者であり,裁判官のような判断者ではありません。
裁判所による判断を経ず,検察官が自ら被疑者を監視し,被疑者の権利・自由を制約するような処分を行いうるとすれば,刑事手続における検察官本来の役割を逸脱するものではないでしょうか。
また,起訴猶予となる代わりに遵守事項を義務づけられた場合,そこに本人の自発的な意思はあるのでしょうか。
「福祉」は,本人の自立的支援を目的とするものであり,本人の意思によることが前提です。
検察官によって事実上強制されるに等しい福祉は,社会福祉の本来の在り方とは相容れないものではないでしょうか。
埼玉弁護士会では,このような「起訴猶予に伴う再犯防止措置」をはじめとして,現在法制審で議論されている「社会内処遇」について,強い危惧感を有しています。
そこで,この問題を考えるシンポジウム(主催:埼玉弁護士会/千葉県弁護士会,共催:日本弁護士連合会/関東弁護士会連合会)を下記のとおり開催することを予定しています。
  「法制審で語られる『社会内処遇』を考える」
~これって「刑罰」?福祉の「支援」が「監視」に変わる?~
【日時】 平成30年4月7日(土)
     開場 13:00
     開演 13:30 (~17:00予定)
【場所】 弁護士会館2階 講堂「クレオ」
     東京都千代田区霞ヶ関1-1-3
【内容】 ・基調講演
      内田博文さん(九州大学名誉教授)
      水藤昌彦さん(山口県立大学教授)
     ・福祉の専門職によるパネルディスカッションほか 
私も運営委員の一人として,このシンポジウムに微力ながら携わっています。
入場無料,予約も不要なので,当日お時間のある方は,お誘い合わせの上,是非ご来場いただけると幸いです。
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多重債務に関する研修会に参加しました

事務局I

 

 

3月10日の土曜日,埼玉弁護士会主催の多重債務問題に関する研修会に参加しました。

毎年恒例の研修会ですが,今年も当事務所から,弁護士,事務局が多数参加しました。

 

この研修会では,さいたま地方裁判所第3民事部の裁判官や書記官の方々から,埼玉における自己破産・個人再生の現状,手続き選択や事務処理上の注意点について説明がありました。

 

これまでの知識を再確認する内容がほとんどでしたが,申立代理人の役割の重要性や緊急性の高い事案等について,改めて確認することができました。

 

当事務所では,申立代理人だけでなく,破産管財人を務める弁護士が多数いることから,所内でも債務整理の勉強会を定期的に開催するなどして,知識の向上に努めています。

 

弁護士からの指示に適切に対応していけるよう,今後も研磨していきたいと思います。

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スーパー銭湯

弁護士 守重典子

 

先日,異業種交流会に参加してきました。

普段,なかなかお話する機会がない方々ともたくさんお話することができ,大変貴重なお話もすることができました。

 

そのなかで,参加していた方から

「弁護士って休みの日は何をされるんですか」

と聞かれました。

 

先に言ってしまえば,弁護士でも休日は普通に休日を満喫します。多分。

(少なくとも私は。)

 

もちろん,相談の日程が土日じゃなければ難しいという方からの相談に対応させていただく場合や,刑事事件の当番待機日の場合(逮捕された方から面会の要請があったとき,当日,遅くとも翌日に警察署に行って面会する当番弁護士として出動する待機日があります),期限が迫っている仕事がある場合などは別ですが,何も予定が入っていない場合は丸1日お休みです。

 

 

私は最近,そのように丸1日お休みがあるときは,スーパー銭湯に行ってとことんダラけることにハマってます。

 

場所にもよるのかもしれませんが,自宅近くのスーパー銭湯は,炭酸風呂やジャグジー付お風呂のほか,露天風呂,壺のかたちのお風呂,アロマ風呂などいろいろな種類があります。

 

たくさんある種類のお風呂に1回は入らないともったいない気がしてしまうので,いろいろなお風呂に入り,暖まったらお風呂から出てご飯を食べ・・・

 

その後,お昼寝ができる場所で寝たり,マンガを読んだり・・・

 

少し落ち着いたらまたお風呂に行って,今度はサウナに行ったり・・・

 

 

友人にその話をしたら,「その歳でその過ごし方は早くない?」と言われてしまいますが,

あの「1日何もしないで,時間を贅沢に使った感じ」が何ともたまりません。(笑)

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「改正相続法案」国会に提出

弁護士 鈴木幸子

 

 

私は,さいたま家庭裁判所で調停委員として遺産分割調停事件を常時数件担当している。

 

解決が長引く事件の多くは,遺産の大部分が自宅不動産とか農地とかで,現金や預貯金がほとんど無い場合である。

亡くなった人が,「同居して家業を継いでいる長男に遺産のすべてを相続させる。」という遺言を残した場合であっても,他の相続人は最低限の取り分として法律上保障されている遺留分を主張することができる。例えば,相続人として,長男のほかにすでに独立している長女と二男が居た場合には,長女と二男は,遺留分として,それぞれ,遺産の2分の1の3分の1すなわち6分の1ずつの取り分を主張できる。

長男としては,自宅不動産は手放せないし,農地も容易に処分することはできない。

長女や二男としても,不動産を取得するのではなく,遺留分相当額を現金で支払ってもらいたい。

しかし,前述のように,遺産には現金や預貯金がほとんどなく,長男自身にも十分な蓄えがない。

となると,調停では結局協議が整わず,不動産はすべてが長男持分3分の2,長女と二男が持分各6分の1の共有になってしまうのである。

 

これを,長女と二男が何が何でも現金化したいとなれば,地方裁判所に共有物分割請求の裁判を起こさなければならなくなる。

このような争いを防止するためには,亡くなった人が,生前に遺留分相当額の預貯金を蓄えておき,その預貯金は長女と二男に相続させる旨の遺言を残す必要がある。

 

通常国会に提出される「改正相続法案」では,遺留分を主張できる相続人に対し,新たに遺留分侵害額請求権という権利を認め,遺留分相当額を支払わなければならない相続人が現金をすぐに用意できない場合には,裁判所の判断で支払期限を延ばすことができる仕組みも設けられる。

また,「改正相続法案」では,婚姻期間が20年以上の夫婦であれば,夫が「自宅不動産も含め,遺産のすべてを妻に相続させる」旨の遺言を残した場合,自宅不動産は遺産分割の対象から除外されることになるため,仮に,子どもたちが遺留分を主張した場合でも,妻は自宅不動産を処分する必要はなく,妻の他の遺産に対する取り分も増えることになる。

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青森地裁弘前支部・その2

弁護士 堀 哲郎

 

2004年春,埼玉県在住の人(原告)が,自分で,青森県弘前市在住の人(被告)を相手に,さいたま地方裁判所に貸金請求の訴えを起こしました。

すると,被告側から,移送の申立がなされ,事件(本件訴訟)を青森地方裁判所弘前支部に移送するよう求めてきました。

そこで,原告は,自身による訴訟追行を諦め(裁判所に諭されたようです。),当時の財団法人日本法津扶助協会の法律扶助制度(現在は,日本司法支援センター(法テラス)がその業務を引き継いでいます。)を利用し,弁護士を立てて(訴訟代理人として)訴訟追行することにしました。

 

本件訴訟は,原告の被告に対する貸金請求であり,義務履行地たる原告の住所地を管轄するさいたま地方裁判所に管轄権があることは明らかでした(民事訴訟法5条1号)。

一方,民事訴訟法17条は「第一審裁判所は,訴訟がその管轄に属する場合においても,当事者及び尋問を受けるべき証人の住所,使用すべき検証物の所在地その他の事情を考慮して,訴訟の著しい遅滞を避け,又は当事者間の衡平を図るため必要があると認めるときは,申立により又は職権で,訴訟の全部又は一部を他の管轄裁判所に移送することができる。」と規定しています。

本件の場合,被告本人に加え,証人尋問を予定している証人のすべてが青森県内に居住していることなどから,若干意見書のやりとりはあったものの,結果的には青森地裁弘前支部に移送する旨の決定がなされました。

 

以上が2度目の青森地裁弘前支部訪問に至った経緯ですが,事件が青森地裁弘前支部に移送された後は,実際に同裁判所を訪れたのは証拠調期日(証人尋問2名,原告本人質問,被告本人質問)の1度だけで,それ以外は電話会議で済ませたことは,松山地裁宇和島支部のときと同様です。

 

ところで,もし,被告側の移送申立が却下され,そのままさいたま地裁で審理されていたらどうだったでしょうか。

 

実際,本件では,原告側が証人申請した青森県在住の証人2名の証人尋問が実施されましたが,さいたま地裁で実施されていれば,この証人2名の旅費・日当は,とりあえずは原告が負担することになっていたはずです(最終的には敗訴者負担)。

然るに実際には,証人尋問を含む証拠調べは青森地裁弘前支部にて1度だけ実施されたわけですから,原告の負担は,証拠調べ期日における自分自身(原告本人質問のため出頭)及び訴訟代理人の交通費のみということで,前記証人2名の旅費・日当に比較しかなり安上がりでした。

こうしてみると,電話会議の導入は,移送申立の必要性を少なからず軽減したばかりか,それにも増して,国民の裁判を受ける権利の保障(憲法32条)に大いに貢献したものと評価することができると思います。

 

さて,1度目の青森地裁弘前支部訪問は,前回述べたとおり,1991年夏のことで,浦和地裁(現さいたま地裁)に係属していた強盗強姦被告事件の出張尋問のため,青森地裁弘前支部を訪れたわけですが,当時は東北新幹線が盛岡までしか開通しておらず,そのため目的地に到着するまで片道約7時間かかることから,前日から泊りがけで行くしかありませんでした。

もっとも,そのおかげで,前夜には,宿泊地大鰐温泉で催されたねぷた祭りを堪能することが出来たわけですが…。

 

これに対して,2度目は2005年3月のことで,東北新幹線が八戸まで延伸されていたため,目的地まで片道約5時間で辿り着くことが出来ました。

それだけに日帰りが可能なため,以下のとおりの強行軍となり,依頼者からは「何を言ってんだ!」と怒られそうですが,旅情を楽しむなどの余裕は全くありませんでした。

   8:34上野発 はやて5号

  11:31八戸着

 11:38八戸発 特急つがる5号

 13:07弘前着

 13:30~16:30青森地裁弘前支部(証拠調べ)

 16:57弘前バスターミナル発 高速バス(ヨーデル号)

 19:10盛岡着

 20:39盛岡発 はやて30号

 23:02上野着

 

以上,「青森地裁弘前支部」でした。

次回は,この地裁(家裁)支部シリーズを続けようかどうか,迷っています。

盛岡地裁花巻支部,福島地裁白河支部,新潟地裁長岡支部,新潟地裁三条支部,水戸地裁龍ヶ崎支部,水戸地裁下妻支部,宇都宮家裁足利支部,前橋地裁高崎支部,前橋家裁太田支部,千葉地裁佐倉支部,横浜家裁相模原支部,横浜家裁川崎支部,静岡家裁浜松支部など,題材はあるにはあるのですが…。

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99.9が教えてくれること

弁護士 水口匠

 

 

ドラマ「99.9シーズンⅡ」をご覧になっていますか。

1人の刑事弁護士が,他の弁護士も巻き込みながら,捜査機関の作った記録には表れていない,隠された「事実」を徹底的に追及していくドラマです。

 

私は,弁護士もののドラマや検事もののドラマはほとんど見ませんし,見ようという気も起こりません。

やはり,視聴者に興味をもって見てもらうためにかなりの脚色をしているため(そういう意味では刑事ものや医療ものも同じなのかもしれませんが),日々弁護士の仕事をしている私としては,現実とのギャップに興ざめしてしまうからです。

 

ただ,「99.9」は,長女が熱心に見ていたことから,私も何となく目にするようになり,今では日曜日のお楽しみとなっています。

ちなみに,長女が「99.9」を見ているのは,親が弁護士だからではなく,主役である嵐のマツジュンのファンだからです。

 

「99.9」も,もちろんドラマですので,実際の弁護士の仕事とは異なる部分もたくさんあります

一つの事件のために,複数の弁護士が方々に飛び回って何日も泊り込んだり,片っ端から事情聴取をして回るというのは,時間や費用の面から言ってもやはり不可能です(弁護士の仕事って,大部分が地味です)。

ただ,刑事裁判の場面は,これまで私が見たドラマよりも,刑事訴訟法の規定に即した,実際に近い形で表現されているなという印象です。

 

そして,何より,今の日本の刑事裁判が克服できていない課題を指摘してくれています。

ドラマの中にこんなセリフがありました(一度しか見ていないので,正確ではありませんが)。

「裁判官は,検察官が集めてきた証拠だからという。検察官は,裁判官が判断者なのだからという。そして時に弁護士も自分の打算的な考えで判断してしまう。日本の刑事裁判は何のためにあるのか」

「日本の刑事裁判では,疑わしきは被告人の利益にという大原則が軽んじられている」

 

コメディの部分もちりばめられた,見やすいドラマだと思いますので,機会があれば一度ご覧になってみるのもいいかと思います。

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12国記

弁護士 河原﨑友太

 

 

上橋菜穂子さんの『鹿の王』を読破し,ファンタジー小説に目覚めた私。

 

その後は,同『獣の奏者』を読み,どっぷりはまっていく。

 

次は,小野不由美さんの『12国記』シリーズを読み始め,とりあえず,

『月の影 影の海(上・下)』,『風の海 迷宮の岸』,『東の海神 西の滄海』,『風の万里 黎明の空(上・下)』,『黄昏の岸 暁の天』,『図南の翼』

と,短編集と『魔性の子』以外は読み漁る。『魔性の子』は現在読み進め中。

 

もともとはサスペンス系好き。

その多くはフィクション作品であって,その多くは現代社会にある設定の中で作り上げられた世界の話だった。

たまには,現代社会にはない設定のものもあったけど(山田宗樹さんの『百年法』とか),どこか現代社会の延長のような気もする。

そんな世界の話が好きだったのが一転。

 

全く別の世界を舞台とする話にワクワクが止まらない。

 

『12国記』シリーズに関して言えば,

国の統治システムも違うし,そもそも子どもが産まれる過程も違っている。

王に仕える『麒麟』がいて,人でも神でもない『仙』がいる。

 

『12国記』は基本的な統治システムは独裁政治。

国の頂点に立つ『王』が善王であれば国は長く続き,愚王であれば自然と淘汰される。

 

特に,『月の影…』で突如として王となった陽子が,愚王とされた先王の二の舞になりそうなところを,

『風の万里…』,『黄昏の岸…』で成長してく様がものすごく心地よい。

 

ちょっと読みにくいところもありますが,飛ばしてもOK。

登場人物の名前も,「これ,何て読むんだっけ?」という場面は多数あるけど,私はいちいち確認せずに,適当に読んでます。

 

とりあえずおススメです。

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鳥取砂丘

弁護士 柳沢里美

 

 

昨年末,岡山鳥取旅行をしました。

旅の前半は岡山で,倉敷や後楽園などに行きました。

後半は鳥取で,境港(水木しげるロード)や三朝温泉などに行き,最後に鳥取砂丘に行きました。

 

鳥取砂丘は以前からずっと行きたかった場所で,今回の旅行の一番の楽しみでした。

鳥取砂丘に関して事前に得ていた情報は…

・らくだがいる

・歩くと靴に砂が入る

・冬は砂丘が雪景色になることがある

くらいでした。

 

まず,らくだはいませんでした。

らくだは天気がよければいるようですが,当日はあまり天気がよくなかったので不在でした。

 

実際に砂丘を歩くと靴に砂が少し入りましたが,思っていたより入りませんでした。

直前に雨が降り,砂が少し湿っていたからだと思われます。

しかし,普段はもっと砂がさらさらしていて歩きづらいようで,砂丘の入口付近には長靴の貸出がありました。

 

旅行の時期的に鳥取は雪が降っている可能性もありましたが,砂丘に雪はなく,茶色い砂のままでした。

ノーマルな砂丘の景色が見たかったので,雪が降らずに安心しました。

しかし,旅行を終えてしばらくしたら,テレビのニュースで雪景色になっている砂丘の影像を目にしました。

 

ずっと行きたかった砂丘の景色は広大で,間近にある海の潮風も肌で感じることが出来ました。

寒かったですが…

砂丘に行ったのは2017年の大晦日。

気持ちよく新年を迎えることが出来ました。

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自転車保険への加入義務化@埼玉県

弁護士 守重典子

 

先日,運転免許の更新手続に行ってきました。

 

無事故無違反の証である,ゴールド免許を取得してきました。(ほぼほぼペーパードライバーですが・・・)

前回の更新から5年ぶりの更新なので,写真もうまく撮ってもらえるように頑張ってきました!

結果は・・・・

 

 

 

・・・・・・やっぱり微妙・・・・・・(ノД`)

 

 

誰か免許更新のときに写真うつりが良くなる撮られ方を教えてほしいです。(次回更新の平成35年までに)

 

写真はともかく,せっかくいただいたゴールド免許なので,次回の更新もゴールド免許をもらえるよう,違反のないように安全運転を心がけようと改めて思いました。

 

 

しかし,少しだけ気が緩んでしまうのが車両は車両でも「自転車」の方です。

自転車は免許制でもありませんし,子どもからご高齢の方まで,ちょっとそこまで行くのに便利かつ気軽に乗ることができる乗り物です。

 

ゆえに,ライトを点け忘れたり,一時停止のところでしっかり停まらなかったり,といった交通違反をおこしやすい乗り物ともいえます。

 

しかし,道路交通法上,自転車も車両の一種と定められていますから,交通違反によって事故が起きた場合には,道路交通法上の罰則が適用されますし,民事上の損害賠償責任を負う可能性があります。

 

昨年の年末ごろにも,「左手にスマホ,右手に飲み物,両耳にイヤホン」という,非常に危険な運転の仕方で自転車に乗っていた大学生が,77歳の女性が乗る自転車と衝突し,その高齢の女性が亡くなってしまうという痛ましい事故がニュースで取り上げられていたことも記憶に新しいと思います。

 

 

 

このような自転車による事故が増えるなかで,自転車事故による被害者の救済,そして加害者の経済的負担を図るため,埼玉県では平成30年4月から自転車保険への加入が義務化する条例が施行されます。

 

埼玉県民の皆さんなら当然知っていますよね??

(・・・ちなみに生まれも育ちも埼玉県の私はつい先日知りました・・・)

 

保険加入を義務化するといっても,罰則規定は設けられていません。

ですが,普段乗る機会の多い自転車だからこそ,事故を起こすリスクもやはり多いと考えられますから,もしものときのために保険に加入することが大切といえると思います。

 

もっとも,保険に加入しても,スマホしながらの運転や,イヤホンをつけながらの運転,標識を守らない運転などによって事故が生じたなど,自転車を運転していた人の重大な過失によって事故が生じた場合等は,保険対象外になる可能性も考えられますから,安全運転が必要なことに変わりはありません。

 

 

「毎日乗ってるから大丈夫」「ちょっとそこまで行くだけだから大丈夫」なんて思わず,自転車も「車両」という意識をもって,安全運転に気をつけましょう。

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七福神めぐり

事務K

 

新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申しあげます。

 

さて,みなさん七福神参りはされたことありますか。

七福神への信仰は室町時代より始まったと言われ,500年にわたって受け継がれ,年々盛んになっているそうです,

今回は,東京日本橋の七福神参りにチャレンジしてきました。

日本橋七福神は,すべて神社で構成され(お寺が含まれる場所もあるのですね),なおかつ各神社があまり遠くない位置にあることから短時間で回りきれるという点が魅力のようです。

元旦から7日までの間は巡拝記念の色紙の授与があるという事で,1月6日に出向いてみました。

 

朝一番(9時)の到着を狙っていたものの,正月休みの怠惰な生活スタイルが抜けず,人形町駅に降り立ったのが11時過ぎに。

 

まずは,小網神社(福禄寿)に向かいました。

人形町駅から徒歩約7~8分で到着。

しかし,既に神社を半周するほどの参拝者の列。ここまで来て引き返すわけにもいかず,最後尾に並び,牛歩のごとくの歩みで約30分後,無事,参拝が叶いました。

 

当初は,この神社で記念の色紙を買い求め,各神社でご朱印を授かろうと計画していましたが,ご朱印は参拝とは別の列に再度,並ぶ必要があるとの事で早くも断念。

 

続いて,小網神社から最も近い茶ノ木神社(布袋尊)へ。徒歩5分程度で到着。

こちらも参拝者の波。それでも10分程度で参拝できました。

 

さて次は,直ぐ近くの水天宮(弁財天)へ。

交差点を渡りいざ向かうと,こちらは50メートルを超える参拝者の列。

これは相当時間がかかると思い,水天宮は後回しにして松島神社(大黒神)へ。

 

並ぶこと20分程度で参拝。

さらに,こちらでは揃い色紙(すでに七福神のご朱印済みのもの)や縁起物の鈴なども購入できたので一安心。

 

気を取り直して,再び水天宮の列に並ぶこと15分。思いのほか早く境内に入れたものの,境内は参拝者の人波であふれかえっていました。

ここから20分以上はかかりそうな混み具合なので,やむなく遠方から参拝をして水天宮を後にしました。

 

残すところ三神社(末廣神社・毘沙門天,椙森神社・恵比寿神,笠間稲荷神社・寿老神)でしたが,寒さで指の感覚が無くなっていたうえ参拝者の波に心がくじけ,引上げることに。

それでも色紙が手に入ったのは何よりのお土産でした。

 

さて,願い事は「健康祈願」と「地元の稲荷神社の次期役員が滞りなく決まりますように」の2本。

このような中途半端な七福神めぐりではありましたが,お蔭さまで,稲荷神社の次期役員も何とか決まり,今年の3月末で2年間の役目を終えることができる見通しです。

 

今回は,日本橋や人形町の下町情緒に触れるような余裕はありませんでしたが,ご利益も頂きましたので,お礼の意味も込めて来年こそは,きちんと七福神を回りきろうと新年早々の決意です。

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子どもの連れ去りと離婚後の子どもとの面会交流(1)

                      弁護士 鈴木幸子

 

 

昨年11月,最高裁判所は,「子どもの引き渡しに関する『ハーグ条約』に基づき,母親に連れられて日本に入国した16才に満たない子らの返還を求める米国在住の父親の申請を認めた高等裁判所の決定」を変更し,返還を認めないとする決定をした。

その理由は,高等裁判所の決定が確定した後に,返還を求めた父親の自宅が競売にかけられ,父親の養育環境が悪化したことにより,「子らを返還することによって,子らの心身に悪害を及ぼすことその他子らを耐え難い状況に置くこととなる重大な危険があること(ハーグ条約の実施に関する法律28条1項四)」という例外的な拒否事由に該当するからであるとした。

 

「(主として母親による)無断の連れ去りにより有無を言わさずに親子関係を断絶された」と主張する親(主として父親)は,ハーグ条約を論拠として「無断の連れ去り行為」は違法であると非難する。

しかし,ハーグ条約が,原則として一旦子を元の居住国に返還すべきとするのは,子がそれまで暮らしていた国の司法の場で,子の生活環境に関する情報(元の居住国の司法の方がより正確かつ豊富な情報を得やすい)や両親双方の主張を十分に考慮したうえで,子の監護についての判断を行うのが望ましいと考えたからである。また,上記最高裁判所の決定のように,ハーグ条約においても,すべての「無断の連れ去り行為」を違法としている訳ではなく,子の利益の観点から,例外を認めているのである。したがって,ハーグ条約が,日本国内での「無断の連れ去り行為」を違法として非難する論拠たり得るかについては疑問が残る。

 

現に,わが国の家庭裁判所は,別居時に無断で子を連れて出る行為は,暴力をともなうものでない限り違法としていない。その一方で,平成23年の民法改正により,父母が協議上の離婚をするときは,子との面会交流について必要な事項を協議で定めることを義務付け,協議が整わないとき又は協議ができないときは,家庭裁判所が定める(民法766条)と規定されて以降,家庭裁判所は,よほどの事情が認められない限り,原則的に面会交流を認める方針に転換した。このような家庭裁判所の考え方が親権をめぐって,あるいは面会交流をめぐって,より深刻な対立を生むこととなった。

 

続く

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新年の抱負

弁護士 岡田宜智

 

あけましておめでとうございます。

年が明けて平成30年になりました。

平成に生まれた人であっても30歳になる年です。

私は,昭和から平成に元号が変わったときにはすでに物心もついていたので,平成生まれと聞くと大分若い人であるという印象があったのですが,もはやそうでもないのだと改めて思います。

 

最近では,平成の元号が来年には変更されるとの報道がなされています。

その報道を受け,巷では次の元号が何になるかの予想がなされていますが,どのようなものとなるのでしょうね。

希望を持てる明るい時代を表す元号となることを期待しています。

 

さて,肝心な新年の抱負はというと,私は今年で弁護士生活4年目に入りますので,そろそろ他の資格取得を視野に入れ,スキルアップを図りたいと思っています。

 

当事務所では河原﨑弁護士がマンション管理士の資格を取得していますし,今年の年賀状にも「昨年は○○の資格を取得しました~」というような記載をしている友人の弁護士が少なからずいました。

また,民間企業に勤めている友人であっても,自らのスキルアップのため資格取得の勉強をしている人が多くいます。

 

実は,私もこれまで何度か他の資格を取得しようとあれこれ考えたりはしていたのですが,日々の仕事の忙しさを言い訳にし,なかなか本気で考えることができていませんでした。

 

平成生まれが30歳になる年だということもそうですが,自分が弁護士4年目に突入するということに時の流れの早さを感じ,非常に焦燥感に駆られていました(このブログでは,毎回のように時が経つのは早いと嘆いている気がしますが笑,本当に早いと感じています)。

 

友人や諸先輩方たちに感化されたこともあって,私も今年は何か他の資格取得のための勉強を始めることにいたします。

新しいことにチャレンジするには労力が要りますが,楽しみな面もあります。

 

もちろん日々の業務にも一層の力を入れて取り組んで行く次第ですので,今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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